目次
1.シェ松尾の内装費(469万円)について不当判決!(第1弾)
2.ミッキー安川さんの通夜・告別式
3.金銭疑惑の小沢一郎にこんな虚偽も判明
4.なぜ、今頃になって人工芝化のアンケート?
★シェ松尾の内装費の住民訴訟に不当判決!
結論を先にいう。とんでもない不当判決だ。
ぼくが原告になり、本人訴訟(弁護士を代理人にせず、本人が行う訴訟)で、住民訴訟を提起していた、めぐろキャンパス(都立大学跡地)内のレストラン・シェ松尾の内装工事費(469万3500円)を目黒区が公費で支出した裁判の判決があった。判決は「原告の請求を棄却する」の不当判決。原告であるぼくは、控訴することで、すでに準備を開始した。
不当判決の概要をお伝えする。とうてい1回では報告できないので、何回かに分けて報告しましょう。今回は、まずおおまかな概要のみです。
1月22日13時10分、東京地方裁判所民事第38部(裁判長裁判官 杉原則彦、裁判官 品田幸男、裁判官 角谷昌毅)で、「平成21年(行ウ)第309号 損害賠償(住民訴訟)請求事件」の判決の言い渡しがあった。
★シェ松尾が自費で改修工事をやるべきものだ!
レストラン・シェ松尾の内装工事は、平成20年3月6日に終了し、目黒区は5月7日に請負い業者に469万3500円を支払った。しかし、この支出は、本来、シェ松尾が支払うべきものであって、目黒区が公費で支払ったのは、地方自治法の“最少経費、最大効果”の原則や地方財政法に違反した違法な支出である。
そこで、ぼくは21年3月23日、住民監査請求を提起。けれど、同年5月21付で、監査委員は監査請求を棄却した。そのため、同年6月19日、目黒区長・青木英二を被告にして、契約担当者である個人の青木英二の損害賠償を求める住民訴訟を提起した。
★判決は、事実認定を誤り、入居時に区が内装工事をしたと!
判決書は、「検討」の項で、まず「地方公共団体がどのような契約を締結するかは、長の合理的な裁量にゆだねられているというべきであり、長においてその裁量権の範囲を逸脱し、又はこれを濫用して契約を締結した場合に限って、当該契約の締結が違法であるとの評価を受けるものというべきである」と判示する。もっともな正論である。
しかし、事実認定で、判決書から、ひとつ例を引用するだけでも、
「シェ松尾は、本件レストランの営業に当たり、目黒区が施工した本件レストランの内装をそのまま使用し、また、提供するメニューや営業時間についても一定の制約を受けることとなったため、本件レストランの内部が見えて落ち着かない、本件レストランの雰囲気がシェ松尾の運営するレストランにふさわしいものでないなどの意見が出るようになり、本件レストランの売上げが減少したこと、
目黒区は、シェ松尾から本件レストランの雰囲気や業態を利用者が期待する内容に沿うものにすることが、パーシモンのイメージを向上させるとともに、利用者に対するサービスを充実させることにもなり、その結果、利用者が増加して本件レストランの経営の安定にも資すると判断し、本件改修工事を行うこととしたことの格事実が認められる」
とまるで、目黒区とシェ松尾のちょうちん持ちみたいな論法なのである。
判決は、もっともらしく「シェ松尾は、本件レストランの営業に当たり、目黒区が施工した本件レストランの内装をそのまま使用し」と断定している。が、そんな証拠はどこにもない。被告の目黒区長・青木が、証拠もなく、いわば屁理屈をこねているのを採用しているのである。
★証拠写真では、入居時に区は内装工事はしていない!
原告のぼくは、保管されているシェ松尾が入居する直前の写真を開示請求で入手し、証拠として提出。その写真は、仕切りの壁面があるだけで、いってみれば室内は空っぽの状態だ。
それが、いうまでもなく、店舗用の建築物の賃貸の常識である。家主が店舗の内装までして貸すなんてことがあるわけないない。レストランであれ、ブティックであり、借りる業者が使い勝手のいいように内装を行い、店をでるときには、原状復帰してするのである。
判決書は、こんな不当なことの連続である。その結果が不当判決になったのだ。」次回から、不当判決を詳細に分析して報告する。
★ミッキー安川さんは、文字通りのマルチタレントだった!
