★目黒区「新年のつどい」に、妻が14億で自己破産の小杉隆代議士が現れた!
きょう(1月4日)、恒例の目黒区「新年のつどい」が午前11時30分から、目黒雅叙園の宴会場で開かれた。出席者は、700~800人。会場に入るや否や、顔見知りのご婦人が、
「いま入り口で、小杉隆を見たのよ。あきれましたね。どのツラさげてきたのか!って言いたくなるじゃないの」と話かけてきた。
そりゃそうだ。昨年12月6日に、自民党の衆議院議員・小杉隆(71)の妻・敬子(69)が、なんと14億円もの借金で自己破産の申立てをしたのは、みなさんすでに、ご存知の通りだ。
その小杉代議士は、「新年のつどい」でどうしたか。
昨年3月には、新築の豪邸が借金のため、競売にされた。それなのに小杉代議士は、敬子夫人が自己破産を申立てたことが発覚した直後に、14億円の借金を「今年8月に知り驚天動地だった。借金は、すべて妻がしたことだ。私の政治信念に変わりはない」と責任逃れの言い訳。そんな言い分が、通るわけないだろう。ひどい話だ。
ぼくの知っている被害者は、もともと小杉代議士の支援者だった。1昨年9月の衆院選の最中に、敬子夫人から「小泉首相が、突然、解散なんかするもんだから、選挙の準備をしていなかったんです」と選挙資金といわれて、500万円を貸し、100万円だけ返して、400万円引っかかった。
他の被害者も、ほとんどが支援者だ。中には、1億円以上も貸し、返してもらえない人もいる。被害者は、みんな敬子夫人の夫が小杉代議士だから貸したのだ。
★小杉代議士は、一礼しただけで、無言のまま降壇した!
「新年のつどい」で、目黒区選出の国会議員、都会議員を紹介したとき、名前を呼ばれて壇上に上がった小杉代議士は、ただ一礼しただけで、挨拶をせずに降壇した。
これはおかしい。毎年、国会議員の挨拶(小杉と手塚仁雄の2人いたときは、選挙区で落選したが比例で当選した小杉に挨拶をさせず、手塚が挨拶した)、都会議員の代表(毎年順番で)の挨拶、目黒区の大使館のある大使(または代理)の挨拶があった。
ことしは、国会議員の小杉、都会議員、大使のいずれの挨拶もなかった。
小杉の妻が自己破産の申立てをしたから、「新年のつどい」のやり方を変更するなんて、主催者の目黒区もいい加減だよ。もし、小杉代議士が「出席はするが、挨拶はしない」といったのなら、小杉だけ挨拶をさせなければいい。なにも都議や大使まで、挨拶をさせない法はない。
いや、逆に目黒区のほうから「出席しても、挨拶で14億円の借金のことは触れないでくれ」といったのなら、そんなことなら、出席させないように断ればいい。
一番いいのは、小杉代議士が「新年のつどい」なんかに出席しなければよかったのだ。小杉代議士は、「借金は妻のしたことで、自分は関係ない」といっている手前、出席しなければならなかったのか。出席したからといって、誰も関係ないとは思わないよ。
「どのツラさげてきたのか!」と思うだけだ。
★区長・青木のこれが短歌だとは、“恥知らずの文化”だ!
