2018年5月17日
ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥 アンドリュー・ロウラー 熊井ひろ美訳 2016年11月 (株)インターシフト
小さな活字で365ページ、ニワトリの話。
世界中で200億羽以上、一人に3羽飼育。牛豚犬猫ネズミ全てよりはるかに多い。鶏とは何者ぞ。
原種と見られるセキショクヤケイの難しさから始まり、古今東西の人間と鶏との関わりを事細かく記述。
面白い。半分までは細かく読んだが、後は飛ばし読み。相当な根気がないと読み切れない。
物事を追求するとはこの作者の如く情熱と根気が必要。尊敬に値する。
自分の興味は恐竜の末裔たる鶏。テラノザウルスとの関わりにあったが、これは大きな記事にはならない。
鶏はそれ以上に人類の拡散に深く関わる鳥だった。
人類に貢献し、数は大繁栄だが、大半は工業用ニワトリ。狭いケージで終える一生。
絶滅しても自由に野で暮らしたい。
無理やり繁栄させられている 鶏肉、鶏卵疎かにはできぬ。感謝。
2018年5月7日
面白くて眠れなくなる植物学 稲垣栄洋 PHP
メモ
多種多様な植物の不思議の一端を解説。生き残りの為の進化の結果。環境の変化により早く対応。予想外の変化にも多様性で対応。
温度、水、空気の条件だけで発芽しているわけではない。畑の雑草は抜いても抜いてもすぐに生えてくる訳は、発芽時期がずれる多様な種子(火災にあっても後から発芽の種子も)、他の草が抜かれて光が当たればチャンスと発芽してくる。
野生種は適したものが生き残り、適さないものは消滅する。「自然淘汰」。多様性が重要。
栽培植物は人間が淘汰する。「人為淘汰」。均一性が重要。
日本は戦後の人為淘汰で大陸、半島の環境変化に全く対応できず、消滅も近いか。植物ならもう消滅。
2017年12月29日
「東芝原子力敗戦」 大西康之 文藝春秋
途中は飛ばし読みでも必ず最終ページまで読むべき本。 大「東芝」ほぼ消滅の経緯を群を抜く情報収集で描き出している。 大規模プラントにあるいは大組織で真面目に仕事をする人には必読の書。
但し、私が妄想する原子力技術者の特殊性には言及が無かった。
私見メモ 尊敬する東芝ほぼ消滅
2017年4月3日
韓国、半島関連の嘘・捏造・逆恨みニュースに吐き気をもよおす。なぜか。
私見。やっとわかった不治の病。
太古の昔よりの遺伝的とも云える病。内部対立すると嘘・捏造で隣国の軍隊を要請して殺し合う。強いと見ると乗り換える。この地域の支配層からに至るまでに染み付きぬいた病。事大主義。もっと的確な言葉が見つからぬ。
関係もない世界各地に捏造売春婦像をたてまくるのはこの韓国人の遺伝病と断言する。何を言っても無意味。不治の病だ。
巻き込まれないことだけが対応だ。日本だけでも、白村江の全滅、元寇、日清戦争、日露戦争、満州事変全てこの病に巻き込まれた。朝鮮戦争の米軍の多大な死者も同じ。
この地域・民族に対する日本人の義理・人情・信義全ては「恩を仇で返す、妬みと恨みで貫き通す」に帰結する。未だに正常な関わりを持とうとする日本政府、やめなさい。殺し合って崩壊、消滅するのを離れて見ておくしか無い。手を差しのべると白村江の全滅を超える被害につながる。自らの権力争いには他国を巻き込み、且つ、自国民の犠牲にも全く関心もない病の人々だ。歴史上自ら国家を形成したことは無いのだ。日本の歴史がモンシロチョウなら、この地域の歴史はダニ以下だ。
この地域の人の主張する歴史はほとんど自らを正当化、誇大化する嘘・捏造だ。妄想だ。歴史と呼んではならない、捏造宣伝と呼ぶべき代物だ。当然、ころころ変わる。付け加える。東洋史は日本人が研究したもので韓国にも中国にもない。
