ラスベガス銃乱射、観光客への影響は
2017.10.05 Thu posted at 19:28 JST CNN
ロンドン(CNNMoney) 米ネバダ州ラスベガスで起きた米史上最悪の規模の銃乱射事件を受けて、現地の観光業界への影響が
懸念されている。
ラスベガスでは、ホテルやレストラン、バー、カジノなどで25万人を超える人たちが働いているが、彼らの仕事は年間4300万人に
及ぶ観光客によって支えられている。そのうちの5分の1が海外からの観光客だ。また、米国を訪れた外国人のうち10人に1人が
ラスベガスに立ち寄るともいわれている。
旅行関連の調査会社フォワードキーズのオリビエ・イエーガー最高経営責任者(CEO)は、ラスベガスの観光業界が回復に必要と
なる時間は、マスコミによる報道と、安全が回復したとの意識を広める当局の能力にかかっていると指摘する。
今回の事件がテロ組織との関連がない単独での犯行によるものとみられていることから、専門家からは、米国人は引き続き
ラスベガスを訪れるだろうとの見方が出ている。世間の人々はたいてい、こういった事件を一つの兆候ととらえ、当分襲撃が
発生する可能性は低いと考える。
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)によれば、今回のような単独での事件については客足が戻るのも早いという。
旅行会社ホッパーのチーフデータサイエンティスト、パトリック・サリー氏は、週内にキャンセルが相次いでも、ラスベガス旅行への
需要は回復するとみている。「人々はすぐに忘れる。旅行客に対する長期的な影響もおそらくない」と話す。
確かに、パリやロンドンでも暴力事件は発生しているが、立ち直りの早いところも見せている。
パリでは2015年にテロ攻撃が発生したため、観光客は減少した。しかし、その後、客足は戻り、17年1~6月期のホテルの
宿泊数は10%の増加を見せた。
ロンドンには年間約1900万人が訪れるが、6月にロンドン橋で襲撃事件が起きた後も、旅行需要は堅調だ。7月に英国を訪れた
海外からの観光客は前年同月比6%の増加を見せた。
ラスベガスには観光目的以外で来る人も多く、昨年は630万人が国際会議や見本市に足を運んでいる。
巨大ホテルが両側に建つメインストリート(ストリップ)は毎日多くの人が歩いています。
特に金曜日、土曜日は更に多くの人が出ています。
ボクシングなどのイベントが終了したした時はホテルから出てくる人が蟻のようです。
パリやロンドンで起きた車によるテロが発生すれば多くの犠牲者が出ると思います。
今までストリップではテロは起きていません。今回の銃乱射事件のようなことは予想もつかなかったと思います。
ラスベガスから車で1時間くらいのところにあるフーバーダムの方がテロの警戒をしていたんじゃないでしょうか。
ヨーロッパでテロが発生するとフーバーダムはすぐ検問を設けてました。
空路でラスベガスに入る人は空港で荷物と身体検査があるので危険なものはチェックされますが
陸路で入る人はノーチェックです。