1月18日に亡くなったミッキー安川さん(享年76)の通夜が22日、告別式が昨日行われた。ミッキーさんは、文字通りのマルチタレントで、コメディアン、ジャズシンガー、ノンフィクション作家、テレビリポーター、司会業、政治評論家、翻訳家など、数え上げたらきりがないほどだよ。
年配者ならご存知だが、1950年代にはミッキーさんのハチャメチャなアメリカ留学体験記「ふうらい坊留学記」(カッパブックス)が超ベストセラーになった。小田実さんの「何でも見てやろう」と人気を二分したものだった。
「ふうらい坊留学記」は、現在、中央公論社の「中公文庫」で復刊されているので、読むことができる。
ぼくはミッキーさんと40年近くの付き合いがあった。
昨年末、ミッキーさんが肺炎でダウンするまでやっていた、ラジオ日本のレギュラー番組「ミッキー安川のズバリ勝負!」「朝まで勝負!」に、一時期、ぼくはよくゲスト出演していた。ぼくの最初の目黒区議会選挙では、自由が丘の街頭で応援演説もしてくれた。
★サンスポは、通夜の記事をこんな具合に!
22日夜、ミッキーさんの自宅近くの横浜市戸塚の斎場で行われた通夜に、ぼくはお別れにいった。
通夜直後に更新されたネット版「サンケイスポーツ」の記事の一部を紹介すると、
***************
横浜高校野球部OBだったミッキーさん。斎場には、同校の後輩で大リーガーの松坂大輔投手からの花も届いた。3年ほど前に撮影されたという穏やかな表情の写真が遺影に使われ、周りを白いコチョウランが囲んだ。
棺にはミッキーさんが米サンディエゴで買ったお気に入りの帽子や衣類などが納められた。
長男のマット安川さんは「皆さんとのすべての思い出を天国に持っていった。言葉はきつかったが、愛情は100%入った父でした。石原知事には、『(ミッキーさんは)ぼくの青春時代なんだ』と言っていただきました。2人にしか分からない、青春時代があったのでしょうね」などと語った。
参列した剣劇女優、浅香光代さんは「『お芝居を見に行くから』って言ってくださっていたのに、ちょっと(天国への)お迎えが早いんじゃないかしら」と言葉を詰まらせた。
元芸能リポーターの須藤甚一郎さんは「電波ジャーナリズムの“本家”だった。毒舌だったけど、優しい人でした。何事にも当たって砕けろ、というところがあった」としのんだ。
「若いときには参院選の全国区に出ないかといわれたこともあったようで、それが政治評論の道につながったと思う。人生、やりたいことはすべてやったと思います」(須藤さん)
***************
★「電波ジャーナリズムの“本家”」の意味はこうだ!
通夜でテレビリポーター、新聞記者からコメントを求められ、ミッキーさんを「電波ジャーナリズムの“本家”」といったのは、ぼくや梨元勝リポーターの先輩として、ワイドショーの全盛期より前に、政治問題、事件、芸能スキャンダルなどを体当たり取材。
スタジオでも政治家や経済評論家と「コノヤロー!」って怒声を張り上げて、マジに大喧嘩。また、ラジオでも、与野党問わず政治家をじゃんじゃんゲストに呼んで、攻撃的な論争を仕掛けたものだ。
鳩山由紀夫総理も総理になる前、ミッキーさんのラジオ番組に何度も出演した。鳩山さんは、告別式に幸夫人と一緒に参列した。
★ミッキーさんと松坂大輔とのこんな秘話!
