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<更新>朝鮮中央通信の報道全文追加。北朝鮮、韓国に関係「決裂」を警告-朝鮮中央通信 /元駐英北朝鮮公使の太永浩氏「北の完全な核放棄の可能性はない」

2018-05-19 00:41:53 | 朝鮮半島有事・非核・南北朝鮮

北朝鮮、韓国に関係「決裂」を警告-朝鮮中央通信

 2018年5月18日 1:44 JST  Bloomberg
  • 韓国当局者は「無知無能な集団」、人間のクズに北朝鮮の批判許す
  • 韓国現政権との再交渉は「容易に実現しないだろう」


北朝鮮が韓国に対する批判を強め、関係の「決裂」を警告した。北朝鮮はボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が唱える

強硬論を攻撃したばかりで、ホワイトハウスは米朝会談が実現しないかもしれないとの不安を鎮めようとしていた。


  国営朝鮮中央通信(KCNA)は17日に英語で発表した声明で、韓国当局者は「無知無能な集団であることをさらけ出した」と

非難。韓国当局は「北朝鮮最高指導部の尊厳と体制を、人間のクズどもが国会の場で傷つけるのを容認した」と続けた。


  その上で、韓国との「閣僚級会談の中止に至った深刻な状況が解決されない限り、韓国の現政権と再び交渉の場で向かい合うのは

断じて容易ではない」と警告した。

 

原題:North Korea Warns of ‘Rupture’ With South as Trump Forges Ahead(抜粋)

 

 

朝鮮中央通信の報道全文

2018年05月18日

     祖平統委員長が今後の北南関係の方向は南朝鮮当局の行動如何にかかっていると言明

 

    【平壌5月17日発朝鮮中央通信】朝鮮祖国平和統一委員会(祖平統)の李善権委員長は、南朝鮮当局が予定されていた

北南高位級会談が流された責任を朝鮮に転嫁してみようと鉄面皮な醜態を演じていることで17日、朝鮮中央通信社記者の

質問に答えた。

 
 

  李委員長は、最近、南朝鮮当局が一方では米国と結託して朝鮮の主要戦略的対象に対する精密打撃と制空権掌握を狙った極めて

冒険的な「2018マックス・サンダー」連合空中戦闘訓練を強行し、他方では人間のくずを「国会」の場に立たせて朝鮮の

最高の尊厳と体制を謗り、歴史的な板門店宣言を誹謗、中傷する劇を公然と演じたことについて指摘した。

 

 「人間のくず」・・・脱北した元駐英北朝鮮公使だった太永浩(テ・ヨンホ)氏のこと

 

    これに関連して、朝鮮は南朝鮮当局が責任ある措置を講ずる時まで北南高位級会談を無期限延期する断固たる措置を取り、

これについて16日、南側当局にも通告し、朝鮮中央通信社の報道でも公開したと明らかにした。

 

    しかし、南朝鮮当局は朝鮮が取った措置の意味を深くかみしめて必要な収拾対策を講じる代わりに、現在まで途方もない

「遺憾」と「催促」などをうんぬんして常識以下に振る舞っていると非難した。

 

    李委員長は、南朝鮮当局のこの全ての対決騒動は過去、敵対と分裂を本業としていた保守「政権」の属性とあまりにも

一脈相通ずるとし、次のように強調した。

 

    この地に広げられた現実に対する初歩的な感覚も、向かい合った相手に対する具体的なイメージも、流れる大勢に対する

現実的な判別力もない無知無能な集団がほかならぬ、現南朝鮮当局であることを今回はっきりと判断するようになった。

 

    信義・信頼に欠け、無礼非道な人々と対座してはいつになっても国と民族の前途を開く新しい歴史を綴ることができないと

いうことは、過去の歴史が見せた教訓である。

 

    われわれの立場は明白であり、不変である。

 

    北南高位級会談を中止させた重大な事態が解決されない限り、南朝鮮の現「政権」と再び対座することは容易に成されないであろう。

 

    南朝鮮当局は、鉄面皮な醜態で一貫した弁明と口実を並べ立てて途方もない責任転嫁に執着しながら時間を費やさず、

現状況が挽回できない最悪の事態へ広がることについて頭を抱えて苦心してみる必要がある。

 

    今後、北南関係の方向は全的に南朝鮮当局の行動如何にかかっている。---


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元駐英北朝鮮公使の太永浩氏「北の完全な核放棄の可能性はない」

2018年05月14日10時53分    中央日報

  元駐英北朝鮮公使だった太永浩(テ・ヨンホ)氏が「北朝鮮が国連の強力な制裁のために宥和政策を繰り広げているが、

核を完全に放棄する可能性はない」と展望した。また「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は開城(ケソン)工業団地式の

