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<G7 France Biarritz Summit> 2日目 日英首脳会談 / 世界経済、アフリカとのパートナーシップをテーマにセッション。

2019-08-27 06:18:22 | サミット

日英首脳会談

8月26日,現地時間午後0時36分(日本時間同日午後7時36分)から約30分間,G7ビアリッツ・サミット

出席のためフランスを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ボリス・ジョンソン英国首相The Rt Hon

Boris Johnson MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

と日英首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

 

1 冒頭

 安倍総理大臣から,首相就任に改めて祝意を表しつつ,インド太平洋地域への英国の更なる関与を

歓迎するとともに日英関係強化に取り組みたい旨述べました。

これに対し,ジョンソン首相から,安全保障,経済分野も含め,日英関係を引き続き強化していきたい旨

発言がありました。

2 G7

 両首脳は,G7首脳間で充実した議論を行えていることを歓迎しつつ,日英で引き続き緊密に連携

していくことを確認しました。

3 英国のEU離脱

 安倍総理大臣から,英国のEU離脱後も日系企業の欧州ビジネスが維持され,世界経済への影響が

最小化され,英国が日系企業の魅力的な投資先であることを強く期待する旨述べるとともに,ジョンソン

首相が目指す10月末の離脱が,EUとの合意に基づき秩序だった形で実現することを強く期待する旨

述べました。

また,仮に「合意なき離脱」となった場合に,英国・大陸間で良好な経済関係が維持されるか等に

ついて,欧州進出日系企業が懸念を持っていることを伝えました。

これに対し,ジョンソン首相から,円滑な離脱になるよう努める,日系企業の利益を最大限考慮しながら

取り組みたい旨発言がありました。

4 日英関係

(1)両首脳は,英国のEU離脱後,新たな経済的パートナーシップの構築に迅速に取り組むことを

再確認しました。また,安倍総理大臣から,TPP11加入に向けた英国の関心を改めて歓迎するとともに,

今後も英国の参加に向けた支援を継続したい旨述べました。

(2)また, 両首脳は,英海軍艦艇の我が国寄港や共同訓練,北朝鮮「瀬取り」対処など,安保・

防衛分野での日英協力の進展を歓迎するとともに,延期となっていた次回の日英外務・防衛閣僚会合

(「2+2」)の日本開催に向け調整していくことで一致しました。

(3)安倍総理大臣から,EUの日本産食品等に対する輸入規制緩和に向けた協力を要請しました。

これに対し,ジョンソン首相から,その方向で検討する旨発言がありました。

5 地域情勢

1)両首脳は,地域情勢についても意見交換し,日英で引き続き緊密に連携していくことを確認

しました。

(2)北朝鮮情勢について,両首脳は,拉致問題も含め,両国の立場は完全に一致していることを

確認しました。また,北朝鮮による違法な「瀬取り」対策を含め,引き続き日英で緊密に協力して

いくことを確認しました。 

マクロン大統領が第1セッション後に進捗状況を説明 

 エマニュエル・マクロン大統領は8月25日、G7ビアリッツ・サミットの第1セッション終了後、

議論の進捗状況を記者団に説明しました。前日の非公式夕食会では、アマゾン、イラン、ウクライナ危機・

ロシア問題の主に3つのテーマが取り上げられました。この日の午前中に行われた第1セッションでは、

国際貿易、課税問題、グローバルな成長をめぐり議論が行われました。

 


世界経済をテーマにしたセッション


アフリカとのパートナーシップをテーマにした拡大セッション



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