ロシア、極超音速ミサイル発射実験成功 プーチン氏の「理想兵器」
2018年3月12日 6:40 発信地:モスクワ/ロシア AFP
【3月12日 AFP】ロシア国防省は11日、極超音速ミサイルの発射実験に成功したと発表した。このミサイルは、
ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が今月公開した新型次世代兵器の一つで、大統領はこれを「理想兵器」と
形容している。
同省によると、短剣を意味する「キンジャル(Kinzhal)」と名付けられたこの高精度ミサイルは、同国南西部にある南部軍管区の
飛行場から出発したミグ31(MiG-31)超音速ジェット迎撃機から発射されたという。
ロシアでは、18日に大統領選挙が予定されている。再選確実とみられているプーチン大統領は1日に行った年次教書演説で
新兵器を披露。
プーチン大統領によると、キンジャルは音速の10倍の速度で飛行し、防空システムを突破できるという。
国防省は、同ミサイルシステムの機能を完璧にするため、年初以来ミグ機による飛行を250回以上実施したとしている。
ロシア航空宇宙軍ミグ31からの、極超音速ミサイル「キンジャル」の発射実験の様子。Sputnik提供(2018年3月11日撮影)