開放モデルを好む」とし「北朝鮮に開城工業団地のような外部と断絶したモデルを10カ所ほど作るだろう」と予想した。

  太氏は最近、韓国メディア「ニューシス」とのインタビューで「昨年9月から12月までの3カ月間に国連の対北制裁が2件あった。

この制裁の破壊力については北朝鮮もそこまで予測できなかった」としながら「今回の制裁は北朝鮮の数百万の基層住民の生活を

根本から脅かした」と分析した。

  太氏はまた、金正恩政権が核兵器を完全に放棄する可能性はないとした。太氏は「金正恩は北朝鮮の核兵器を

『平和守護の強力な宝剣』と定義していて、『我々子孫がこの世で最も尊厳高く、幸せな生活を享受することができる確固たる担保』

と述べた」とし「未来の確固たる担保だと規定しておきながらこれを放棄する? 決して有り得ないことだ。

核兵器の一部を放棄するなら分からないが」と確言した。

  韓半島(朝鮮半島)非核化の青写真に関連し、北朝鮮の態度変化を鋭意注視するべきだとも述べた。

太氏は「後で査察の具体的な対象と範囲などをめぐって『行き過ぎた査察は我が国の体制に対する脅威だ。あなた方は我々の

体制を保障すると言わなかったか』と主張する可能性がある」と伝えた。

  あわせて「北朝鮮の交渉はたいていこのようなやり方だ。初めに概念的に合意し、後でその概念の具体的な内容を聞いて破る。

そのようして時間稼ぎをする。北朝鮮の完全な核廃棄を実現するには、それが可能だったとしても数年という時間と、

数えきれないほど複雑な段階を経るべきだが、米国が果たしていつまで今のような断固たる態度を維持できるかも疑問だ」と

ニューシスを通じて明らかにした。

  続けて、「過去10年間、開城は工業団地のおかげで北朝鮮のどの地域よりも豊かに暮らしながら、うまく統制された都市だった」

とし「工業団地で働く住民は、日常生活でも党の統制によく従い、結局断絶モデルとして成功したといえる」と評価した。

北朝鮮内に10カ所余りの「断絶モデル」を作り、経済開発を推進するだろうと太氏は分析した。

  太氏は「『開城と南浦(ナムポ)を比較してみよ、どこがよく統制されて秩序が整然としているか』。

  そう言いながら北朝鮮全域に開城工業団地のような場所を14カ所作れと指示した」と説明した。

  太氏は「経済的な側面だけをみれば変化はあるだろう。しかし、北朝鮮政権はこのような変化が体制の変化につながるとなれば、

絶対に容認しないだろう」と評価した。

  また、軍備縮小の可能性に対して「金正恩は軍備も大幅に民需用に回すだろう」とし「現在、北朝鮮予算の70%程度が

軍事部門に使われているが、おそらく半分まで減らす可能性がある」と予想した。

  太氏は「製鉄所で生産される鋼鉄も、今は大部分がタンクや大砲を作るのに使われているが、これからは鉄道レール作りに回す

かもしれない。金正恩は在来式軍事武器で韓国に勝つことは到底できないという事実をよく知っている」と述べた。


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北朝鮮メディア、テ・ヨンホ公使は「逃亡犯罪人、人間のクズ」

北朝鮮「朝鮮中央通信」の論評、テ公使入国発表から3日後に初めての反応 
北朝鮮当局、まだ反応示さず 
統一部当局者「とんでもない主張」と一蹴


 

家族と共に韓国に入国したと統一部が17日発表した、テ・ヨンホ英国駐在北朝鮮大使館公使が2014年、英国で講演している=ユーチューブ画面キャプチャー/聯合ニュース

 

 韓国政府が韓国に入国したと17日に発表した北朝鮮のテ・ヨンホ駐英公使に対し、北朝鮮の「朝鮮中央通信」は20日、

「自分が犯した犯罪行為が明らかになり、処罰を恐れて家族と一緒に逃亡した者」だと報じた。

 

 

 朝鮮中央通信は「同族対決に向けた新たな謀略劇」と題した論評で、「傀儡輩たちは人間のクズまで引き入れ、

反共和国(北朝鮮)謀略宣伝と同族対決に利用している」として、このように主張した。

統一部当局者は21日、「論評する価値もないとんでもない主張」だと一蹴した。

 


 同通信のこの論評は、政府がテ公使の入国を公式発表してから3日後に公開された北朝鮮メディアによる初めての反応だ。

北朝鮮当局はまだ反応を示していない。

 


 同通信はテ公使が「多くの国家資金を横領し、国家秘密を売り渡したうえに、未成年強姦まで犯しており、今年6月には

彼に対する犯罪捜査のための召喚命令を受けた状態」だとした上で、「(北朝鮮)中央検察所は7月12日、彼が犯した

故意的秘密漏えい罪や国家財産横領罪、未成年に対する性犯罪について捜査開始の決定書を発付した」と報じた。

 


 同通信はテ公使を「逃亡者」、「人間として持つべき最小限の義理も、良心も、道徳もない人間のクズ」などと、激しく非難した。

 


 同通信は「南朝鮮傀儡たちが、逃亡者が(英国駐在北朝鮮)代表部で党の事業にかかわったとか、抗日闘士の息子だとか、

とんでもない嘘を並べて一考の価値もない穢れた逃亡者の価値を少しでも高く見せようと躍起になっている」と主張し、

テ公使を英国駐在北朝鮮大使館の「党細胞」や人民軍大将まで務めた「抗日パルチザン」出身のテ・ビョンリョルの息子だとする

一部のマスコミの報道内容を全面否定した。

 


 朝鮮中央通信は「私たち(北朝鮮)は事件発生当初から英国側に逃走者が犯した犯罪行為について知らせ、調査のために身柄の

引き渡しを要求した」としたうえで、「最小限の信義すら背いた英国の行為は、ただでさえ複雑な北南関係をさらに悪化させる

結果をもたらすだけだ」と主張し、テ公使の韓国入国に先立ち、韓国と北朝鮮が英国政府に対し熾烈な外交戦を繰り広げていたことを

示唆した。