良い悪いの問題ではない、彼の地で生き延びた人々の特質だ。
日本の左巻き歴史教育を正さないと、子々孫々被害に巻き込まれる。
①韓民族こそ歴史の加害者である 石平 飛鳥新社
中国から帰化した石平氏が自らの疑問を勉強し尽くして著した力作。
②悲しい歴史の国の韓国人 宮脇淳子 徳間書店
蒙古歴史学者宮脇淳子。斜めに読めば①の石平氏の記述の裏付けにもなる。
2017年1月6日
歪曲報道-巨大メディアの「騙しの手口」 高山正之 新潮文庫
印象
斜めに読むだけでも、いわゆる大手メディアの捏造、歪曲で吐き気をもよおす。
A新聞を筆頭に系列各局、N局。和人を貶める帰化シロアリ精神、新左翼崩れに占拠されているか。垂れ流される歪曲以外は触れたことも、考えたこともないジジババネーチャン。
これでは日本は消滅する。
ジジババTVには決して出ない筆者ら。最近のネット放送などでやや発言の場あり。少しは改善。だが、体制を動かすには遥かに遠い。既得権益で潤う大手新聞、局が潰れて完全自由・多様なメディア社会になるまで。新聞買わない。系列書籍買わない。焼け石に水か。司法に浸透する非和人のほうが問題は大きいか。
2016年11月3日 読んだ本の印象メモ
アラブの春、ウクライナ、シリア・・・なんとなく米国の策謀とは見ていたが、本書でその本質が明確に理解できる。
米国と云う国で見たら間違い。国を問題にしていない。米国、英国にただ本拠をおいている国際金融資本が動いている。
ナポレオン戦争で巨万の富を築いたロスチャイルドら国際金融資本はロシア革命(内実はユダヤ革命)、太平洋戦争、中国共産党・・・現在に至る各所の紛争、混乱に関係している。
米国南北戦争も。
民主化が武器だが、実際には民主化⇒民営化(=私営化)⇒グローバル化の3ステップの中で混乱に乗じ買い叩きその国の富を収奪、コントロールしてきた。即ち、米国が押し付ける民主化とは金と情報(メディア)による支配を目指すと云う意味になる。最終基本ツールは通貨発行権を持つ民営の中央銀行。
グローバリズムが世の流れと信じ込まされて入るが、グローバリズム=新自由主義=利己主義至上主義=利他主義排撃主義=正邪の逆転世界=超格差社会となる。対峙するのはナショナリズム、民族主義。日本は2000年に渡る歴史があり、米国ほどグローバル化してはいない。上手く、中間で頑張っている稀有な国。
プーチンはロシア民族主義者でグローバル化の圧力に抗している。これがウクライナ紛争の原因でプーチン潰し工作。中国、韓国は既にグローバル化されており、ウクライナは国際金融資本にとっての最終戦争と位置づけられる。
プーチンは日本の絶妙なバランスに学ぼうとしている。今こそ、ロシア交流を深めて中道の仲間を増やすべき時。 (安倍晋三はこれで動いているか)。プーチンがいなくなればロシヤはあっという間にグローバリズムの軍門に降るだろう。時間はない。
カダフィ、フセインらも民族主義で抗して殺された。歴史は戻らない。
グローバリズムの底はユダヤ人が2000年間生き延びたディアスポラ経験とイスラエル建国民族主義。世界各地にユダヤ人がいて初めてイスラエル国が維持できる経験。グローバリズムと云う国際主義は現代の共産主義。もともとソ連の国際共産主義もロシア内ユダヤ人の救済目的で国際金融資本の援助で成立。ロマノフ王朝の資産は見事に借金返済に当てられた。
今も、国際金融資本の行動原理は国や民族関係なしのワンワールドへ。マネーのみ。民主化とかグローバリズムとかは言っているが。超格差社会。こんな世界で日本人は生きては行けぬ。民族が生まれた地で他人をもいたわって生きていける民族主義を捨ててはならぬ。少なくとも2000年は守ってきた。プーチンロシアが同じ道を模索するなら手を結ぶべき。 北方領土は頭が痛いがどのような世界に住むかが優先される。