サンスポの記事に、大リーガーの松坂大輔投手が花を贈ったことがでている。単に横浜高校野球部の先輩・後輩という関係ではないのだ。
こんな裏話がある。
松坂が、甲子園で大活躍し優勝、西武ライオンズでも大活躍、その後、大リーガーとして、WBCで世界一になるほど活躍できるのも、松坂が高校生のとき、アメリカ人のトレーナー・ボブさんの特訓を受けたからだろう。恵比寿にあったボブさんのジムに松坂を送り込んだのが、ミッキーさんだった。
ボブさんは、元米軍の特殊部隊の兵士で、シルベスタ・スタローンの映画「ランボー」のモデルといわれた人だ。退役後、在日米軍で特殊訓練を行っていた。恵比寿にジムをつくり、巨人軍のクロマティー、力士の曙、武蔵丸なども特訓を受けた。
松坂が高校1年のとき、ミッキーさんが後輩の松坂ら有力選手をボブさんのジムに送り込んだ。ぼくは、松坂が西武に入団する直前、松坂らのトレーニングの様子を取材し、写真誌「フライデー」に写真を掲載した。
特別に作ったジムのトレーニング器械は、通常の器械より加重は数倍もあって、5分もやれば、もう汗まみれ。1回が30分以内と短いが超過激な特訓だ。そんな特訓を受けたので、松坂は高校時代で、すでに17回もの延長戦でも投げきったし、決勝ではノーヒット・ノーランで優勝できた。
松坂は、高校時代の体づくりが財産で、いまも活躍しているのだろう。通夜には、ボブさんも横浜高校野球部の渡辺監督の姿もあった。
ミッキーさんは、古希を過ぎてからも、根っからの天邪鬼(あまのじゃく)、反骨精神の持ち主だった。が、その毒舌ももう聞くことだできない。
★小沢一郎は、なぜこんなに元気なったのか?
テレビ、新聞の報道は、小沢一郎の金銭疑惑をこれでもか、ってなほど取り上げているよ。
いつから小沢はこんなに元気になったんだい?小沢が、民主党の代表だったとき、小沢自身が「主治医から、食後2時間は横になっているようにいわれている」などといって、民主党の議員総会や国会の本会議をすっぽかしていたじゃないか。長時間の事情聴取を受けても元気そのもの。そのあとも記者会見までやるタフぶり。
北海道や大阪まで飛び回っていて、元気だよなあ!あれは仮病(けびょう)だったのか?
★小沢は、偽装文書まで作成して虚偽報告会見した!
自民党は、小沢金銭スキャンダルを攻めるのが下手だよ。
小沢の3年前の不動購入疑惑のときの会見が、まだ記憶に鮮明だが、あの会見が嘘っぱちだったのだ判明したという。先日、新聞各紙が報道していた。が、それをつぎに紹介する。
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土地所有は陸山会との「確認書」、作成日を偽装
(2010年1月21日03時11分 435読売新聞)
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、問題の東京都世田谷区の土地の所有者が登記上の小沢氏ではなく、同会であるとした「確認書」が、2004年の土地購入当時ではなく、土地が同会の所有であると小沢氏が説明した07年2月の記者会見の直前に作成されていたことが、関係者の話で分かった。
小沢氏は昨年末の記者会見で、「僕は全部公開してきた」「これ以上どうやって説明するのか」などと述べていたが、その公表内容に問題があったことが改めて浮き彫りになった。
確認書は、小沢氏と弁護士が開いた07年2月の記者会見で、土地取引の契約書や売り渡し証書などとともに配布された。確認書は、「陸山会代表 小沢一郎」と個人としての「小澤一郎」が取り交わしたもので、東京都世田谷区深沢の土地に関して、登記上は小沢氏の名義になっているものの、実際の所有者は同会であるとした内容だった。
当時、陸山会が多数の不動産を所有していることが問題となり、今回の事件の世田谷区の土地も焦点になっていた。また、不動産の登記上の名義が小沢氏個人となっており、「政治資金を使って蓄財しているのでは」との指摘が出ていた。小沢氏はこうした指摘に反論するため、会見でこの確認書を提示。「政治団体は人格なき社団で陸山会名義で登記できない。そのため小沢一郎名義で登記したが、実際の所有者は陸山会」と説明した。
しかし、この土地の購入代金支払日は、04年10月29日だったのに、確認書の日付は、不動産登記をした05年1月7日になっていた。
さらに、この確認書が実際に作成されたのは07年2月ごろで、会見の直前だったことも分かった。確認書は同会の事務所にあるパソコン内に保存されたままになっており、東京地検特捜部は昨年3月、同会を巡る西松建設からの違法献金事件で捜索を行った際に、データを押収。分析した結果、実際の作成日が判明した。特捜部は、確認書がつじつま合わせのために作成された疑いが強いとみている。
***************
ニセ文書まで作成したってのだから、これだけでも、自民はじゃんじゃん追及すればいいよ。
★なぜ、今頃になって人工芝化のアンケートなんだ!