「新年のつどい」に出席すると、いつも恥ずかしくてたまらなくなる。ことしも、区長・青木英二、区議会議長・二ノ宮啓吉の挨拶のとき、穴があったら入りたいほど恥ずかしかったぜ。
区長・青木は、「新年でございますので、短歌を作ってみました」と、もっともらしくいって披露したのが、
初日の出 区民乗せたる宝船 進む海路に 幸多かれ
よせやい!冗談もいい加減にしてくれよ。なにが短歌だ。
カルチャーセンターで、短歌を勉強しているという区職員のOBも、「あんなので短歌といわれたんじゃ、かなわないよ」って、嘲笑してたっけ。
かつてアメリカの文化人類学者のベネディクトは、その著書「菊と刀」で日本文化をいみじくも“恥の文化”といった。恥ずかしいと思うことが、日本人の行動原理になっているということだ。が、区長・青木の場合は、さしずめ“恥知らずの文化”というべきだろう。
他にも恥ずかしかったのは、区長・青木が政務調査費について、「私も区長として、議会の自主性を尊重しつつ、区民の信頼回復に務めていきたい」といった。政務調査費は、税金からでているのだから、地方自治法の区長の権限や目黒区の政務調査費に関する規定で、調べるつもりならば、これまでにやれることは、いくらもあった。
そのことについて、これまでぼくや増田宜男区議が、しつこく区長・青木に迫ってきた。けれど、区長・青木は何もせず。それを今頃になって、何をいっているのか。
★区長・青木の答弁を小ざかしく改ざんしたのは誰だ!
11月の定例区議会で、増田区議が区長・青木に対し、「政務調査費の違法な使途について区長の見解を問う!」一般質問を行った。(詳しくは、1月1日号の「区議会だより」をご覧ください)
区長・青木は、答弁の中で「目黒区政務調査費の交付に関する条例では、調査権を議長にゆだねており、指摘の事項について議長から報告がなく、告発を行う考えはない」といったことに「議会だより」ではなっている。
これは、肝心な個所を改ざんしている。
このときの答弁は、「政務調査費の調査は、議長に“委任”しており」といったのだ。だから、ぼくは定例議会の最終日に、「政務調査費についての緊急質問」で、そのことを取り上げた。(要約が1月1日号の「区議会だより」にでている)
地方自治法の定めでは、区長が議長に調査を“委任”することはできない。地方自治法第153条(長の事務の委任)で、“委任”できるのは、吏員、つまり職員だ。緊急質問で、条文を読み上げて、議長が調査するのは条例で定められているからであって、区長が“委任”したからではない。区長が“委任”したのであれば、違法だといったら、区長・青木は「お詫びして訂正します」と平謝りだったじゃないか。(そのやりとりは、ぼくのホームページの動画版でご覧になれます)
「議長に“委任”しており」を「議長にゆだねており」と改ざんするとは、小ざかしい真似をするものだ。
「ゆだねており」なら、地方自治法違反にはならないとでも思っているのか。改ざんしたのは、区長・青木自身か、あるいは側近か。汚いことをするにもほどがある。もし、側近が改ざんしたのなら、そんなことまでして、区長・青木をかばう必要はないのだ。
★議長・二ノ宮も“私的諮問機関”と恥知らずの挨拶を!
恥知らずにかけては、区長・青木とドッチモドッチだったのが、議長・二ノ宮だよ。「新年のつどい」の挨拶で、二ノ宮は、「昨年、政務調査費の使途に関しては、区民のみなさまにご迷惑をおかけして、心より深くお詫び申し上げます」といったあと、
「12月26日に臨時議会を開き、政務調査費の透明性を担保するため、地方自治法第100条の2に基づいて、第三者委員会を私的諮問機関として、設置することができました」といった。
よくもこんな大間違いをするもんだ。どういう頭の構造なのか。
