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ザ・リング2

2005年06月09日 | 映画レビュー
「また、あえるね」

日本映画「リング」のハリウッドリメイク版「ザ・リング」の続編。「リング2」のリメイクではなく、完全オリジナルストーリーとして、本家「リング」の監督である中田秀夫がメガホンを取っています。

「THE JUON/呪怨」が全米大ヒットを記録したのは、まさに快挙でした。完全に和製ホラーがハリウッドで認知されることになり、日本映画監督に観客集客力があることを証明したんだから。そんな中、今度は「リング」の中田秀夫監督がハリウッドデビューした「ザ・リング」の続編が、またまた全米ナンバー1ヒットに!こちらは批評家受けは良くなかったんだけど、観た限りではそれほど悪くはない。日本版のストーリーをなぞりすぎた前作よりは、完全オリジナルストーリーの本作の方が楽しく観ることができました。日本人が監督している割に、ハリウッド映画らしい作りでしたね。まぁ、全然怖くはないし、ちょっと”リング”の世界を逸脱してる気もしましたが(まるで「仄暗い水の底から」チック)。

最後のナオミ・ワッツのセリフにシビれました。この映画が和製ホラーではなく、純粋なハリウッドホラーであることを示唆しているだけでなく、映画全体のテーマもこのセリフに集約されているように思う。カッコイイぞ、ナオミ。この一言に、俺は☆を一つ献上したいと思います。

この映画のヒットで、中田秀夫監督は「The EYE」のハリウッドリメイク版に取り掛かることになりました。秋には「仄暗い水の底から」のリメイク版「ダーク・ウォーター」(ジェニファー・コネリー主演)も公開されるし、まだまだ日本のハリウッド進出は始まったばかりだね。


独断評価:★★★☆

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