昨年、区民、保護者に事前の意見も聞かず、人工芝化された目黒区立油面小学校の関係者から、いまごろになって、人工芝化に関するアンケート調査が行われたと情報提供があった。そのアンケート内容を紹介する。
情報提供してくれた方も「こうしたアンケートは、事前にやっておくべきことでしょう」と怒っているが、当然である。
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保護者の皆さまへの人工芝の校庭に関するアンケート
日頃より、目黒区の教育についてご理解とご協力をいただきありがとうございます。
このたび、お子様の通われている学校の人工芝の校庭についてアンケートをさせていただくことになりましたので、ご協力をお願いいたします。
なお、提出期限は平成22年1月22日(金)までにお願いいたします。
1 お子様の通う学校が人工芝を中心とした校庭になってどのように思われますか。該当するものを○で囲んでください。また、その理由を教えてください。
良くなった 特に変わらない 以前のほうが良かった
その理由:
2 お子様は、人工芝を中心とした校庭をどのように思っているのでしょうか。
該当するものを○で囲んでください。また、その理由を教えてください。
喜んでいる 特にかわらない 以前のほうが良かった
その理由:
3 保護者として、校庭に望むことは何ですか。
ご協力ありがとうございました。
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人工芝化の既成事実をつくっておいて、あとでアンケートをとるのは、順序が逆だ!
1.シェ松尾の内装費(469万円)について不当判決!(第1弾)
2.ミッキー安川さんの通夜・告別式
3.金銭疑惑の小沢一郎にこんな虚偽も判明
4.なぜ、今頃になって人工芝化のアンケート?
★シェ松尾の内装費の住民訴訟に不当判決!
結論を先にいう。とんでもない不当判決だ。
ぼくが原告になり、本人訴訟(弁護士を代理人にせず、本人が行う訴訟)で、住民訴訟を提起していた、めぐろキャンパス(都立大学跡地)内のレストラン・シェ松尾の内装工事費(469万3500円)を目黒区が公費で支出した裁判の判決があった。判決は「原告の請求を棄却する」の不当判決。原告であるぼくは、控訴することで、すでに準備を開始した。
不当判決の概要をお伝えする。とうてい1回では報告できないので、何回かに分けて報告しましょう。今回は、まずおおまかな概要のみです。
1月22日13時10分、東京地方裁判所民事第38部(裁判長裁判官 杉原則彦、裁判官 品田幸男、裁判官 角谷昌毅)で、「平成21年(行ウ)第309号 損害賠償(住民訴訟)請求事件」の判決の言い渡しがあった。
★シェ松尾が自費で改修工事をやるべきものだ!
レストラン・シェ松尾の内装工事は、平成20年3月6日に終了し、目黒区は5月7日に請負い業者に469万3500円を支払った。しかし、この支出は、本来、シェ松尾が支払うべきものであって、目黒区が公費で支払ったのは、地方自治法の“最少経費、最大効果”の原則や地方財政法に違反した違法な支出である。
そこで、ぼくは21年3月23日、住民監査請求を提起。けれど、同年5月21付で、監査委員は監査請求を棄却した。そのため、同年6月19日、目黒区長・青木英二を被告にして、契約担当者である個人の青木英二の損害賠償を求める住民訴訟を提起した。
★判決は、事実認定を誤り、入居時に区が内装工事をしたと!
