






恐ろしいほど長いです。お付き合い下さい♪
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「あなた考えたことある?お母さんのこと」
「わたしはなんですてられたのか知らない。それがいちばんいやかも。
理由がわからない、いっしょの記憶がないの。」
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「ニューグローブ劇場」のこけらおとしで、アガサ・クリスティ作の
戯曲<検事側の証人>の舞台の上演中でした

建物の所有者は「ローク・インダストリーズ」
設計施工、すべてに掛けてロークのあたうかぎりの才能と頭脳を取り入れ
古い建物はかつての壮麗さを取り戻していました。
ロークに「何故、この芝居をこけらおとしに選んだの」と聞くイヴに
「最高のストーリだけに持つ永遠のテーマ。
愛と裏切りと殺人、すべてが詰め込まれている」とローク

キャストもロークが吟味して選んでいたのでした

この物語は「罪を犯した愛する夫をかばい嘘の証言をする妻。
結局夫は無罪になります。でも夫は妻を裏切り若い女と腕を組んで
妻の前に現れます。逆上した妻は夫を刺し殺してしまう」
と言う内容です

所が妻役のアリーナが舞台で刺したナイフは本物とすり替えられていて
夫の役のドラコが死んでしまったのでした

ロークとイヴはオーナ専用シートでドクター・マイラ夫婦も客席で
観戦中でした。
イヴとローク・マイラ夫婦と3000人の目の前でおきた殺人事件に
イヴが取り組んで行きます。
事情を聞こうと足止めをした出演者一人一人にはそれぞれに動機があって
疑えば全員が怪しいのです。
しかも誰にきいてもドラコの評判はよくなかったのです。
自分の容姿をいい事に麻薬を常用し、おんなにだらしなかったのです



妻役のアリーナー・・・ドラコにドラックの道に引き込まれスターの座を傷つけられた
代役のマイケル・・・ドラコが降りればスポットライトが自分ものに・・
若い女役のカーリー・・・人前でベットでの事を暴露され屈辱を受けた
判事役のケネス・・・若い時のトラブルを抱えている目ざわりな関係でした
その他にもたくさんの人がドラコの不幸を願っていたのです。


ロークとイヴの目の前で行われたこの事件はマスコミにも大々的に扱われ
ホイットニー(イヴの上司)からも全力で解決するようにとの命令を受けました
関係者400人はフィーニーとマグナブのEDDが
観客3000人は同僚のバクスターを中心に数名の制服が一人一人を調べ上げると言う、
気の遠くなるような作業を開始します

そしてイヴとピーボディは出演者を調べ上げるのでした


捜査中のイヴのもとにチャンネル75のナディーンからリンクがあり
是非会って欲しいとの切羽詰った様子・・

ナディーンはキャスターになりかけの頃、ドラコと関係があり
夢中になった頃あっけなく捨てられた苦い出来事をイヴに話をするのでした

しかもドラコが殺された前日にドラコからの誘いで再開し誘惑されそうに
なった所を殴って帰って来た事、そしてあの劇場に足を運んでもう吹っ切れた
事を再確認したくて、開演途中に楽屋を訪れようとしてた事を・・・
ナディーンは自分にも容疑がかかるのではないかと
イヴに不安の胸の打ちを打ち明けるのでした

その夜、ドラコの滞在していたホテルの部屋をもう一度調べ直しに行った
イヴとロークが見た物は自分が関係した相手とのベットでの様子を
無断で撮ったディスクや麻薬それに沢山の性玩具のでした

ドラコにとってその場その場の快楽を求める事しか頭になかったのです

その中にナディーンを撮ったディスクもあったのです。
(イヴが事件解決後ナディーンに返します。ナディーンもイヴに
感謝し胸を撫で下ろすのでした

その後同じホテルに泊まっていたアリーナに話を聞く為に訪れた部屋には
思いがけない来客が来ていました。
それは公認コンパニオン(LC)のチャールズ・モンローでピーボディが
付き合っている彼だったのです

ピーボディは彼の職業を知った上でチャールズと付き合っているのですが
イブに取っては二人の関係は理解で来ていなかったのです

仕事で訪れたであろうチャールズにイヴは嫌悪の態度を示してしまいます
こんな時ピーボディをつれて来なくて良かったと、傷つくピーボディを
イヴは見たくなかったのです

チャールズは「僕の仕事を彼女は理解してくれてる僕にとっては大事な人なんだ」といいます

「しかもまだ彼女とは寝てもないんだ。ディリア(ピーボディのファーストネーム)を大事に思っている」と・・
お互いにピーボディを思う気持ちを吐き出した二人は少し
あゆみ寄る事が出来たのです

