仙台独走か？－２

仙台独走の条件として、川崎、広島、レッズ戦を五分で戦うことをあげましたが、
言ったそばから、川崎に負けました。
前半、あと4試合、首位を死守できるか、仙台の正念場になります。

川崎の監督交代には一言言いましたが、フロントの思惑通り、川崎らしい戦いが
戻ってきました。
仙台戦も、壮烈な打ち合いの末のアディショナルタイムでの決勝ゴールで、
サポーターにとっては、こたえられない展開でしょうね。

代表戦、ナビスコの合間を縫って、広島、レッズ戦があります。
おそらく、どちらも見ごたえのある試合になることでしょう。
その前の札幌戦を取りこぼさないことが条件になりますが：

今年のJ１は、本当に力が均衡していて、上位争いが面白くなっています。
低迷していたジュビロ、エスパルス、レッズが、一応上位に来ていて、
それに、仙台、FC東京の新興勢力ががんばっている構図です。

一方、下位に相変わらず、これまで優勝争いをしていた、
ガンバ、柏、名古屋、鹿島が低迷しています。
ガンバは重症ですが、他のチームはいつでも連勝する力を持っています。
仙台との勝ち点10差も、まだ完全に射程距離内でしょう。

広島がちゃくちゃくと首位を狙っています。
仙台広島戦で、当然首位の入れ替えもあるでしょう。
あとの3位から13位は、どんぐりの背比べです。
中断後、順位が大きく動いてくることでしょう。

下位では、神戸が監督が変わって、どれだけ戦い方が変わるか、
注目ですが、最初からアジャストするのは、あまりないですよね。
西野監督も、シーズン前の他チームのオファーをことわりながら、
この時期の監督就任、ちょっと中途半端な気もします。

レッズ、FC東京戦、たしかに面白かったのですが、
どちらも決定力がないともいえます。
特に、レッズは守備も攻撃も弱点だらけのような気がします。

特に後半は、サイドを簡単に破られすぎで、コーナーに逃げるのが
精一杯の中での失点でした。
攻撃も完全に戦術を読まれていて、中盤でボールを失ってばかりいました。
勝てるゲーム内容ではないでしたね。

ペドロビッチ監督になって、ようやく低迷から抜け出せそうではありますが、
選手が消耗する戦い方で、夏を乗り切れるか、見守りたいです。