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国を持たない最大の民族 「クルド独立」賛成確実=イラク北部で住民投票-国際社会の反発必至

2017-09-26 14:59:56 | 民族・人種問題・宗教・人権問題(差別・迫害)

「クルド独立」賛成確実=イラク北部で住民投票-国際社会の反発必至

2017年9月26日 0:15 発信地:イラン  AFP

【9月26日 時事通信社】イラク北部クルド自治政府が独立の是非を問う住民投票が25日、自治区と自治政府が実効支配する

係争地域で行われた。早ければ26日中にも結果が判明する見込みで、賛成多数は確実とみられる。


 中東を中心に推定2500万~3500万人が分散し、「独立した国家を持たない最大の民族」と称されるクルド人にとって、独立国家の

樹立は長年の悲願。だが、少数派の宿命から各国で迫害を受けてきたクルド人の分離・独立運動を刺激しかねない。


 イラク中央政府のほか、クルド人を多く抱えるトルコやイラン、イラクに影響力を持つ米国も、中東の不安定化を招くとして投票中止を

求める中での強行となり、国際社会の反発は必至だ。イラク議会は25日、係争地域に治安部隊を展開させるようアバディ首相に要請。

自治政府と中央政府が帰属を争う産油都市キルクークでは投票締め切り後の外出を禁止する措置が取られ、緊張が高まっている。

 

 

【イラク・クルド地域政府の違法な住民投票】 エルドアン大統領 「イラク・クルド地域政府の違法な住民投票は不当利得」

レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領は、イラク・クルド地域政府が実施する違法な独立の住民投票は不当利得であると語った。

2017年9月25日  TRT

イスタンブールで開催された国際オンブズマン会議で演説したエルドアン大統領は、

「イラク・クルド地域政府の違法な住民投票の決定は、イラクの内情を考慮すると、不当利得がぷんぷん臭う試みである。

この違法な住民投票は認められない。最も困難な時に我々は彼らと共にあった。地域はある一族のみの生活空間ではない。

この違法な住民投票は、結果は無視し、無効で違法である」と述べた。


トルコ軍がシュルナク県シロピ区で続けている演習も指摘したエルドアン大統領は、


「この必要な措置は無駄に講じられたのではない。現在イランも同じ状況にある。国境は現在イラク側への通過のみが許可されて

いる。今週中にはそのほかの措置も発表する予定である。国境は閉鎖される。さて今後イラク・クルド地域政府は、どのルートを

使ってどこに石油を輸送して販売するのか。バルブは我々が持っている。バルブを閉めた瞬間に終わりだ」と警告した。


さらにエルドアン大統領は、イラク・クルド地域政府のマスウード・バルザーニ大統領が地域を支配しようとしていることは、長年続くで

あろう新たな紛争、新たな苦痛、新たな残虐、新たな虐殺の使者であるということ以外に何の意味も持たないとも明かし、

「シリアでもテロ国家の樹立は容認しない。シリア北部に分離主義テロ組織PKKのシリアにおける派生組織PYDが国家を樹立する

そうだ。これらすべては彼らにとってはかない夢である。ある晩不意に我々がやって来るかもしれないと申したであろう。

このことを昨年(2016年)のトルコ軍の作戦「ユーフラテス川盾作戦」で実行した。あらゆる選択肢が眼前にあリ、机上にある。

必要とあればイラクでもこのような措置を講じることもいとわない」と警告した。