判決書は、「検討」の項で、まず「地方公共団体がどのような契約を締結するかは、長の合理的な裁量にゆだねられているというべきであり、長においてその裁量権の範囲を逸脱し、又はこれを濫用して契約を締結した場合に限って、当該契約の締結が違法であるとの評価を受けるものというべきである」と判示する。もっともな正論である。
しかし、事実認定で、判決書から、ひとつ例を引用するだけでも、
「シェ松尾は、本件レストランの営業に当たり、目黒区が施工した本件レストランの内装をそのまま使用し、また、提供するメニューや営業時間についても一定の制約を受けることとなったため、本件レストランの内部が見えて落ち着かない、本件レストランの雰囲気がシェ松尾の運営するレストランにふさわしいものでないなどの意見が出るようになり、本件レストランの売上げが減少したこと、
目黒区は、シェ松尾から本件レストランの雰囲気や業態を利用者が期待する内容に沿うものにすることが、パーシモンのイメージを向上させるとともに、利用者に対するサービスを充実させることにもなり、その結果、利用者が増加して本件レストランの経営の安定にも資すると判断し、本件改修工事を行うこととしたことの格事実が認められる」
とまるで、目黒区とシェ松尾のちょうちん持ちみたいな論法なのである。
判決は、もっともらしく「シェ松尾は、本件レストランの営業に当たり、目黒区が施工した本件レストランの内装をそのまま使用し」と断定している。が、そんな証拠はどこにもない。被告の目黒区長・青木が、証拠もなく、いわば屁理屈をこねているのを採用しているのである。
★証拠写真では、入居時に区は内装工事はしていない!
原告のぼくは、保管されているシェ松尾が入居する直前の写真を開示請求で入手し、証拠として提出。その写真は、仕切りの壁面があるだけで、いってみれば室内は空っぽの状態だ。
それが、いうまでもなく、店舗用の建築物の賃貸の常識である。家主が店舗の内装までして貸すなんてことがあるわけないない。レストランであれ、ブティックであり、借りる業者が使い勝手のいいように内装を行い、店をでるときには、原状復帰してするのである。
判決書は、こんな不当なことの連続である。その結果が不当判決になったのだ。」次回から、不当判決を詳細に分析して報告する。
★ミッキー安川さんは、文字通りのマルチタレントだった!
1月18日に亡くなったミッキー安川さん(享年76)の通夜が22日、告別式が昨日行われた。ミッキーさんは、文字通りのマルチタレントで、コメディアン、ジャズシンガー、ノンフィクション作家、テレビリポーター、司会業、政治評論家、翻訳家など、数え上げたらきりがないほどだよ。
年配者ならご存知だが、1950年代にはミッキーさんのハチャメチャなアメリカ留学体験記「ふうらい坊留学記」(カッパブックス)が超ベストセラーになった。小田実さんの「何でも見てやろう」と人気を二分したものだった。
「ふうらい坊留学記」は、現在、中央公論社の「中公文庫」で復刊されているので、読むことができる。
ぼくはミッキーさんと40年近くの付き合いがあった。
昨年末、ミッキーさんが肺炎でダウンするまでやっていた、ラジオ日本のレギュラー番組「ミッキー安川のズバリ勝負!」「朝まで勝負!」に、一時期、ぼくはよくゲスト出演していた。ぼくの最初の目黒区議会選挙では、自由が丘の街頭で応援演説もしてくれた。
★サンスポは、通夜の記事をこんな具合に!
