米アマゾン、3000基超の衛星打ち上げ計画。ブロードバンド提供へ
2019年4月5日 / 07:42 / REUTERS
[4日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)は4日、3000基以上の衛星の
ネットワークを構築し、高速インターネットサービスを提供する計画を進めていることを
明らかにした。
発表によると、「プロジェクト・クイパー」と名付けられた計画の下、低軌道衛星の
「コンステレーション」を打ち上げ、ブロードバンド・インターネットへの基本的なアクセスが
ない世界中の人々に低遅延の高速ブロードバンドを提供するとしている。
アマゾンはプロジェクトの詳細を3月に国連の国際電気通信連合(ITU)に提出していた。
同社の衛星プロジェクトはイーロン・マスク氏率いるスペースXやエアバスが出資する
ワンウェブなどと競合する。ワンウェブは2月に初めて6基の衛星を打ち上げた。
スペースXやレオサット、カナダのテレサットは、通常の通信衛星より地球に近い軌道を
周回する数百もしくは数千基の小型衛星を使ったデータネットワークの構築に取り組んでいる。
アマゾン創業者兼最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙ベンチャー、
ブルー・オリジンは今年、衛星コンステレーションの一部打ち上げについてテレサットと合意を
結んでいる。