ウクライナで武器庫爆発、3万人超避難 「破壊工作」か
2017年9月28日 6:10 発信地:カルイニフカ/ウクライナ AFP
【9月28日 AFP】ウクライナ中部ビニツァ(Vinnytsia)州で27日、ミサイルを格納した軍の大型の武器庫で火災と爆発が起き、
3万人以上が避難した。検察当局は「破壊工作」の可能性があるとしている。
今年に入りウクライナの大型の武器庫で大規模な爆発が起きたのは、今年3月に続き2度目。ウクライナ当局は、死者を出した
3月の爆発について、ロシアと、ウクライナ東部で政府軍と戦闘を続ける親ロシア派勢力の仕業だと主張しているが、
ロシア当局と親ロ派勢力はこれを否定している。
ウクライナの軍検察は27日、今回の爆発が「軍事施設での破壊工作」である可能性について捜査を開始したと発表。
初期報告によると、現場では大量の弾薬と対空ミサイルの激しい爆発があったものの、死者は出ておらず、2人が軽いけがをした
のみという。
地元住民の一人はAFPの取材に対し「住民は大きな被害を受けた」と述べ、「窓やドアが完全に吹き飛ばされた家もある」と語った。
ウクライナ・カルイニフカ近くにある軍の武器庫で起きた爆発(2017年9月27日撮影)
ウクライナ・カルイニフカ近郊で、爆発している軍の武器庫近くを通る車(2017年9月27日撮影)
ウクライナ・カルイニフカ近郊で起きた武器庫の爆発で損壊した家(2017年9月27日撮影)
ウクライナ・カルイニフカ近郊で起きた武器庫の爆発で、損壊した家の外に立つ人(2017年9月27日撮影)。
ウクライナ・カルイニフカ近郊で起きた武器庫の爆発で、損壊した車を調べる人(2017年9月27日撮影)
ウクライナ・カルイニフカ近郊で起きた武器庫の爆発で、住民が避難した後の町を警備する治安部隊(2017年9月27日撮影)
ウクライナ・カルイニフカで、近郊にある武器庫の爆発を受けて避難する住民(2017年9月27日撮影)