議長の私的諮問機関では、ダメだから、地方自治法第100条の2に基づいた第三者委員会を設置するためと政務調査費の条例改正で、臨時議会を開いて議決したのだ。
議長・二ノ宮は、そんなこともすっかり忘れてというよりも、きっと初めから理解できていないので、いまだに“私的諮問機関”とトンデモないことをいうのだろう。
もっとも、二ノ宮はすでにお伝えしたように、平成15年度の政務調査費で区議選の選挙事務所費を払っていて、先ごろあわてて返還した。政務調査費の不正と公職選挙法違反のダブルの不正だからだ。
そんな二ノ宮が、前議長・宮沢が議長を辞職したために、棚ボタで議長になった。けれど、議長がいまだに、“私的諮問機関”の第三者委員会といっているようでは、政務調査費の改革は、ほど遠いというしかない。
(1月4日午後9:55更新)
きょう(1月4日)、恒例の目黒区「新年のつどい」が午前11時30分から、目黒雅叙園の宴会場で開かれた。出席者は、700~800人。会場に入るや否や、顔見知りのご婦人が、
「いま入り口で、小杉隆を見たのよ。あきれましたね。どのツラさげてきたのか!って言いたくなるじゃないの」と話かけてきた。
そりゃそうだ。昨年12月6日に、自民党の衆議院議員・小杉隆(71)の妻・敬子(69)が、なんと14億円もの借金で自己破産の申立てをしたのは、みなさんすでに、ご存知の通りだ。
その小杉代議士は、「新年のつどい」でどうしたか。
昨年3月には、新築の豪邸が借金のため、競売にされた。それなのに小杉代議士は、敬子夫人が自己破産を申立てたことが発覚した直後に、14億円の借金を「今年8月に知り驚天動地だった。借金は、すべて妻がしたことだ。私の政治信念に変わりはない」と責任逃れの言い訳。そんな言い分が、通るわけないだろう。ひどい話だ。
ぼくの知っている被害者は、もともと小杉代議士の支援者だった。1昨年9月の衆院選の最中に、敬子夫人から「小泉首相が、突然、解散なんかするもんだから、選挙の準備をしていなかったんです」と選挙資金といわれて、500万円を貸し、100万円だけ返して、400万円引っかかった。
他の被害者も、ほとんどが支援者だ。中には、1億円以上も貸し、返してもらえない人もいる。被害者は、みんな敬子夫人の夫が小杉代議士だから貸したのだ。
★小杉代議士は、一礼しただけで、無言のまま降壇した!
「新年のつどい」で、目黒区選出の国会議員、都会議員を紹介したとき、名前を呼ばれて壇上に上がった小杉代議士は、ただ一礼しただけで、挨拶をせずに降壇した。
これはおかしい。毎年、国会議員の挨拶(小杉と手塚仁雄の2人いたときは、選挙区で落選したが比例で当選した小杉に挨拶をさせず、手塚が挨拶した)、都会議員の代表(毎年順番で)の挨拶、目黒区の大使館のある大使(または代理)の挨拶があった。
ことしは、国会議員の小杉、都会議員、大使のいずれの挨拶もなかった。
小杉の妻が自己破産の申立てをしたから、「新年のつどい」のやり方を変更するなんて、主催者の目黒区もいい加減だよ。もし、小杉代議士が「出席はするが、挨拶はしない」といったのなら、小杉だけ挨拶をさせなければいい。なにも都議や大使まで、挨拶をさせない法はない。
いや、逆に目黒区のほうから「出席しても、挨拶で14億円の借金のことは触れないでくれ」といったのなら、そんなことなら、出席させないように断ればいい。
一番いいのは、小杉代議士が「新年のつどい」なんかに出席しなければよかったのだ。小杉代議士は、「借金は妻のしたことで、自分は関係ない」といっている手前、出席しなければならなかったのか。出席したからといって、誰も関係ないとは思わないよ。
「どのツラさげてきたのか!」と思うだけだ。
★区長・青木のこれが短歌だとは、“恥知らずの文化”だ!
