ロシア、G7招待案の詳細な情報要請へ=報道官
2020年6月3日 / 00:17 / REUTERS
2019:G7フランスビアリッツ
[モスクワ 2日 ロイター] - ロシア大統領報道官は2日、トランプ米大統領が
プーチン大統領を今年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待する考えを示した
ことについて、より詳細な情報を求めていく姿勢を示した。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は記者団に対し「ロシアはG7の枠組みには参加して
おらず、ロシアは(トランプ氏の提案を巡り)答えよりも疑問の方が多いとの立場を
当初から示してきた」と述べた。
トランプ大統領は5月30日、6月末の開催を目指していたG7サミットを9月以降に
延期する方針を明らかにすると同時に、オーストラリア、ロシア、韓国、インドを
招待する考えを表明。米ロ首脳はこの件に関して6月1日に電話会談を行った。
EU、ロシアのG7復帰に消極姿勢 枠組みの恒久的変更認めず
2020年6月3日 / 03:12 / REUTERS
[ワシントン 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)の報道官は2日、主要7カ国
(G7)が極めて重要な多国間の枠組みで、議長国がその枠組みを恒久的に変える
ことはできないというのがEUの認識と明らかにした。
トランプ米大統領は週末に6月末の開催を目指していたG7サミットを9月以降に
延期する方針を明らかにし、オーストラリア、ロシア、韓国、インドを招待する
考えを表明した。
報道官は、G7議長国は招待国を決定することは可能だが、加盟国やフォーマットを
恒久的に変更することはできないと強調した。今年は米国が議長国を務める。
さらに、ロシアがウクライナ・クリミア半島併合を受けて2014年に主要8カ国
(G8)から除外されたことに触れ、「ロシアが方向を転換し、意義ある討議を行える
環境が整う状況にはない」とした。