今回はイヴとピーボディのコンビにも亀裂が入りそうになりました。
イヴがナディーンとチャールズの事を捜査ファイルに載せながらも
封印しておいた事にピーボディが気が付き


ナディーンの事は誰にも話さないでと言われていた事だし、
チャールズの事はピーボディが傷つくと思うイヴの配慮からだったのです

しかもその道のプロなのに二人がまだ寝ていない事を気にしていた
ピーボディにとってイヴに知られてしまった事がショックでした


マグナブとは相変らず付き合っていてチャールズともデートを重ねる
ピーボディにイヴは理解出来ない所もありますが

「チャールズがあなたとそんな関係にならないのは大事に
思っているからだ」とイヴはいい・・

「私に魅力がないからでしょうか?」と言うピーボディに
「私が男だったらきっとあなたにとびのるわ・・

(ピーボディの生涯の恋人はどっちなのでしょうか・・)
イヴの思いを知ったピーボディはようやくわだかまりを捨て
言いたい事をいい合えば後はいつもの名コンビに早代わりです

今回の事件はピーボディを一回り大きくしました

事情徴収の後にイヴは必ず「どう思った」とピーボディにたずねます。
イヴのもとに来て一年余りピーボディも事件を推測する力が
備わって来たようで、イヴを頷かせる場面も出て来ました

イヴにとって男女の仲はまだまだ理解し切れていない所が有りました。
「人にはただ一人だけ生涯の恋人がいるのだと・・今回の殺人は
それが元になっているのではないか」とのピーボディの推理に
イヴは理解できずに、考え込んでしまうのでした

「生涯の恋人が現れたら恋人はその人の持ち物になります」とピーボディ・・
「持ち物の意味をもっとはっきり説明せよ」とイヴ・・(爆)
「普段仕事をしていてもその事を考え、それを守りたい、幸せにしたい
安らぎを与えたいと願うこと・・あなたにもいるんだからわかるでしょう」
詳しくピーボディに聞くイヴは愛すると言う事がどういうことか?
表現する事も上手くないのです


この殺人事件は思わない方向へと進んで行きます

話はさかのぼって20数年前になります

アリーナとケネスは恋仲だったのですが、そこにドラコは入り込み
アリーナと深い中になってしまいます。
アリーナが妊娠してしまった事を堺にドラコが
あっけなくアリーナを捨ててしまったのです

ケネスは自殺しようとしていたアリーナを助けドラコに怒りをぶつけ
暴力を降るってしまいます。
(その事は示談に終わって多額の賠償金を支払ったのですが・・)
妊娠したアリーナの面倒を見て密かに子供を生ませて里親の
世話までしてやっていたのでした

ケネスにとってアリーナは生涯の恋人だったのです

アリーナは生まれて来た子供を片時も忘れていなかったのです

そして今回の出演依頼でそこで逢ったカーリーが自分の生んだ子だと気が付くのです

ドラコの性格を見抜いていたアリーナがカーリーに手をださないでと頼んだのですが
ドラコは自分の子供と知りながら自分の異常な快楽を求めるあまり
カーリーに迫ったのです

もちろんカーリーはドラコが実の父親だと言う事をしりません。
カーリをもてあそびいつものように捨てた悪魔ドラコは
それに飽き足らずに母と子を一緒にもてあそぼうと考えていました。
アリーナはカーリーを救いたいが為におかした殺人だったのです

