WBC (World Baseball Classic) もいよいよ決勝戦ですね。「第1次リーグから通算して4勝3敗の日本チームが同6勝1敗の韓国チームを凌いで決勝進出というはおかしい」という声もありますが、対キューバの決勝戦で頑張って(たとえ勝てなくても)、「日本の野球はやっぱり凄い」ということをあらためて世界に示してほしいです。
ちなみに、日本が韓国を6-0で下した準決勝について、当ブログでも何度かご紹介しているBob DuPuy氏のブログには「Tonight we had the first decisive win in what seems like a week.」と書いてあります。この「decisive win」というのは「圧勝」とか「完勝」という意味で書いたんだろうと思いますが、なんとなく「誰にも文句の付けようのない」…つまり、「1つや2つの誤審では勝敗が引っくり返ることはなかっただろう」とも読めちゃいませんか?
今回は第1次リーグの組み合わせ(偏っている?)、各試合の開催地(アメリカ・チームが勝ち上がるという前提になっている?)、チーム編成(国によっては必ずしもベストチームではない)、そして誤審問題(アメリカ有利?)や政治的思惑(キューバ出場の是非)等、いろいろと物議がかもされましたが、これらは次回以降への「課題」ということで、WBCが発展してくれるよう願います。「アメリカが意外と弱かったから、WBCはもうやらない」なんて主催者のMLBが言いませんように…。
さて、キューバと日本の決勝進出が決まった後の記事をいろいろ読み比べてみました。興味深いことに、MAJOR.JPやAsahi.comの日本語記事では見当たらない王監督やイチロー選手のコメントがMLB.comやWorldBaseballClassic.comの英語記事に出て来ます。もちろん、日本語で言ったことは通訳さんを通して英語に変えられてるので、元のニュアンスはわかりませんが、最初から英語で言ってるものも一部あって面白いです。日本の記者とアメリカの記者の視点の違いも伺えて楽しいです。
例えば、この英語記事には「The legendary Sadaharu Oh said, in no uncertain terms on Sunday, that Ichiro Suzuki has surpassed Hideki Matsui as the top Japanese player in that nation.」…つまり、「イチローは松井(秀喜)を凌ぐ日本一のプレイヤーだ」と王監督が言ったとあります。
この英語記事では王監督やイチロー選手のユーモラスなコメントも紹介しています。例えば、対キューバ戦の先発投手が正式発表される数時間前に「先発は誰ですか?」と訊かれた王監督は「キューバ・チームの先発は誰なの?」と斬り返し、記者たちがそれに答えられないでいると(まだ先方の先発も発表されてなかったので)、王監督は英語で「OK, later.(じゃあ、あとで)」と言い、笑いを取ったそうです。
また、「日本野球のどんな要素を取り入れたらメジャー・リーグは進歩すると思いますか?」と訊かれたイチロー選手は「ダグアウトをもう少しきれいにすること。アメリカには汚いダグアウトがいっぱいあるからね。これは真剣に提案したい」と答えたそうです。これも実状を熟知しているアメリカ人記者たちにはかなり受けたようです。一方、「メジャー・リーグの選手たちは日本の選手たちよりも野球というものに対する情熱をもっと持っている。これは日本の選手たちにも伝えたい」のだとか…。
なお、この英語記事によると、キューバ・チームのヴェレス監督が「我々はアジアのチームの戦い方を知っている。彼らはラテン・アメリカの選手たちと同じように全力でプレイする」と言っています。これはメジャー・チームに対する皮肉なんでしょうか?でも、監督さん、日本チームをわかりきったつもりでいると、痛い目に合うかもしれませんよぉ。
日本チームの王監督はこの日本語記事によると「(キューバは)日本と似ていて、細かい野球をする。鏡を見て試合しないとね」 と言ったそうです。ふうん…王監督が言うのなら、似てることは似てるんでしょうね。
ところで、この英語記事では準決勝で活躍した上原投手の通常シーズンのデータを紹介していて、さらに「再来年にはメジャー・リーグに参加するんじゃないか?」って言ってますね。日本ではこの話題は出てますか?
最後に…日本語記事を読んでいて1つ気になったことがあります。今回のWBCの準決勝&決勝戦の開催地であるPETCO Parkを「ペトコ・パーク」もしくは「ペトコ球場」と訳してあるんですが、PETCOというのは実は企業名で、ペット関連の商品を扱う店なんです。ですから、「ペトコ」ではなく「ペットコ」とした方が正しいじゃないかと思います。
ちなみに、日本が韓国を6-0で下した準決勝について、当ブログでも何度かご紹介しているBob DuPuy氏のブログには「Tonight we had the first decisive win in what seems like a week.」と書いてあります。この「decisive win」というのは「圧勝」とか「完勝」という意味で書いたんだろうと思いますが、なんとなく「誰にも文句の付けようのない」…つまり、「1つや2つの誤審では勝敗が引っくり返ることはなかっただろう」とも読めちゃいませんか?