仏教国日本は「中道」で行くべし。
等と色々考えさせらたが、老みの虫生活者には何も具体的な行動は取れない。選挙になったら安倍自民に投票するか。それにしてもろくな議員がいないような気はするが。
日韓合意は末代までの恥辱。日本2000年の根底を揺るがす。安倍、岸田わかっていますか?。
現在、米国大統領選において、国際金融資本の優等生ヒラリーが苦戦しているのも、本拠地をおかれた米国民にもついにマグマのような不満が吹き出しているような気もする。一旦、米国は崩れるかもしれない。日本の生き残りのため、プーチンロシアとの提携を急いで置く必要あり。
2015年9月10日
赤祖父俊一先生の「正しく知る地球温暖化」の知見があれば驚くに当たらない事実を記述。
【斜めとばし読みの印象】
70年代の公害対策を機に膨れあがった「環境を仕事とする人間」が、公害問題ほぼ解決後の現在も、飯の種として1兆円を遙かに超える税金が使われている。無知なメディアを利用して「環境恐怖」を増幅。否、メディアも恐怖で飯を食う。官学民業者メディア全てが環境テロリストか。利権のみか。
環境名目の出費はかまわぬが、科学的に何の目処も成果も得られぬことに浪費せず、人間社会に貢献することに金を使え。「環境」と云う言葉が「利権」と読める実態を打開したいが難しい。
特に「CO2の温室効果地球温暖化」に金を注ぐのは全くの無駄と確信。
2015年9月7日 単位訂正 ℃/年 ⇒ ℃/100年
2015年9月7日 失念していた書籍メモを久々に投稿。今後も、メモはブログに限るを忘れまじ。
CO2温室効果、地球温暖化、IPCC、地球シミュレーション、排出権取引・・・・・常々、何かおかしい。
特に、シミュレーション・・・物理現象を仕事で使う人間なら、太陽活動、宇宙線、水蒸気、雲、雪、メタン、地球軌道、自転、海流、風、人口密度、森林伐採、ダム等々・・・複雑な気候をシミュレーションとは信じられない。係数をいじって現象に合わせるチューニングの繰り返しで好きな結果を出せる・説明できることは百も承知。
やはり、地道な気候学、古気候学の知見は無視され政治的、利権確保的プロパガンダが横行していた。
衝撃的メディア報道の無知、商売。本書で納得。
但し、自然気候変動としての温暖化は続くので順応する必要はある。虚偽の炭素取引などに金を使わず、環境・食料・省エネ・貧困対策など実になるものに金を使え。 納得。
場末のバーを起点に事件の真相を追ったルポルタージュ。背景に日本最小県鳥取の現状もレポート。ひなびた歓楽街の場末の人間模様で真相が迫ってくる秀作。順風満帆の新聞記者や刑事までもが底なし地獄へ死へと落ち込んで行った謎を追う。但し、鳥取県を知るものにとって、このバーは想像だに出来ぬ特殊な場所。鳥取全体は移住したくなるような快適・健康な地であることには一切触れられてない。東京からの出張取材で万やむを得ないものの。
1,000人近い記録に残る人々の死に際を収集し、年齢別に記述。真偽は問わない、よくも調べたり、山田風太郎氏の執念か。40代~60代の必読書と考える。人は蟻の如く無数に生まれ消えていく。どんなに業績をあげようが、無為に生きようが結末は同じ。ただ、記録に残るか否かの差。なれば、大多数の記録にも残らぬ我々無為の人も、時々本書を開き、記録を参考に最後の日をイメージし、準備をし、覚悟をして、残りの日々を過ごせば、如何なる偉人にも劣らぬ最後の日を迎えることが出来るか。と密かに思わせる異色の本。