イヴは実の親に強姦されて、母親にも捨てられている自分と
アリーナ・カーリー親子に自分を重ねて見てしまいます

生んで捨てた母親の気もち「どんな時でも忘れる事はなかった」と言う
言葉に自分を生んだ母に思いを馳せるのでした

それに実の父親とも知らないで関係をもってしまったカーリーに
容赦なくその事を告げるのです

ピーボディはイヴのやり方が腑に落ちませんでした。
もっと違ったやり方が有ったのではないかと・・

イヴはどんな方法で知らされてもカーリーの心には傷が残る
今できることはカーリーが容疑者からはずされる事なのだと・・

考える時間も与えないで聞き出せば本当の姿が見えて来るそうすれば
ドラコとの事を知らなかったとわかれば容疑者からはずされるのだ

カーリーの気持ちがわかるイヴは父親に強姦される事がどんな気持ちか
忘れたくても忘れられない・・・

暖かい家庭に育ったあなたに何がわかるのだとピーボディに
辛く当たってしまいます。

イヴにとっても辛い仕事だったのです

思わずピーボディにあたってしまったイヴは
2時間休んでくると帰った自宅でイヴはロークに辛い胸の打ちを
ぶつけます

ロークに聞いて貰う事がイヴの心を安らげる方法なのです

そして何もかも受け止めてくれるロークを愛いするのです

合流したピーボディもあの時のイヴのやり方に不満を述べた事を謝罪し
イヴのやり方が正しかったと理解するのでした


母の思いを知ったもう一つの出来事は第8話で知り合った、
アカデミをでたばかりの巡査トゥルーハートの親子関係です

イヴはあの事件後、トゥルーハートを殺人課に呼んでいたのです

まだまだ幼の残る巡査でしたがその純心な目を伸ばしてやりたい
との気持ちからでした。

ある日第1容疑者となったケネスが逃亡し、見張りについていたトゥルーハート
だけが変装したケネスを知っていることで逮捕に動向させました

追い詰めた場所で張り込んでいた交通警察の警部がイヴの指揮を
守らずに大勢の市民の前で容疑者を取り押さえようと思うあまりに
部下に携帯の銃を使わせてしまったのです

ケネスを追い詰めるイヴの前に足の早いトゥルーハートが追いかけ
その発砲した銃にあたって大怪我をしてしまいます

イヴは自分の監視のもとで起きた部下の事故で若い大事な命を
危険にさらした事を悔やみました

すべて自分の責任だと・・

トゥルーハートの母親はイヴに
「出来れば息子をこんな目には合せたくないです。あの子は
私のすべてです。痛い思いをしている事は想像も仕度ありません」
「息子さんはすぐに気を失いましたから痛い思いはしなかったでしょう」
「ありがとうございます。こんなに気をかけてもらって
息子はあなたに憧れていました。
あなたと一緒に仕事ができる事がうれしくてしかたがなかったのです

警察官は奉仕と保護のもとで仕事をしています。愛する家族がその仕事に
付いている事は穏やかではありませんが息子のする事を信じています

「あなたのお母さんもそうでしょう」
「私には母はいません」
「ごめんなさい・・でもあなたを愛する人ならきっとそう思って
おられるでしょうね

(そばで頷くロークがいました)
母の愛はすさまじく力強いと、母のいないイヴは
母親はこんな風に思うものだと言う事をはじめて知りました。
母親の深い愛情を身に持って知ったのでした

イヴはロークから贈り物をされる事が1番嫌いなのです

トゥルーハートにお見舞いを買うと言うピーボディについて
ゲーム売り場に行きます。
そこで買ったゲームは「ローク・インダストリーズ」の製品で
支払いをしようと差し出したカードはレベル1といわれ
クレジットで引き落とされない事をはじめて知ったのです。
(イヴは買い物は滅多にしません。必要最低限のものはネットで
買っていたから・・・(爆))
「夫が無制限のカードをくれて喜ばない妻はいない」とピーボディがいいます。
「ここにいるのよ」とイヴは怒ります。

後で「どういう事なの」ロークに詰めよるイヴがイヴらしいくってニッコリしてしまいました

ロークがくれるもので喜んで貰うものが一つ有ります。
それはチョコレートたっぷり付いたキャンディバーです

食べることもそこそこに仕事に没頭するイヴのためにロークは
キャンデーバーを用意しています。「これは夕食(昼食)の代わりでは
ないんだよ警部補」と一言いい添えて・・・

イヴはこのキャンデーバーだけは引ったくるように受け取ります。
いつもどんな時でもタイミングよく与えてくれるロークにイヴは私は
いままで何かロークにしてやった事があったかしら?と考え込むのでした

そして思いついた事はロークのためにディナーを用意する事です

もちろん初めての事でイヴは精魂尽き果てます

帰って来たロークがイヴがまたなにやら企んでいるのではないかと
疑いますがイヴの気持ちを知ったロークは心から喜びます

ふ~~ラブラブの二人がすご~~くよかっです。





犯人を突き止めて殺人事件は解決したのですが
「はじめて被害者を思いやれなかったわ」と言うイヴの言葉が印象に
残りました。

イヴは容疑者にどうやれば刑が軽くなるかを
事細やかに言ってあげているのでした。
獄中でも娘の様子が聞けるようにとたのんでいる母親・・・
今まで漠然としか考えた事がない
母親と言うものにイヴははじめていい印象を抱いたのではないかと思います
