眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

うつとゴミ屋敷

2006-11-23 | うつとの付き合い方
はらたいらさんが亡くなって、またうつ病が話題になっています。
はらさんの場合には、はらさんを有名にした「クイズダービー」が終わってすぐ発病したようです。
たいへんな知識人だと思っていましたら、なくなった後の共演者の話では、かなりの努力をされていたようですね。
本人は、男の更年期と書いていますが、番組の終了がうつ発病のきっかけになったことは間違いないでしょう。
TV出演と言うだけでもテンションが上がるのに、それに備えた準備までしていたのですから、脳内興奮物質が枯渇するのも当然です。

うつ病は、他人からは理解されない病気です。
私自身も、高校時代から気分の浮き沈みに悩んできましたが、数年前本当のうつ状態に陥りました。
本当に何もする気が起こらなくなるのです。
あれほど好きだった本を広げても、読むことができず、こうしてネットに文章を書くこともできなくなったのです。
自分の部屋は散らかり放題で、どうかたずけるかもわかりません。
いわゆる「ゴミ屋敷」状態になったのです。

ここで、ゴミに当たるのが、買い集めた古本です。
古本屋を回ることが,唯一できることでしたので、神田,早稲田の古本屋街をさまよっては、100円本を面に買いあさりました。
戦前から,戦中戦後の古い本ばかりでしたので、他人からはまったくゴミでしかないものです。
自分では、きちんと最初から整理するつもりでいるのですが、整理するには莫大な労力が必要となります。
かくして、古本の山が積もり積もります。

まだ、外に出られるだけたいした病状ではなかったのかもしれません。
ほかには、北杜夫や高嶋忠夫などが発病したのが良く知られていますね。

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