「新年のつどい」に出席すると、いつも恥ずかしくてたまらなくなる。ことしも、区長・青木英二、区議会議長・二ノ宮啓吉の挨拶のとき、穴があったら入りたいほど恥ずかしかったぜ。
区長・青木は、「新年でございますので、短歌を作ってみました」と、もっともらしくいって披露したのが、
初日の出 区民乗せたる宝船 進む海路に 幸多かれ
よせやい!冗談もいい加減にしてくれよ。なにが短歌だ。
カルチャーセンターで、短歌を勉強しているという区職員のOBも、「あんなので短歌といわれたんじゃ、かなわないよ」って、嘲笑してたっけ。
かつてアメリカの文化人類学者のベネディクトは、その著書「菊と刀」で日本文化をいみじくも“恥の文化”といった。恥ずかしいと思うことが、日本人の行動原理になっているということだ。が、区長・青木の場合は、さしずめ“恥知らずの文化”というべきだろう。
他にも恥ずかしかったのは、区長・青木が政務調査費について、「私も区長として、議会の自主性を尊重しつつ、区民の信頼回復に務めていきたい」といった。政務調査費は、税金からでているのだから、地方自治法の区長の権限や目黒区の政務調査費に関する規定で、調べるつもりならば、これまでにやれることは、いくらもあった。
そのことについて、これまでぼくや増田宜男区議が、しつこく区長・青木に迫ってきた。けれど、区長・青木は何もせず。それを今頃になって、何をいっているのか。
★区長・青木の答弁を小ざかしく改ざんしたのは誰だ!
11月の定例区議会で、増田区議が区長・青木に対し、「政務調査費の違法な使途について区長の見解を問う!」一般質問を行った。(詳しくは、1月1日号の「区議会だより」をご覧ください)
区長・青木は、答弁の中で「目黒区政務調査費の交付に関する条例では、調査権を議長にゆだねており、指摘の事項について議長から報告がなく、告発を行う考えはない」といったことに「議会だより」ではなっている。
これは、肝心な個所を改ざんしている。
このときの答弁は、「政務調査費の調査は、議長に“委任”しており」といったのだ。だから、ぼくは定例議会の最終日に、「政務調査費についての緊急質問」で、そのことを取り上げた。(要約が1月1日号の「区議会だより」にでている)
地方自治法の定めでは、区長が議長に調査を“委任”することはできない。地方自治法第153条(長の事務の委任)で、“委任”できるのは、吏員、つまり職員だ。緊急質問で、条文を読み上げて、議長が調査するのは条例で定められているからであって、区長が“委任”したからではない。区長が“委任”したのであれば、違法だといったら、区長・青木は「お詫びして訂正します」と平謝りだったじゃないか。(そのやりとりは、ぼくのホームページの動画版でご覧になれます)
「議長に“委任”しており」を「議長にゆだねており」と改ざんするとは、小ざかしい真似をするものだ。
「ゆだねており」なら、地方自治法違反にはならないとでも思っているのか。改ざんしたのは、区長・青木自身か、あるいは側近か。汚いことをするにもほどがある。もし、側近が改ざんしたのなら、そんなことまでして、区長・青木をかばう必要はないのだ。
★議長・二ノ宮も“私的諮問機関”と恥知らずの挨拶を!
恥知らずにかけては、区長・青木とドッチモドッチだったのが、議長・二ノ宮だよ。「新年のつどい」の挨拶で、二ノ宮は、「昨年、政務調査費の使途に関しては、区民のみなさまにご迷惑をおかけして、心より深くお詫び申し上げます」といったあと、
「12月26日に臨時議会を開き、政務調査費の透明性を担保するため、地方自治法第100条の2に基づいて、第三者委員会を私的諮問機関として、設置することができました」といった。
よくもこんな大間違いをするもんだ。どういう頭の構造なのか。
議長の私的諮問機関では、ダメだから、地方自治法第100条の2に基づいた第三者委員会を設置するためと政務調査費の条例改正で、臨時議会を開いて議決したのだ。
議長・二ノ宮は、そんなこともすっかり忘れてというよりも、きっと初めから理解できていないので、いまだに“私的諮問機関”とトンデモないことをいうのだろう。
もっとも、二ノ宮はすでにお伝えしたように、平成15年度の政務調査費で区議選の選挙事務所費を払っていて、先ごろあわてて返還した。政務調査費の不正と公職選挙法違反のダブルの不正だからだ。
そんな二ノ宮が、前議長・宮沢が議長を辞職したために、棚ボタで議長になった。けれど、議長がいまだに、“私的諮問機関”の第三者委員会といっているようでは、政務調査費の改革は、ほど遠いというしかない。
(1月4日午後9:55更新)