焼成完了

窓を開けていると色々な「来客」があります。
その中でも非常に珍しいヤツが来ました。
激しい羽音に、猫とともにびっくりしながら窓を見てみると、
トンボがいました。ガキの頃は虫が大好きだったのに、
長らくご無沙汰していたためか、ちょっと怖かった。
おそるおそる手を伸ばし、指に乗っけて窓から解放してやりました。

さて、冒頭から完全に脱線してしまいましたが、
NY陶芸教室での最後の焼成を行いました。
今回使用した土は、普段の土よりも高温で焼けるため、
焼成後の強度が飛躍的にアップ！！！　しかも黒っぽくなるのでかっこいい。

期待を胸に窯出し、はたして、、、、。


泥沼No.4、期待通りの仕上がりに興奮しています。

泥沼No.5、これからある物を足して完成です。

泥沼No.6 光沢がいい感じです。この粘土、かなり気に入っています。

泥沼No.7と集合写真。黒檀で彫ったアフリカン・スカラプチャーみたいです。
これからもどんどん増えていきますよ～！！！！

このシリーズの他にもこんな奴らも焼いています。

”黒”ワンコ　白もいいけど黒もいい感じに出来ました。
でも、黒だとご利益がないかも。もしくは災いの元？

梟もやっと完成しました。なかなかの出来映え、満足しています。
これで依頼された方も喜んでもらえると思うのですが、どうでしょう。

泥沼No1~3も焼きました。こいつ等はまたアップします。

スタジオの移転のため、作業を中断しているのがとてももどかしい。
引っ越しも一週間延びた事だし、もう一体ぐらい作ったろか！！！
なんて本気で思っちゃいます。、、でもやる事が山積みなので、
それどころじゃないのが現状です。

頭の中はアイデアでパンッパンです！！！

地下核実験

駄々っ子が我が侭を聞いてもらえず駄々を捏ねている、、、

そんなイメージですが、どうなんでしょうか。

もっとも、史上最悪に危険な「駄々っ子」がすぐ近くに居る日本にとり、
こんなにスリリングで迷惑な話はありませんが、、、。

僕を見て、僕の話をきいて、僕の言う事に従って！！！

さもないと、、、、グレちゃうからね！！！！

番長にお伺いを立てても、番長は番長で忙しくってそれどころじゃないのが
現状ですし、、、。

どうします、日本？

先行きがますます不安です。

引っ越し準備

泥沼羊の制作を一休みして、スタジオ移転の準備を始めました。

だけど、荷物が多すぎてどこから手を付ければいいのか、、、
とりあえず、出来る事から始めようと思い、少しずつ片付けています。

この二週間で作った作品は７体、まずまずのペースだと思います。

一体一体眺めていると、各々の作品に愛着はあるんですが、
どうしても個人的な好き嫌いが目立ってきます。

納得のいかない作品、気に入らない作品は廃棄して作り直すってのが
いいのかもしれないけど、そこにはほら、劣等生もそれなりに味があるっていうか。
でも、自分の中に存在するメッセージなどを具現化したものがアートであれば、
「作品の持つ個性」という一言で片付けてもいいものなのだろうか。
アートは表現だから、表現できていないものは排除するべきなんだろうか、、、。
分かりません！！！

ややこしい事を考えながらも、手はちゃんと動いています。
陶芸教室で作る最後の作品、作りながら「ああ、これでこの場所におさらばか」
なんてちょっと感傷的になりつつも、なかなかの手応えの作品になりました。

よ、ほ、っととと、ってな感じでバランスとりながら泥沼を歩く羊。
転ばないように気をつけて下さい。



地獄だろうが、天国だろうが、はたまた現世であろうが
バランス感覚を保ちながら進むのが一番良いのかもしれません。
偏った思考は偏見や妬み、恨みや怒りを生み出して、、、、
なんて小難しい事はいっか。

窮鼠

猫はかまないですが、追い込まれてはじめて実力を発揮する、
よくある事ではないでしょうか。

学生の頃から、試験勉強は基本的に一夜漬け（結果は無惨）、
論文などは期限の一週間前を切ってからスタート（むろん結果はひどい）。

ひどい結果が帰って来るたびに「今度は毎日こつこつと」と反省するのですが、
三日も経てばそんな誓いもどこの空やら、、、。

そんな訳でして、そんな駄目人間の性質は三十路に突入しても全く変わらず、
スタジオ移転も二週間を切ったこの時期になって制作のペースが上がってきました。
限られた時間内で何体作れるかな～、、、、。
気がつくと、一日に一体のペースで制作がススムススム♪

作りかけの作品を仕上げ、新しい作品に取り掛かる、良い傾向です。
そんな訳で、泥沼シリーズ第五体目を仕上げました。

本焼きした後にあるものを足して完成です。

さらに、泥沼シリーズ６、７の制作に掛かります。
シリーズ６作目は既に途中まで制作しているので、今日は腕や手、
頭部の制作がメインでした。

泥沼の中に飛び込んでいこうとしている、勇猛果敢な女性、、、
かどうかは分かりませんが、まあ、彼女がどんな状況下に居るのかは
ご想像にお任せします。

さあ、行くわよ！！！ってなかんじでしょうか。

インスピレーション

先日、友人のRさんに誘われ、ICFF（International Contemporary Furniture Fair)
というイベントに行ってきました。
普段は畑違いの家具ですが、自分の空間の中に「置く」という観点から見てみと、
アートも家具も装飾品ですからね、やっぱ共通点は沢山あります。
それに、かっこいい家具はやっぱ良いですよね～。

