真贋論争

ここは、オカ板の「JJ」の真贋論争からはじまる、EINHERJAR氏のにちゃんねるへの考察をまとめたブログです。

第20夜 #5

2007年02月28日 | 第20夜

○「経済・エネルギー事情」についてのオレからの再質問

しかしソフトバンクという企業名を出したのはあなたなのですから、いきなり
言えません、と言われても、こちらはただ戸惑うばかりです。
OSと半導体みたいですが、それらをあらたに開発するということでしょうか。
ソフトバンクは企業買収をして大きくなってきた会社ですので、乗っ取った
系列会社でこれらの発明品が出てくるということなんですか。
ただソフトバンクに買収されるような企業は、色々とスネに傷を持つところが
多いので、それほど有望な技術があるようには思われないのです。
また世界を代表する大きな会社になる起爆剤が、伏字のOSと半導体だとしたら、
今までの大手企業が苦しんだように、利益を出すのにものすごい設備投資が必要で、
ボーダフォン買収で資産の大半を吐き出したソフトバンクにそれだけの資金調達が
可能だとは、現時点ではさすがに思えないのですよ。
前述のように、ソフトバンクはすでに中国へ進出しているのですが、これが今後の
話ならば、中国が分裂するような混乱期に、これらの新発明品を持って市場開拓を
行うというのはおかしくないですか?
米と対立する伏線があるなら、資本主義陣営の企業は中国から離れていくはずで、
この流れと矛盾が出てきます。
見た、というのならば仕方がないのですが、どうも現実味が薄いというのが
正直なオレの感想です。

○「北朝鮮問題」及び「日本改造計画」についてのオレからの再質問

具体的にお願いします。
たしかに北と南の朝鮮には反米の機運がありますが、韓国は実際には反米国家
ではありません。
また彼らは、北朝鮮といきなり統一というのも望んでいません。
同胞愛では結ばれているのかもしれませんが、経済格差がある状態では、
東西ドイツの二の舞になることが分っているからです。
民主国家と軍事独裁国家が一緒になるのは、ちょっと想像がつきません。
今の政治状況で統一の目が見えてこないのです。
なぜこれらの国々が、無謀ともいえる統一を成し遂げたのでしょうか。
対アメリカというからには戦争をするのですか?
軍事力が低下している金正日が、世界最強のアメリカに戦争を仕掛けるのですか?
同盟国の一員である韓国が、盟主たるアメリカと戦争をするのですか?
テポドンは脅し外交、とあなたが言ったビジョンとの矛盾はありませんか?
今後と言わず、あなたが今まで見た予知の中での整理をお願いできませんか?

またアメリカによる復興支援で、日本を改造?するシステムなども
詳細をお願いします。

○64みらいからのお返

『>>326さんも長文書いてくださってますが、先ほども申しましたとおり
満足して頂ける回答を打ち込むにはかなり時間が必要ですね。。
性急に今全てまとめてくれませんか!と言われると、本当に困ってしまいます。
ここは長く続けて、良い場にしたいですし。もちろん、今までビジョンを全て
まとめていませんので今後ゆっくりそれをやらせてください。』

このように64みらいは、オレへの質問には答えず、後でまとめるからと
約束し、逃げてしまう。(もちろんその後、まとめ作業などしないわけだが)
質問を答えるのが嫌なわりに、恐怖の予言を垂れ流すのはお好きだったようだ。

『増税・税率UP・ニート対策大コケ・年金受給年齢問題が発生』
『2021年には消費税率が18%』
『土砂災害多発』
『創価学会や統一協会の躍進』
『農作物の高騰』
『原発の事故』
『2026年、超人ハルクのように薄い緑色をした人型ロボット ハーフオーの誕生』
『環境汚染による動物の奇形、絶滅する動物が増加、一方で新種の生物が出現』
『細菌兵器などの影響で、今とは異なる生態系へと変化』
『米で女性大統領が誕生し、戦争へ向かっての士気が高まる』
『日本は大地震、中国は内紛激化、おまけに気象異常で世界中が大混乱』
『沖縄にミサイル、さんご礁が死滅』

ここのスレだけでも、上記のような不吉な未来がこれでもかと盛り込まれていた。
この釣り師は、基本的に自分の将来に救いがないと感じているらしい。
そういう負の念の嫌悪から、64みらいへの興味が急激に失われていく。
緑のロボット「ハーフオー」の登場とか、クロアチア戦で日本の敗北を匂わせて
いたのに、実際の試合では引き分けだった等、これ以上の検証は時間の無駄だと
感じたため、このスレが埋まって以降、大量の質問文を抱えたオレは、スレに
書き込む事すら億劫となり撤退してしまった。(たまにROMする程度)
カルト教団にしろ、明菜の罠にしろ、これでもまだ64みらいに縋るような人間達
ならば仕方がない、とも思っていた。
が、その直後、明菜のネタバレ騒動が起きる。
(・・・・なにぃ!JJ=明菜だってぇ!?じゃあ、コイツはJJなのか!?)
こうして再び、64みらいへの興味が湧いてきたのだった。

