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任天堂の直営店が2時間半待ち、「形を変えた広告」に-開店1カ月超

2020-01-08 08:45:51 | IT関連・サイバー攻撃・SNS・ゲーム・5G・ポスト5G

任天堂の直営店が2時間半待ち、「形を変えた広告」に-開店1カ月超

2019年12月29日 7:00 JST     Bloomberg

  • マリオなどを生かして収益源を多角化、ゲーム販売につなげる戦略
  • 店舗運営は引き続き改善に努めていく-任天堂

 

開店から1カ月が経過した任天堂の直営店「Nintendo TOKYO

ニンテンドートウキョウ)」(東京都渋谷区)に連日多くのファンが訪れている。収益への

直接的な影響はわずかだが、会員制交流サイト(SNS)上の書き込みも相次ぎ、広告効果も

ありそうだ。

 

  同店の公式ツイッターでは、開店した11月22日以降毎日、整理券の配布状況や入店までの待ち

時間を知らせている。12月27日は、午前10時9分までに整理券の予定枚数の配布を終了。10時時点の

入店までの待ち時間の見込みは2時間半だった。9日には「本日も屋外でお待ちいただく時間が

想定されるため、暖かい服装でお越しください」との書き込みもあった。

 

 

  任天堂の直営店は、米ニューヨークに次いで2店目。マリオやリンクなど人気キャラクターを

活用して収益源を多角化し、ゲーム販売につなげる戦略の一環だ。スマートフォン向けゲームや

テーマパーク参画にも乗り出している。

 
 
  エース経済研究所の安田秀樹シニアアナリストは電話取材で、直営店舗を「形を変えた広告」と
 
位置付ける。売り上げ規模は数億円にとどまるとみているが、ゲームのテレビ広告など従来の形態は
 
経費になっていたにもかかわらず、同店舗は利益を生み出す点が画期的だという。SNSで拡散される
 
ことで「金銭には換算できないような効果」も生まれると指摘する。
 

10月に発売された「リングフィット アドベンチャー」で遊ぶこともできる

 

  渋谷パルコの6階にある同店舗には、限定グッズを含む約1000点の商品に加え、マリオや

リンクなど人気キャラクターの大きな人形やスイッチのゲーム体験コーナーも設置されている。

同フロアにはポケモンセンターやカプコンのアンテナショップもあり、ゲームファンや訪日外国人で

ごった返す。

 

  店員は列ができなかった日は一日もないと話した。観光客の一人は、会計のために30分以上

並んだと述べた。

 

  ただ、現在の人気がいつまで続くかは不透明な部分もあり、長い待ち時間は顧客を逃している

との見方もできる。任天堂は電子メールで「店舗運営については引き続き改善に努めていく」と

回答した。

マリオやキノピオのぬいぐるみが売られている


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