またもや、大ヒットとしているようですが、商業路線になって、新海カラーが薄れていきました。
もはや、画風すら変わってしまって、かつての作品の面影もなくなってしまいました。
それは、良い悪いではないですが、寂しいですね。
売れない時期の作品は、チェリーボーイの淡い女性への憧れを、詩情豊かな風景描写で表していました。
それが、普通の少女漫画のラブコメディ的なストーリー展開となっていき、
観客数を商業ベースに乗せることに成功しました。
「すずめの戸締り」は、明らかに、ジブリの影響が色濃く出ています。
ストーリーは、幽遊白書のアレンジにしか受け取れません。
まあ、それで楽しめればいいわけで、新海監督も、独身から家族持ちとなって、
いつまでもチェリーでは生きていけませんしね。