ではここで、彼がやってきた事の真相をあらためて究明してみよう。

 

○64みらい(JJ)のスタンスについて

大雑把に言うと、右翼には反米傾向があり、大東亜戦争の解釈で左翼と対立して
いるだけであって、それを除けばお互いに似通っている部分は多い。
ゆえに反米だから左翼思想の持ち主、と安易に判断するべきではない。
彼が「911テロ米政府陰謀説」を持ち出して来たのは、予言にオカルト的な要素を
加味したかったからだと考えられる。
ただしもうひとつ、彼の境遇も些か関係していたのではあるまいか。

未来予知というテーマで、64みらいが投げつけて来たものは、どれも破滅的で
救いのない物語だった。
おそらく彼は、自分の未来が明るいとは信じていない。
JJでは、シナリオを書いていた人物が、まともな感性の持ち主で、オカルトに
染まっていなかったがゆえに、平穏な日常の連続という、至極まともな未来を
オレ達へ提示しており、それに沿って演技をしていただけなのだろう。
だが、その脚本家はすでにいない。
蓋スレ同様、ひとつの祭りが終わったら、ユニットは解散するからだ。

新しい相棒と組んで、64みらいという祭りを作ったが、彼の連発する予言の
速さから考えて、きちんとしたストーリーなど最初からなかったと思われる。
いくつかの決まり事があっても、JJに比べたら自由度は遥かに高い。
そこで彼の深層意識が、皮肉にもストレートに出てしまう。
911テロに関しても、裏設定が何かあるように匂わせていたくせに、オレの
突っ込みを受けるや否や、答える間もなく慌てて逃げてしまう。
こちらが拍子抜けするほどの呆気なさだったので、たぶんこれも彼が即興で
作った予言だったはずだ。

米政府の陰謀説を唱える連中は、世の中に不満を持っているタイプが多い。
「アメリカ=強大=勝ち組」という連想をするからだ。

まともに考えれば、わざわざビルに飛行機をぶつけなくても、ビルそのものに
爆薬を仕掛けたほうが、確実で合理的であろう。
テロリストの攻撃をわざと見逃していたとしても、もし狙いがホワイトハウスや
原発だったら、国家の威信に関わる大惨事になってしまう。
これはあまりにも、リスクが高すぎるのではないか。
しかし米政府が世界支配を企んでいると恐れる人々には、こんな簡単な理屈が
理解できない。
論理性ではなく、感情で物事を判断しているせいだ。
つまり貧乏ゆえの僻み根性である。
きっとどこかで、良い思いをしている金持ち連中がいるに違いない。
発想や思考能力が、まずはそこから始まっているのだろう。

おそらく彼の中には強い負の感情が渦巻いているので、「911テロ米政府陰謀説」
を気軽に使ってしまったのだ。
政治に少しでも興味があれば、アメリカが支配者気分でやりたい放題をしていると
いうのはただの幻想であり、善人とまでは言わないが、向こうの連中も自国の利益
や平和、信念のために、懸命に努力しているのが理解できるはずだ。
外交とは内政の延長であり、民主主義を標榜している国なのだから、いくつもの
妥協を重ねるのは当然なのだ。
「攻殻機動隊」が好きらしいので、たぶんその方面の知識は、もっぱらアニメや
漫画で培われた二次的かつデフォルメされた情報が中心なのだろう。
(J2発言をしていた人間のIDを、JJ本スレで検索した結果による考察)

こういった事から、彼は勉強嫌いの怠け者、その上自分の境遇に不満を抱いている、
社会から阻害された人間だ、とオレは睨んでいる。
そうした自己嫌悪や劣等感があるからこそ、やたらと強いものを嫌悪するのだ。
嫌韓な人々ですら、群れて虚勢を張っているように見えてしまう。
このような集団への苦手意識から考え、彼は孤独な人間であると分析できる。

○64みらいとJJに共通する「2035年」の謎

64みらいの予言にはJJとの共通点が多いが、そのひとつに予言の終わりが
暗示されている箇所がある。

未来が予知できる人います?その10
ttp://www.geocities.jp/jj2chlog1/1099465339.htm

>69 :JJ :04/11/08 02:04:16 ID:5bmpvCAQ
>>>63
>自分が夢に見た自分の知人の様子から見て、おそらく今から30年くらいあとだと思うんですけど
>(だから2035年前後?)それが一番あとの未来だと思いますね。
(略)

64みらいのお告げスレ
ttp://w2.abcoroti.com/~shingan/mirai/1150104716.html

>819 名前: 64みらい ◆EXnZryklu2 2006/06/13(火) 17:43:37 ID:QV+6m+IJ0
(略)
>いずれにせよ2030年以降になると、ど近眼で風景を見る感じなので
>字は全く読めないし、風景も色しか分からないとかそういう雰囲気ですね。

JJが、2035年以降の予知夢が見れないと語っていたので、てっきり彼の寿命が
尽きるのがその年なのだ、と解釈していた。
さすがにこれを指摘する意地の悪い住人はいなかったように覚えているが(いた
かもしれないけど)、この部分はオレにとって非常に印象深い一件だった。

