今朝6時半ごろ、庭にいるラッキーが、門のところから外を見て、しきりに吠えていました。寝室の窓から外を見ても、道路には誰もいません。どうしてだろうと、よく目を凝らすと、何か黒いものが動いています。なんだ、小鳥じゃないか・・・
でも、犬に吠えられているのに、その小鳥は一向に飛ぶ気配がないのです。何やら、身体をくねくねと動かしているようにも見えます。まさか!私は玄関を出て、近くに行ってみました。そのまさかでした。
わずか30秒ほどの間に、道路を右から左へ3メートルくらい横に移動しました。そして何と、わが家の方に向かってきました。
よいしょ、よっこらしょっと、まるで手か足があるみたい。うまくヒレも利用しています。
一番距離が進むのは、身体をくねらせて、その反動を利用したときです。
ラッキーは、ずっと低いうなり声をあげて警戒を怠りません。
こんな姿の魚です。
このあと、そのまま門の下をくぐって庭に入ってきたのです。
ところが、あまりに驚いてしまったので、ビデオカメラの撮影ボタンを押してないのに、押したと勘違いして撮影を続けたため、さかな君とラッキーの対戦は映っていませんでした。残念至極!もしプロのカメラマンだったら、即刻クビですね。
映像なしで実況しますと、さかな君は門を入ってから急な上り坂道なのに、スピードが衰えず、まっしぐらに玄関に向いました。ラッキーは10センチくらいの距離で、鼻先をさかな君の鼻先に向けたまま、ときどき「ワン!」と吠えます。でも決して手を出そうとはしません。もちろん噛んだりしません。最初の唸り声がかげをひそめ、親愛の情がこもったような、かわいい「ワン!」という声なのです。さかな君が危険人物でないことを理解したようです。
しばらくは、さかな君の行進を、第一発見者のラッキーは子供たちと一緒に見つめていました。でも妻がやってきて状況は一変しました。さかな君を見るなり「こりゃおいしそう。今朝のおかずにしましょうね」と言って台所に連れて行ってしまいました。
というのは、真っ赤な嘘です。私が「どうしようか」と言うと、妻は逃がすというのです。逃がした場所は、裏の田んぼにある水路の中です。
魚が距離にして5メートルも6メートルも歩くのを見たのは初めてです。そもそも水がないと魚は生きられないと思っていたのですが、そんなことは全然ないんですね。いや~、面白いものを見てしまいました。
ラッキーも生き物を慈しむ気持ちがあるのかもしれませんね。ボールやサンダルにはすぐ手を出すくせに、一生懸命歩いているさかな君には「ワン(がんばれ!)」と可愛い声援を送りながら、ずっと見守ることができました?
それにしても、歩くさかな君はどこからやってきて、どこへ行こうとしていたのでしょうか。わが家の裏の田んぼを目指していたとしても、出発地は???
東南アジアには、数百メートルの陸地を移動する「歩く魚」がいるそうです。よりによってラッキーが見つけるとは、奇遇ですね。
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アップの写真、コウモリか…とおもってしまいました
魚がこうやって地上を跳ね歩くなんて信じられないですね
川とか海が近くにあるんですか?
それにしてもビデオ、見たかったなぁ
http://www.youtube.com/watch?v=1OgmSRQwDKs&feature=player_detailpage
自分のビデオをブログにアップする方法がわからないのが残念です。gooブログはできないのかもしれません。
家族の足音はすぐ分かり、知らない人
の足音には 警戒します。
ラッキー賢いです この魚の接近にいち早く
気がつき 群れである家族に声を出して
教えています。
ラッキー可愛いですね!
魚のくせに歩くとは 生意気な奴ですね!
さすが、アメージング・タイランド!!
日本だったらもちろんトップニュースの扱いか・・・。
タイは何があってもおかしくないという証明に値するくらいの珍しい出来事です。でも、魚や虫はいいですけど、虎とコブラだけは来ないことを願います。