22日夜、ミッキーさんの自宅近くの横浜市戸塚の斎場で行われた通夜に、ぼくはお別れにいった。
通夜直後に更新されたネット版「サンケイスポーツ」の記事の一部を紹介すると、
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横浜高校野球部OBだったミッキーさん。斎場には、同校の後輩で大リーガーの松坂大輔投手からの花も届いた。3年ほど前に撮影されたという穏やかな表情の写真が遺影に使われ、周りを白いコチョウランが囲んだ。
棺にはミッキーさんが米サンディエゴで買ったお気に入りの帽子や衣類などが納められた。
長男のマット安川さんは「皆さんとのすべての思い出を天国に持っていった。言葉はきつかったが、愛情は100%入った父でした。石原知事には、『(ミッキーさんは)ぼくの青春時代なんだ』と言っていただきました。2人にしか分からない、青春時代があったのでしょうね」などと語った。
参列した剣劇女優、浅香光代さんは「『お芝居を見に行くから』って言ってくださっていたのに、ちょっと(天国への)お迎えが早いんじゃないかしら」と言葉を詰まらせた。
元芸能リポーターの須藤甚一郎さんは「電波ジャーナリズムの“本家”だった。毒舌だったけど、優しい人でした。何事にも当たって砕けろ、というところがあった」としのんだ。
「若いときには参院選の全国区に出ないかといわれたこともあったようで、それが政治評論の道につながったと思う。人生、やりたいことはすべてやったと思います」(須藤さん)
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★「電波ジャーナリズムの“本家”」の意味はこうだ!
通夜でテレビリポーター、新聞記者からコメントを求められ、ミッキーさんを「電波ジャーナリズムの“本家”」といったのは、ぼくや梨元勝リポーターの先輩として、ワイドショーの全盛期より前に、政治問題、事件、芸能スキャンダルなどを体当たり取材。
スタジオでも政治家や経済評論家と「コノヤロー!」って怒声を張り上げて、マジに大喧嘩。また、ラジオでも、与野党問わず政治家をじゃんじゃんゲストに呼んで、攻撃的な論争を仕掛けたものだ。
鳩山由紀夫総理も総理になる前、ミッキーさんのラジオ番組に何度も出演した。鳩山さんは、告別式に幸夫人と一緒に参列した。
★ミッキーさんと松坂大輔とのこんな秘話!
サンスポの記事に、大リーガーの松坂大輔投手が花を贈ったことがでている。単に横浜高校野球部の先輩・後輩という関係ではないのだ。
こんな裏話がある。
松坂が、甲子園で大活躍し優勝、西武ライオンズでも大活躍、その後、大リーガーとして、WBCで世界一になるほど活躍できるのも、松坂が高校生のとき、アメリカ人のトレーナー・ボブさんの特訓を受けたからだろう。恵比寿にあったボブさんのジムに松坂を送り込んだのが、ミッキーさんだった。
ボブさんは、元米軍の特殊部隊の兵士で、シルベスタ・スタローンの映画「ランボー」のモデルといわれた人だ。退役後、在日米軍で特殊訓練を行っていた。恵比寿にジムをつくり、巨人軍のクロマティー、力士の曙、武蔵丸なども特訓を受けた。
松坂が高校1年のとき、ミッキーさんが後輩の松坂ら有力選手をボブさんのジムに送り込んだ。ぼくは、松坂が西武に入団する直前、松坂らのトレーニングの様子を取材し、写真誌「フライデー」に写真を掲載した。
特別に作ったジムのトレーニング器械は、通常の器械より加重は数倍もあって、5分もやれば、もう汗まみれ。1回が30分以内と短いが超過激な特訓だ。そんな特訓を受けたので、松坂は高校時代で、すでに17回もの延長戦でも投げきったし、決勝ではノーヒット・ノーランで優勝できた。
松坂は、高校時代の体づくりが財産で、いまも活躍しているのだろう。通夜には、ボブさんも横浜高校野球部の渡辺監督の姿もあった。
ミッキーさんは、古希を過ぎてからも、根っからの天邪鬼(あまのじゃく)、反骨精神の持ち主だった。が、その毒舌ももう聞くことだできない。
★小沢一郎は、なぜこんなに元気なったのか?
テレビ、新聞の報道は、小沢一郎の金銭疑惑をこれでもか、ってなほど取り上げているよ。
いつから小沢はこんなに元気になったんだい?小沢が、民主党の代表だったとき、小沢自身が「主治医から、食後2時間は横になっているようにいわれている」などといって、民主党の議員総会や国会の本会議をすっぽかしていたじゃないか。長時間の事情聴取を受けても元気そのもの。そのあとも記者会見までやるタフぶり。
北海道や大阪まで飛び回っていて、元気だよなあ!あれは仮病(けびょう)だったのか?