ところが64みらいでも、同じような年代を平然と投げつけてきた。
2030年以降、予知がぼやけると言っていたので、2030年そのものが終焉というわけ
ではなく、その数年後に何かが起こるという事なのだろうから、やはり2035年あたり
を「終わり」と想定していたと思われる。
当時のオレは、そこまで真似するのかよw、と呆れ果ててしまったが、「JJ=明菜
=64みらい」となってしまってからは、違う受け取り方をするようになった。
というのも、何か彼にとってこの2035年とは、人生の終わりを象徴する不安な心情
が込められているのではないか、と気がついたのだ。

彼は、リアルな部分に触れられるのを嫌がる傾向があった。
自分の住んでいる地域を、悲惨な未来から外した心理からも、それは読み取れる。
ところが、繰り返し議題に挙がるであろう「2035年問題」に対し、彼のそういった
抵抗が見られなかった。
普通ならば、「あんたがそこで死ぬからじゃねぇの?」と何度も突っ込まれる事
ぐらい、簡単に想像できたはずだ。
それを最初から織り込み済みで、あえて「終焉」という記号を出してきた。
素直なあきらめムードが漂っているのが奇妙だ。
自分の力ではどうにもならない、何か、なのだ。
優秀なプロ固定は心理的な負担を軽くするため、意味のない書き込みに重要な
ヒントを隠すイタズラを好む、という話はすでに何度か書いている。
おそらくこれも、そういった一種のスリルなのだろう。
自分だけにしか分からない、自虐的なギャグ。

彼の年齢は、「ファミコン世代」「パソ通世代」「80年代中期以降の芸能人の法則」
により、「35~45歳説」(30~45歳説は破棄)であろうと推測している。
40歳前後で、主な仕事が掲示板の盛り上げ係、というのは、さすがにこの先の
人生に大いなる不安を感じているに違いあるまい。
にもかかわらず、これからまだ30年近くも生きようとするのも図々しい話だ。
ゆえに、彼は自殺を考えるようなタイプではない。
引きこもりながらも、ちゃっかり長生きをするしぶとさを持っている。
では終わりの暗示とは、何を指し示しているのか。  

おそらく死である事については変わりないだろう。
ただし彼本人ではなく、他の誰かの死だ。
つまり親、というか母親の死についての暗示だ。

女は男よりも頑丈だからちょっとだけ長生きし、平均寿命で表すと、男は78歳、
女で85歳と言われている。
ttp://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life04/1.html

だがここで気になるのが、彼が2035年という端数を使っている事だ。
普通は、ゼロの区切りの年数を思い浮かべる。(例:2030年)
誰かに何かを言われた結果、そこから2035年という中途半端な数字が、彼の
心に強く根付いていたのではないか。
もしこれが、母親の寿命のカウントダウンだとしたらどうであろう。

たとえば母親が「自分はここまで生きるつもりだ」と語る場合、80歳では当たり
前すぎ、かといって100歳では無理っぽい感じだ。
そこで間を取って90歳まで生きる、という願望に落ち着くような気がする。
これなら消極的でもなく、高望みでもないだろう。
彼の母親は口癖で、「自分は90歳まで生きるつもりだから」といったような事を
しばしば口にしていたのではないか。
そうした背景から、彼はJJの時点で逆算し、2035年という数値を割り出した。

2035年-2004年≒約30年
90歳-30年=60歳

つまり母親の年齢は、JJをやり始めた頃には、だいたい60歳だった事になる。
この年代の方はわりと早婚で、出産年齢も早かっただろうから、20歳ちょっとで
第一子を生んだ可能性が高い。
安心して引きこもりができるのは、他者の存在を感じさせない一人っ子だったためで、
それゆえファミコンやPCを、親に比較的早い段階から与えられていたのだろう。
という事は、60歳の母親が20歳+αで生んだ子供となると、やはりJJ時の彼は
40歳前後であったと思われる。

では、母親の寿命が尽きる日を「終焉」と捉えているのはなぜだろうか。
年金受給者の母親がいなくなると、食べていけなくなるからだとか、自分の世話を
する者がいなくなるからだとか、そういった事も色々と考えられる。
しかし本音は、母親がいなくなると、本当に独りぼっちになってしまうという恐怖が
あるためではないのか。

90歳まで生きると語る母親は、息子の将来が心配で、あえて自分が生きたい年月を
息子に口癖のように語りかけ、自らを励まし頑張ろうとしていた。
平均寿命より、少しだけ高望みした数字。
そこまでは何としてでも息子を守らなくては、といった使命感のような、あるいは
母性本能のようなものがあったのかもしれない。(実際にできるかどうかは別として)
やがて90歳という数字は、いつしか彼にとって、人生のカウントダウンへとすり
替わってしまった。
2035年というのは、彼が母親と一緒にいられる最大限の期間だった。
だからそれ以降の予言ができなかった。

唯一の希望がなくなる年だからだ。


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