楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

猫にご用心

2011-08-22 01:37:41 | これはタイ変

可愛い子猫ですね!7月下旬にバンコクの家の近所で生まれた子猫です。ほぼ同時に3匹か4匹生まれたみたいです。子供たちは猫好きなので、ときどき家に連れてきて遊んでいるのです。

こんな可愛い子猫ですけど、立派な爪をもっていますし、性格の悪い子猫だと、咬みついたりもするんですよ。

でも、この子猫たちは幸い性格は良い方で、悪戯もあまりしませんし、指を口に近づけても、決して噛んだりしません。今のところは。

ところが先週、妻がちょっと油断した隙に事件が起きました。この子猫たちは関係ありませんが、近所に住みついている野良猫が犯人です。

犯人というからには悪いことをしたわけです。妻の左腕にご丁寧に2回も咬みついたのです。状況はというと、妻が魚の残りを皿にいれて、餌として食べさせようとしたときに、いつもなら餌だけに食いつくのに、何を間違えたのか、腕を本気で咬んでしまったのです。残念ながら、私は日本に帰っていますので証拠写真は撮れませんでした。

タイにお住いの方はご存じでしょうが、これは一大事なのです。場合によっては命を落とすこともあるからです。

さすがに妻はタイ人ですから、事の重大さは分かっていました。咬まれてから1時間後には病院にいました。

その日の夜も、私の方からいつものようにスカイプでコミュニケーションをしようと思って呼びかけたのに、お姉ちゃんが応答して「ママはいま病院に行ってる」と言うのです。「何で今頃病院に行くの?」と聞いたら、「メウ カット」というのです。

メウ カット?・・・・2秒かかって、「猫が咬んだ」と理解しました。ありゃりゃりゃ、こりゃ大変です。犬も始末が悪いけど、猫に咬まれるのはもっと面倒なことが多いのです。いろんなばい菌を持っていますから。

一番怖いのは破傷風です。日本だと「錆びた釘を踏んだら気をつけろ」と昔からよく言いますが、タイでは「猫に咬まれたら気をつけろ」なのです。

妻は病院で破傷風のワクチンと抗生物質の注射をうけて帰ってきました。驚いたことに、6か月先まで通院日程を指定されたことです。破傷風のワクチンって大変なんですね。知りませんでした。

様子を見るために3日後と1週間後と2週間後に通院。1か月後に2回目のワクチン注射。6か月目に3回目の注射をするんだそうです。潜伏期間は3日~3週間ということですが、すぐにワクチンを注射すれば、破傷風菌が毒になって体内に回る前に、ほとんど無毒化されるのだそうです。

幸い傷害保険に入っていたので、私立病院なのに、3000バーツほどの治療費は無料でした。(でも一つの傷害で5000バーツまでしか保証されない安い保険なので、そのうちお金は取られることになります。)

ところで、タイの猫が破傷風菌を持っているパーセントはどれくらいなんでしょうか?ちょっと調べたところでは分かりませんでしたが、「お決まりの処置」という感じで手際よくワクチンを打ってくれたところからすると、タイでは猫から破傷風になる人がわんさかいるのではないかと思います。病院にも行けずに手遅れになる人も多いのではないでしょうか。とくに田舎では。

日本では、今どき破傷風になったという話をあまり聞きませんが、子供のときの3種混合ワクチンが徹底されている成果かもしれません。

とにかく、タイでは可愛い猫にもご用心、ということを絶対に忘れてはいけません。

君たちは、絶対に人を咬んだり、引っ掻いたりしてはいけませんよ。それとも3種混合ワクチンをやってみるかい?

 

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