お爺ちゃん家は森の中・ 若者達に自然と故郷の大切さを伝えたい

日本人は山の民。金銭を求めて都会に出て何を得る事が出来ました?
若者は「山に還って故郷をつくろうよ」

今年の紅葉はもう一つ・やっと今朝はマイナス3度

2015年11月27日 | 京都北山

いつもの年に比べて今年の秋は暖かくてモミジが色ずくにはほど遠かった。

今朝になって今年初めてマイナス3度まで下がりました。

我が家のモミジも赤くなる前に散り始めています。この寒さで残ったモミジだけでも赤くなってくれればと期待しています。

この秋はズーと暖かかったので冬支度が遅れてしまいました。あわてて薪ストーブにも日を入れる準備をしました。

今夜当たり冬型が強くなって行きでも降れば今履いているノーマルタイヤでは危ないので急きょ2台の車にスタッドレスに付け替えました。

滅多に11月中に冬タイヤが必要な程は積もりませんが最近の気候はとんでもない異変がしばしば起こっていますので油断はなりません。

積雪には運転技術も必要ですがほとんどはタイヤ性能によります。今年も4WDとスタッドレスで無事に乗り切るつもりです。

狩猟も15日から解禁になっていますが今年はまだオリのセットもしていません。

冷凍庫が満タンで獲れても保存するスペースがありません、それに今年のように秋が暖かいとイノシシに脂がついていません。

油の付いていないイノシシは美味く無いので獲る気がしません。(本当は解体するのが億劫になっているのです)

猟仲間がみんな高齢化してしまい、解体を手伝ってもらう人が居なくなってしまいました。

それにこれからの季節は街から雪道や凍った道を走って来てもらうのも危険です。

寒空の中一人でシカやイノシシを解体するのは結構体力が要ります。(こんな愚痴を言うようではもうトシなのですね)

ヤハリ季節は何時もの通り秋になれば寒くなり、冬になれば雪が積もる、猟期になればイソイソと猟に出る、猟期が終われば次の猟期に期待して銃を磨く。

メリハリのある生活が大切なのですね。最近のように年中害獣駆除で猟が出来るのはスポーツハンティングを高尚な趣味として楽しみたいと思っているハンターにとってはダルイ事です。(高尚なハンターとは私の事ではありません、念のため)

害獣駆除を賞金稼ぎと割り切ってしまえば良い事ですが獲った獲物を食べる事なく捨ててしまうと言う行為には抵抗を感じます。

ジビエ料理がもっと普及するようになれば、解体の手伝いも含めて食べてくれる人があれば獲る事はいとわないのですが。

これから先、このあたりの農林業は増えすぎた鹿でマトモな農業は成り立たなくなってしまいます。

もともと日本の農業は鹿やイノシシが出なくても成り立っていませんが(本当のことを言うと農家からしかられそうですが)

猟仲間を増やす事から始めなくては銃猟は当分オアズケです。

鉄砲も出番を待っていますが

 


猟期に入って最初に大鹿

2015年11月19日 | お爺ちゃんは自由人

今月15日から27年度狩猟解禁になりましらが今週いっぱいは何かと忙しいのでオリの仕掛けはまだ準備していません。

オジイちゃんのオリには必ずと言って良いほど忙しい時にかかります。先週は2頭一緒に入ったシカも連日予定の入っている時でした。

以前にお正月の祭りの準備に忙しい大晦日の日にシカとイノシシが別々のオリですが同じ日に入ってしまいました。

今期も始めの1週間はオリの仕掛けもセットせずに来週から始めようと思っていました。

先週で終わった害獣駆除の記録を猟友会に届けに行ってそのまま京都市内へ眼科の検査を受けるために行く予定でした。

ところが何時ものように忘れ物をしたのを思い出して家に戻りました。家の近くで林業家の米嶋さんに呼び止められて「家の田圃のネットにデッカイ鹿が掛かって暴れているので直ぐに撃ってくれ」と頼まれました。

お爺ちゃんは気が弱いので頼まれたら断る事が出来ません。早速着替えもしないで鉄砲と弾と狩猟ナイフを持って(モチロン狩猟ベストと帽子は着用して)長靴を履いて現場に直行しました。

写真のようなデッカイ鹿がネットに角を絡まして暴れまくっていました。(何時もネットに絡んでいるのは大きな角を持ったオス鹿だけです。自慢の角が原因です)

