任天堂の直営店が2時間半待ち、「形を変えた広告」に-開店1カ月超
2019年12月29日 7:00 JST Bloomberg
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マリオなどを生かして収益源を多角化、ゲーム販売につなげる戦略
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店舗運営は引き続き改善に努めていく-任天堂
開店から1カ月が経過した任天堂の直営店「Nintendo TOKYO
(ニンテンドートウキョウ)」(東京都渋谷区)に連日多くのファンが訪れている。収益への
直接的な影響はわずかだが、会員制交流サイト(SNS)上の書き込みも相次ぎ、広告効果も
ありそうだ。
同店の公式ツイッターでは、開店した11月22日以降毎日、整理券の配布状況や入店までの待ち
時間を知らせている。12月27日は、午前10時9分までに整理券の予定枚数の配布を終了。10時時点の
入店までの待ち時間の見込みは2時間半だった。9日には「本日も屋外でお待ちいただく時間が
想定されるため、暖かい服装でお越しください」との書き込みもあった。
[おしらせ]ただいま整理券の予定枚数の配布を終了いたしました。
— Nintendo TOKYO (@N_Officialstore) December 27, 2019
なお、この後の時間は整理券を配布せず、そのままお並びいただく予定です。
12月27日(金)10時現在、ご入店までの待ち時間は約150分になる見込みです。#NintendoTOKYO
任天堂の直営店は、米ニューヨークに次いで2店目。マリオやリンクなど人気キャラクターを
活用して収益源を多角化し、ゲーム販売につなげる戦略の一環だ。スマートフォン向けゲームや
テーマパーク参画にも乗り出している。
10月に発売された「リングフィット アドベンチャー」で遊ぶこともできる
渋谷パルコの6階にある同店舗には、限定グッズを含む約1000点の商品に加え、マリオや
リンクなど人気キャラクターの大きな人形やスイッチのゲーム体験コーナーも設置されている。
同フロアにはポケモンセンターやカプコンのアンテナショップもあり、ゲームファンや訪日外国人で
ごった返す。
店員は列ができなかった日は一日もないと話した。観光客の一人は、会計のために30分以上
並んだと述べた。
ただ、現在の人気がいつまで続くかは不透明な部分もあり、長い待ち時間は顧客を逃している
との見方もできる。任天堂は電子メールで「店舗運営については引き続き改善に努めていく」と
回答した。
マリオやキノピオのぬいぐるみが売られている