★小沢は、偽装文書まで作成して虚偽報告会見した!
自民党は、小沢金銭スキャンダルを攻めるのが下手だよ。
小沢の3年前の不動購入疑惑のときの会見が、まだ記憶に鮮明だが、あの会見が嘘っぱちだったのだ判明したという。先日、新聞各紙が報道していた。が、それをつぎに紹介する。
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土地所有は陸山会との「確認書」、作成日を偽装
(2010年1月21日03時11分 435読売新聞)
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、問題の東京都世田谷区の土地の所有者が登記上の小沢氏ではなく、同会であるとした「確認書」が、2004年の土地購入当時ではなく、土地が同会の所有であると小沢氏が説明した07年2月の記者会見の直前に作成されていたことが、関係者の話で分かった。
小沢氏は昨年末の記者会見で、「僕は全部公開してきた」「これ以上どうやって説明するのか」などと述べていたが、その公表内容に問題があったことが改めて浮き彫りになった。
確認書は、小沢氏と弁護士が開いた07年2月の記者会見で、土地取引の契約書や売り渡し証書などとともに配布された。確認書は、「陸山会代表 小沢一郎」と個人としての「小澤一郎」が取り交わしたもので、東京都世田谷区深沢の土地に関して、登記上は小沢氏の名義になっているものの、実際の所有者は同会であるとした内容だった。
当時、陸山会が多数の不動産を所有していることが問題となり、今回の事件の世田谷区の土地も焦点になっていた。また、不動産の登記上の名義が小沢氏個人となっており、「政治資金を使って蓄財しているのでは」との指摘が出ていた。小沢氏はこうした指摘に反論するため、会見でこの確認書を提示。「政治団体は人格なき社団で陸山会名義で登記できない。そのため小沢一郎名義で登記したが、実際の所有者は陸山会」と説明した。
しかし、この土地の購入代金支払日は、04年10月29日だったのに、確認書の日付は、不動産登記をした05年1月7日になっていた。
さらに、この確認書が実際に作成されたのは07年2月ごろで、会見の直前だったことも分かった。確認書は同会の事務所にあるパソコン内に保存されたままになっており、東京地検特捜部は昨年3月、同会を巡る西松建設からの違法献金事件で捜索を行った際に、データを押収。分析した結果、実際の作成日が判明した。特捜部は、確認書がつじつま合わせのために作成された疑いが強いとみている。
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ニセ文書まで作成したってのだから、これだけでも、自民はじゃんじゃん追及すればいいよ。
★なぜ、今頃になって人工芝化のアンケートなんだ!
昨年、区民、保護者に事前の意見も聞かず、人工芝化された目黒区立油面小学校の関係者から、いまごろになって、人工芝化に関するアンケート調査が行われたと情報提供があった。そのアンケート内容を紹介する。
情報提供してくれた方も「こうしたアンケートは、事前にやっておくべきことでしょう」と怒っているが、当然である。
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保護者の皆さまへの人工芝の校庭に関するアンケート
日頃より、目黒区の教育についてご理解とご協力をいただきありがとうございます。
このたび、お子様の通われている学校の人工芝の校庭についてアンケートをさせていただくことになりましたので、ご協力をお願いいたします。
なお、提出期限は平成22年1月22日(金)までにお願いいたします。
1 お子様の通う学校が人工芝を中心とした校庭になってどのように思われますか。該当するものを○で囲んでください。また、その理由を教えてください。
良くなった 特に変わらない 以前のほうが良かった
その理由:
2 お子様は、人工芝を中心とした校庭をどのように思っているのでしょうか。
該当するものを○で囲んでください。また、その理由を教えてください。
喜んでいる 特にかわらない 以前のほうが良かった
その理由:
3 保護者として、校庭に望むことは何ですか。
ご協力ありがとうございました。
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人工芝化の既成事実をつくっておいて、あとでアンケートをとるのは、順序が逆だ!