ドイツ、新任北朝鮮大使の承認を拒否
Updated July. 15, 2016 07:49 東亜日報
北朝鮮に召還される予定だった李時弘(リ・シホン)駐ドイツ北朝鮮大使が帰国できなかった。
ドイツ政府が後任者の赴任にブレーキをかけたためだ。
北朝鮮は4月、「ドイツの北朝鮮核実験非難」など外交失敗の責任を問い、李大使を召還しようとした。
自 由アジア放送(RFA)は14日、「李大使の後任者に対してドイツ政府が『アグレマン(外交使節の長として承認すること)』を出さず任
命に支障が出たた め、李大使が当分の間、継続して任務を遂行する予定だ」と報じた。
内定した新任大使の承認が拒否された理由としては、
過去の不法行為や人権侵害など北朝鮮 制裁違反が可能性として指摘されている。
外交消息筋は、「国連制裁違反の疑いで北朝鮮外交官を追放した事例はあるが、大使の新規赴任を駐在 国が拒否した事例は初め
て」とし、「新しい形の北朝鮮制裁になるだろう」と指摘した。
北朝鮮の欧州公館では最大規模の駐ドイツ北朝鮮大使館は、大使館の建 物の一部を賃貸し、収益事業を行った疑いで今年に入って
一部の外交官が追放されるなど、ドイツ政府との関係が悪化していた。
外交消息筋は、「大使館賃貸収 益事業は『外交関係に関するウィーン条約』違反だ。
不法性が明らかになる場合、国連の北朝鮮制裁2270号違反にもなる」と強調した。
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