
【分布】
本州、四国、九州に分布。
ただし、九州では絶滅した可能性が高く、
中国・四国地方では生息数が少ない。
【特徴】
頭胴長は約100~150cm。
体重は100kgを超えるものもいる。
雌雄同色。
ややオスの方が大型。
全身が黒褐色で、
ほとんどの個体には、
胸にその名の由来となっている
白っぽい月の輪模様がある。
【習性】
平野部から高山まで広く見られるが、
主として
ブナ林を中心とする奥山の森林に生息する。
木登りが得意で、
ブナやミズナラ、ヤマブドウの実などを
樹上で採食することも多い。
葉の落ちた晩秋には、
その採食跡の
円座(クマダナ)がよく見られる。
暖地に生息する個体などの一部を除いて、
多くの個体は冬眠する。
冬眠は樹洞や土穴などを利用し、
そこで繁殖する。
雑食性で、
農作物や造林木などに加害することがある。
【捕獲制限数】
ツキノワグマについて捕獲等の禁止
現行
・禁止する区域は
三重県、奈良県、和歌山 県、
島根県、広島県、山口県、
徳島県、 香川県、愛媛県、高知県、
福岡県、佐賀 県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県及 び鹿児島県
禁止期間は
平成24年9月15日から平成29 年9月14日
改正案
禁止する区域は
三重県、奈良県、和歌山 県、
島根県、広島県、山口県、
徳島県、 香川県、愛媛県及び高知県
禁止期間は
平成29年9月15日から平成34 年9月14日