「脳血管撮影(鼠径部穿刺)」いよいよ始まりました!
まず、足の付け根の部分はカテーテルを刺すので、部分麻酔でした。あと……よく覚えていないのですが、酸素マスク(?)みたいなヤツを顔に付けたと思います。
『だんだん気持ちがリラックスしてくると思います。寝ちゃっていいですよ。』と言われた記憶があります。
“だんだん気持ちがリラックスしない性格”の僕は、これから何が起こるんだろうと、興味津々でした。
まず、足の付け根からカテーテル挿入。もちろん、痛くありません。主治医のb先生が、手を動かす音が聞こえます。しゅるしゅるしゅるしゅるー……って、どこまで入れてんの?
まさか、脳にまでその管が来てるってこと、無いよね? そう思ったらもう、動けません。だって、うっかり首とか動かして、カテーテルが中で、変なふうになっちゃったら嫌じゃん!(もちろんからだは動かないように固定されています)
ん?先生が検査技師さんに何か合図を送って……どしゃ~。一瞬で状況を理解しました。今の“どしゃ~”が造影剤投入、で、右の顔に押し付けられてる何か黒くてペカペカしている物体がその瞬間を写真に撮る!
どしゃ~。世界初(?)その感覚を言葉で表現してみます。
熱い、ほろ苦い、花火、まぶたの裏に光、放射線状の広がり……慣れるとだんだん気持ち良くなってくる。
先生が技師さんに指示しています。『ん?あれ、もう1回…もうちょっと右に動かしてみて』
よい写真がなかなか撮れなかったらしく、検査は予定より長引きました。(造影剤どしゃ~に慣れた頃検査終了)
病室へ戻って、看護師さんが『お疲れ様ー』と声をかけてくださいました。
「あ、ありがとうございました。でも、あれ、造影剤入るときって、頭の中、すげー、どしゃーってきますねー」
『え??jiveさん、寝ちゃってるのかと思ってた……』
えぇ~っ!?