人間ってもんは、本人が気付かないうちに
何かにインスパイアされるもんなんですね。
見聞を広げるってことは、とっても大切なんだな～としみじみ実感。

ニューヨークって街は、世界中からいろんなもんが集まってくるから、
ただ単純に知らないものや想像を超えるものがゴロゴロと転がっています。
ただ、その量が多すぎて、何から見れば良いのか分からず、
頑張って全てを見てみようとすると、頭が破裂してしまいます。

引き蘢っていないで、たまには外に繰り出してみるってのも必要ですね。

さて、泥沼シリーズも五体目の制作に入りました。
時間的に見ても、これが今のスタジオで制作する最後の作品になりそうです。
とは言え、多分何かしら作ってしまうと思いますが、、、。


これは完成品を見ないと、何をやっているのかちょっと分かりづらいかも。
でも、なかなかいい感じに作業は進んでいます。

様々なポーズや表情を取り入れていきたいです。
最近は北斎などの日本画に描かれている人物像に興味があります。
もっともっといろんな事に興味を持って、勉強しようと思います。

五月晴れ

ここ数日と打って変わり、今日はどピーカン。


こんな日は、テンションが上がります。外出が楽しい日ですね。

さて、泥沼シリーズの４体目が完成しました。

今回作ったこの「おんぶ」している羊、このポーズは
はじめて作ってみましたが、なかなか楽しかったので、
今後はもっと複雑に絡み合った羊達の制作を考えています。

このシリーズもだんだんはまってきました。
スタジオを移転する前に、あと何体つくれるでしょうかね。


この二人は一体どんな関係なんでしょうね、、、

まだまだいろんな事を学んでいます。
もっともっとバラエティーに富んだ作品を沢山作るぞ！！！

どんよりぐも

おもちゃ箱みたいなマンハッタンのビル群に
どんよりと雲がかかっているのを部屋から見ると、
なんだか気分が乗らないんですよね～。

制作は進んでいるような、いないような、、、。

制作途中ですが、四体目です。


まだ完成していないけれど、何だかこの作品には既に愛着を感じ始めています。
これは変な話、欲しいって言う人がすぐに現れそうな気がします。



苦しんでたり、足滑らしたりと、ネガティブな奴らばっかりですけど、
これからはもっと様々な奴らが出てきます、お楽しみに。

あーとし－ん いん にゅーよーく

昨夜はいつもお世話になっているHPGRPで
新たな展示会のオープニングレセプションがあったので行ってきました。

ギャラリーでは日本で活動されているアーティストさん達の展示会と、
こっちを拠点に活動している日本人アーティストさんの展示会が
同時に行われていました。

NY在住のアーティストFさん、よくギャラリーでお会いするのですが、
彼の作品を生で（？直に、、？）みるのははじめて。
以前に彼のポートフォリオを拝見したのですが、とっても面白い。
どんな作品なのか、楽しみだ～、とわくわくしながら会場へ。

、、、いや～、アートって楽しいです。
そしてNYって本当に楽しい場所です。
人間の想像力ってすばらしいです。

とっても良い作品でした。

今回展示している作品の他にも、独創的で美しい作品を作っている
彼のホームページはこちら。
　　　　　↓
<http://www.kentarofujioka.com>

勝手にのっけちゃってるけど良いのかな？怒られないかな、、、。

一度酒でも呑みながらじっくりお話がしてみたい人物です。

アート万歳、にゅーよーく万歳！！！

インドア派

と、別に意識している訳じゃないんですが、、、。

でも、一年の大半を室内で過ごしている事を思うと、
立派な「インドア派」ですね。

天気がいい日は制作なんて忘れて、肉でも焼いて酒を呑みたい。
そんな事を考えながら、やはりスタジオで羊と戯れる俺。

日曜日はスタジオの定休日なので、人がいなくて静かでいい。
それよりももっと良いのが、上の階に最近引っ越してきた
キックボクシングジムが休みだって事。
そりゃ、もう騒音と振動がひどいのなんの。
まるで高架下で暮らしているような感じ。ここは新橋の飲み屋か！！！

誰にも、何にも邪魔をされずに（もちろんスタジオの人たちは
普段から誰も邪魔しません！！！言葉のあやですから、あしからず）
作業に没頭しました。

泥沼シリーズの第三弾が完成しました。

おもいっきり蹴りを入れている羊。それでもなお縋り付く羊。
修羅場っすね。



彼らの明日は、、、修羅場はまだまだ続きます。

こんてんぽらり～ あ～と

９月にボストンにほど近い Tufts University という大学の
ギャラリーで、日本人の現代アートを集めた展示会に
出展する事が決まりました。

自分でも「なんで？」、と思ってしまいましたが、
まあ、頑張っていればそのうち誰かの目に留まるってことですね。

そんな訳でして、サボらずに制作を頑張ろうと思っています
（これが僕にとって一番大変な事なんです、、、）。

さて、作業中だった「泥沼」シリーズの第二弾が完成しました。


泥沼にはまり、滑って転びそうな所を助けられているのか、
それとも後ろの人には良い迷惑なのか、、、。
ま、それはご想像におまかせするってことで。

こんなご時世だからこそ、助け合いの精神を大切にしたいもんですね。

次の作品も製作中です。近日中にアップします。