早速仕留めて田圃から引き揚げるのは米嶋さんの息子さんと職人さんに頼んで、帰ったら解体するからと眼の検査で予約している午後1時に間に合うように出かけました。

倒した田圃から道までは5メートル以上の差があるので引っ張り上げるのは大変なので林業用のユニックの付いたトラックで引き揚げて我が家の前に運んで置いてくれました。

夕方帰ったら家の前の解体用の櫓の下に置いてありました。今年最大の大鹿でした。早速洗って内蔵だけは出して吊るしておきました。

明日は午前中用事があるので午後に解体しようと思っています。今年は秋になって大きな角の大鹿が続けて入っています。

来週も予定があるのでこれ以上獲れたら又解体するのも大変なのでオリのセットはもう少し先にする予定です。

今シーズンは何とか街の人達に狩猟とジビエに興味を持ってもらえるようにして行きたいと思っています。

 

 

 


シカが2頭同じオリに入っていました

2015年11月07日 | 孫たちに

一昨日、京都北山の美山町鶴ケ岡の諏訪神社でお祭りに行っていました。(神宮大麻頒布式)

おばあちゃんからの電話でオリを置かせてもらっている山主(山を持っている人)が伏見峠のオリに2頭の鹿が入って暴れているからすぐに撃ってくれと言って来た。

今日は美山町、明日は京北町の熊田の岩神神社でお祭りがあるので撃てない、六日の午後までそーとしておこうと言ったら伏見峠は北山トレッキングコースから見えるとこにオリがあるのでハイカーが逃がすかもしれないので撃つだけ撃っておいてくれとの事。

ナンボなんでも神主としてはお祭りの前ぐらいは殺生はやめときたい。と六日の夕方から一人で2頭をバラしました。

4時ごろから初めて終わったのが八時でした。もうヘトヘト、何時も解体を手伝ってくれる人達も皆この日は忙しくてお爺ちゃん独りで解体しました。

特にお前たちのお母さんが足の身は細かく分けて送ってくれと言うので暇がかかりました。骨付きの足を送るのは楽ですが足の肉は細かく解体して送ってくれという注文なので時間がかかります。

外にハロゲンランプの強力なライトを照らして外で解体し終わった時にはグッタリしてしまいました。

2頭さばき終わるのに4時間もかかりました。一人での解体はつらい。

この晩は疲れすぎたのかよく眠れませんでした(こんな事は余りないのですが)

明日で害獣駆除期間が終わります。次は1週間安んで15日からの解禁日です。頑張ってイノシシを獲って送ってやるから楽しみにして下さい。

 


小さなオリにタヌキが2匹ギュウギュウ詰めに入っていた

2015年11月03日 | 孫たちに

裏山の家に一番近いオリの入り口が下りていたので見に行くと一匹のタヌキがオリのトビラに挟まって死んでいました。

近くにもう一匹のタヌキもいましたがお爺ちゃんを見て逃げて行きました。

その後もう一つのオリの前に写真のような小さなオリ(以前にテンを捕まえるために買った)をキジバトを捕まえようとして仕掛けていました。

キジバトがオリのエサを食べるので猟期が始まるまでに脅かしてやろうと思って仕掛けてみました。(キジバトもまだ猟期でないので捕獲出来ませんから入ったら逃がすつもりでした。)

そのオリを見るとタヌキが2匹、オリ一杯に入っていました。どうして大きなタヌキがこんな小さなオリに2匹も一緒に入れるのだろうと不思議です。

今の時期はまだ狩猟期間では無いのでタヌキは逃がしてやらなければなりません。今はシカとイノシシだけが害獣駆除(ガイジュウクジョ)といって市長から農家の作物を荒らす対象の動物を退治して下さいとのお願いで獲っているのです。だから頼まれたシカとイノシシ以外は獲ったらいけないのです。

だからこの2匹は逃がしてやりました。だいたいタヌキは2匹が一緒に行動しています。毎年大きなオリに2匹一緒に入っています。

タヌキは食べませんので何時も逃がしてやっています。今日も逃がしてやったのですが写真手前の小さな方がメスですが気が強くてオリに手をかけるとキバをむいてイカクして来ます。オスは気が弱いのか?お爺ちゃんの顔を見ないようにメスの後ろに顔を隠していました。

何とか入り口を開けてやったのですが大きい方のオスタヌキは急いで逃げて行きましたがメスの方はナカナカオリから出てくれずに最後にオリの後ろを蹴っ飛ばしたらヤット出て行ってくれました。

ヤッパリタヌキもメスの方が気が強くて度胸があるのですね。

だけどこの前のテンと同じようにタヌキのクソもクサイですね。