今回は第1次リーグの組み合わせ(偏っている?)、各試合の開催地(アメリカ・チームが勝ち上がるという前提になっている?)、チーム編成(国によっては必ずしもベストチームではない)、そして誤審問題(アメリカ有利?)や政治的思惑(キューバ出場の是非)等、いろいろと物議がかもされましたが、これらは次回以降への「課題」ということで、WBCが発展してくれるよう願います。「アメリカが意外と弱かったから、WBCはもうやらない」なんて主催者のMLBが言いませんように…。
さて、キューバと日本の決勝進出が決まった後の記事をいろいろ読み比べてみました。興味深いことに、MAJOR.JPやAsahi.comの日本語記事では見当たらない王監督やイチロー選手のコメントがMLB.comやWorldBaseballClassic.comの英語記事に出て来ます。もちろん、日本語で言ったことは通訳さんを通して英語に変えられてるので、元のニュアンスはわかりませんが、最初から英語で言ってるものも一部あって面白いです。日本の記者とアメリカの記者の視点の違いも伺えて楽しいです。
例えば、この英語記事には「The legendary Sadaharu Oh said, in no uncertain terms on Sunday, that Ichiro Suzuki has surpassed Hideki Matsui as the top Japanese player in that nation.」…つまり、「イチローは松井(秀喜)を凌ぐ日本一のプレイヤーだ」と王監督が言ったとあります。
この英語記事では王監督やイチロー選手のユーモラスなコメントも紹介しています。例えば、対キューバ戦の先発投手が正式発表される数時間前に「先発は誰ですか?」と訊かれた王監督は「キューバ・チームの先発は誰なの?」と斬り返し、記者たちがそれに答えられないでいると(まだ先方の先発も発表されてなかったので)、王監督は英語で「OK, later.(じゃあ、あとで)」と言い、笑いを取ったそうです。
また、「日本野球のどんな要素を取り入れたらメジャー・リーグは進歩すると思いますか?」と訊かれたイチロー選手は「ダグアウトをもう少しきれいにすること。アメリカには汚いダグアウトがいっぱいあるからね。これは真剣に提案したい」と答えたそうです。これも実状を熟知しているアメリカ人記者たちにはかなり受けたようです。一方、「メジャー・リーグの選手たちは日本の選手たちよりも野球というものに対する情熱をもっと持っている。これは日本の選手たちにも伝えたい」のだとか…。
なお、この英語記事によると、キューバ・チームのヴェレス監督が「我々はアジアのチームの戦い方を知っている。彼らはラテン・アメリカの選手たちと同じように全力でプレイする」と言っています。これはメジャー・チームに対する皮肉なんでしょうか?でも、監督さん、日本チームをわかりきったつもりでいると、痛い目に合うかもしれませんよぉ。
日本チームの王監督はこの日本語記事によると「(キューバは)日本と似ていて、細かい野球をする。鏡を見て試合しないとね」 と言ったそうです。ふうん…王監督が言うのなら、似てることは似てるんでしょうね。
ところで、この英語記事では準決勝で活躍した上原投手の通常シーズンのデータを紹介していて、さらに「再来年にはメジャー・リーグに参加するんじゃないか?」って言ってますね。日本ではこの話題は出てますか?
最後に…日本語記事を読んでいて1つ気になったことがあります。今回のWBCの準決勝&決勝戦の開催地であるPETCO Parkを「ペトコ・パーク」もしくは「ペトコ球場」と訳してあるんですが、PETCOというのは実は企業名で、ペット関連の商品を扱う店なんです。ですから、「ペトコ」ではなく「ペットコ」とした方が正しいじゃないかと思います。
今回、デイヴィッドソン審判がまたも一塁線審でしたが、心配されたジャッジのトラブルもなく、本当にいい内容の試合でした。
大リーグが薬物疑惑で揺れ、韓国の選手にもドーピングが摘発されたりする中、日本はフェアプレーの美しさで、世界一になったことは誇っていいと思います。
ベストナインに選ばれた松坂も、上原とともにメジャー移籍を狙っている選手ですが、これでずいぶん名前と顔を売ったんじゃないですかね。ちなみにベストナインの一人、里崎捕手はわが徳島出身の選手です。彼はまさしく徳島の誇りです。
今回は誤審問題もあり(!?)、韓国戦で日本が負けた時点で
「もう終わりか…」と思いましたが、
大どんでん返しで決勝までやってきましたね
今、外出先から戻ってきたら、強豪キューバに互角どころか
一歩リードしてるじゃないですか!(大興奮!)
これからきっちりに向かって応援します♪
(月)は『24』が始まる9時までに子どもに寝付いてもらう…というのが理想ですが(笑)、なかなかそうは行きません。まあ、10時までに寝付いてくれれば、『CSI: Miami』はリアルタイムで見れますけどね。(さすがに、PBが始まる8時までに寝付いてもらうのは不可能でしょう。)
今日はWBCの決勝戦なので、ESPNを見るためにスポーツバーにでも連れてってあげようかと検討中です。もちろん、試合開始(現地時間午後6時)までに宿題が終わってるという前提ですが…。一応、同僚に録画を頼んであるんですけど、ぴこまこさんがおっしゃるように生で見たいですからね。それで、ドラマは夜中にでも見ます。
うちの方では、テレビ放送が24から重なっておりますので、Prison Break の間にこどもを寝かせて・・・と計画中です。野球は生に限りますからね。薬でももらないと叶いそうにないのですが・・