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リオ五輪:テニス・・・ラオニッチとハレプが不参加を表明、理由はジカ熱

2016-07-16 12:13:47 | リオオリンピック

ラオニッチとハレプがリオ五輪不参加を表明、理由はジカ熱

2016年07月16日 11:00 発信地:パリ/フランス  APF

 

【7月16日 AFP】男子テニスの世界ランク7位ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と、女子テニスの同5位シモナ・ハレプ

(Simona Halep、ルーマニア)が15日、ジカウイルスによる健康不安を理由にリオデジャネイロ五輪への参加辞退を表明。

ラオニッチが今回の決断を「心苦しい」とした一方で、ハレプは出産できなくなるリスクを冒したくないとし、ジカ熱に対する大きな不安を

訴えた。

  自身のフェイスブック(Facebook)でリオ五輪不参加を表明した25歳のラオニッチは、「家族やコーチ陣と慎重に話し合った結果、

ジカウイルスに関する不透明な状況を含め、さまざまな健康不安を考慮し、今回の決断に至りました」と説明し、

「個人的にも難しい選択でした。これがほかの選手の決断に影響を与えないことを祈ります」とコメントした。

  カナダテニス協会(Tennis Canada)は、先日のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)で男子シング

ルス準優勝のラオニッチが下した決断を尊重すると発表し、男子ダブルスでバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)とペアを組む選手

には、43歳のダニエル・ネスター(Daniel Nestor)を指名したことを明らかにしている。

  一方、2014年の全仏オープンテニス(French Open 2014)で準優勝のハレプも、自身のフェイスブックに「残念ながら、五輪でプ

レーしない決断を下したことをお知らせします。理由はジカウイルスの危険に対する不安です」と投稿した。

  現在24歳のハレプは「医師や家族と話し合いを重ね、自分のキャリアだけでなく、特に女性の健康リスクが高すぎると判断しました。

私にとって家族はとても大切です。テニスでのキャリアを終えたあと、子どもを持てなくなるというリスクは冒せません」と語っている。

 ジカ熱への恐れは、ゴルフ界にもマイナスイメージをもたらしており、これまでにジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)、ジョー

ダン・スピース(Jordan Spieth、米国)、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、ダスティン・ジョンソン(Dustin J

ohnson、米国)がそろって出場辞退を表明し、世界ランクの上位4人が不在という事態に陥っている。

 

■ITFがナダルの五輪出場を承認、アザレンカは妊娠のため欠場へ

  男子テニスでは、これまでにジョン・イズナー(John Isner、米国)、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)、フェリシ

アーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)、オーストラリアのバーナード・トミック(Bernard Tomic)とニック・キリオス(Nick

Kyrgios)ら有力選手が、それぞれの理由でリオ五輪に参加しない道を選択している。

  変わり者として知られるエルネスツ・ガルビス(Ernests Gulbis、ラトビア)は、五輪では賞金もランキングポイントも与えられないた

め、リオ五輪について「テニスの観光旅行」のつもりだと語った。

  女子では2010年の全仏オープン女王フランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)が出場を辞退。

マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)がドーピング違反による出場停止、ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラ

ルーシ)は妊娠のため出場不可能となった。

  国際テニス連盟(ITF)は同日、リオ五輪出場選手の最終リストを発表し、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の出場を承

認した。

  四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇るナダルは、五輪代表選考の対象となっている国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)の

出場回数などで基準を満たしておらず、さらには左手首の故障で全仏を3回戦で棄権し、ウィンブルドンも欠場していた。

  2008年北京五輪の男子シングルス金メダリストで、2012年のロンドン五輪は膝のけがで欠場したナダルは、

来月5日のリオ五輪開会式ではスペインの旗手を務めることになっている。

  ITFはこれまでにロンドン五輪の金メダリストであるアンディ・マレー(Andy Murray、英国)とセレーナ・ウィリアムス(Serena

Williams、米国)の出場を確定させており、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、グランドスラム通算

17勝のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)もブラジルでプレーすることが決まっている。(c)AFP

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