Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

シャローム先生との出会い

2017-02-10 15:31:01 | 日記
昨年の暮れ頃から新しい先生に師事している。
イスラエルに移り住んでから3人目の先生だ。
本来は師事する先生は一人が望ましいとされているようだが、最初の師匠はスタジオを閉鎖し海外での巡業が増えてしまい、次の先生は物静かで若いせいなのか、たまたま集まる参加者がそうだっただけなのか、とにかく遅刻や早退などが多く、私も3年以上粘ってクラスの成熟を待ってみたものの残念ながら改善の見込みなく、ゆっくりとだが確実に私までモチベーションを削がれていってしまったため、そのクラスを離れることにした。知性に富み努力も惜しまない青年なのでクラスを制御できない点が本当に惜しまれる。

さて、次はどこで練習をしようか。
不思議なものでそういう時は自分に必要な師が新たに現れる。それがシャローム先生である。
最初にクラスを受けた時はずいぶんアライメントにうるさい先生だと思った。
半ば仕方がない気持ちで2回目、3回目と足を運んでいるうちに、この先生の良さがわかってきた。
5回、6回と回を重ねるごとにアーサナに変化を感じるようになった。外見ではそれほど変わりがないようでも内側で働くエネルギーの流れがガラリと変わり、特にスタンディングでの脚の力強さは今までになかったものを感じる。

自主練がメインだし歳も歳だし、これくらいできればまあ上出来だろうと思っていたところを遠慮なく攻めてくる。できないけどできるかのように誤魔化していた部分を見逃さない。筋肉の使い方まで見透かされているよう。

それまではクラスでも自主練でも練習の度に自分の限界との対面が増えてきていた私に、可能性と対面する場面が戻ってきた。自分の思い込みを打ち消されることは最初抵抗もあったが、近頃はそれが心地良くさえある。
当然モチベーションは上がり、ヨガという旅路の先がもっと遠くまで見通せるようになってきた。

身体的な部分にフォーカスしすぎると囚われが生じるので「今年の目標」は掲げないことにしたのだけれど、久しぶりにブレイクスルーを遂げる日は遠くないぞという予感はしている。
春は近い。


Nozomi

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