須藤甚一郎ウィークリーニュース!

目黒区議会議員・ジャーナリスト須藤甚一郎のウィークリーニュースです。

712号 なぜ舛添が都知事になってはいけいない人間なのか、その理由はこれだ!

2014-02-12 | 記 事
(前号より続き)
今回の都知事選に当選した舛添要一が、なぜ地方自治法上、東京の代表である。そして、都知事といえば、1300都民の東京の顔だよ。なぜ、舛添が都知事になってはいけない人物なのか、その理由を列挙する。
 
その1 舛添は嘘つきである。平然と嘘をついてしゃーしゃーとしている、虚言症みたいなやつである。しかも、身内を助けようとしないのだ。
 
今回の都知事選でも舛添は「私は母の介護をした経験があるので、介護問題は詳しい」などと演説を繰り返した。舛添が99年に最初の都知事選に立候補したときも、母親の介護を宣伝文句にした。当時、介護保険が導入される直前で、介護が注目のまとであった。
 
舛添は、その頃、東大助教授であり、またテレビのコメンテイターとして売れっ子であった。目先の効く男だから、すぐに介護問題に飛びついて、母の介護に関する「母に襁褓(むつき)をあてるとき―介護 闘いの日々」(98年、中央公論社)を出版した。ちなみに、襁褓(むつき)とはオムツの古語である。
 
その直後に舛添は、都知事選に立候補し、結果は落選に終わった。けれど、選挙演説では“母親の介護”を売りにして絶叫した。
しかし、「弟の要一は、母親の介護はしていません!」と、舛添の嘘を暴いたのが、他でもない舛添の一番上の姉だった。
 
長姉は、母と一緒に北九州市で生活していて、「母の介護は、私たち夫婦でやっているのです。要一が母の介護をしているようにいうのは嘘です。要一が母を訪ねてくるときは、テレビの取材班や週刊誌の記者・カメラマンを連れてきて、自分の宣伝のために介護のまねごとをするだけです」と週刊誌の取材に答えた。
 
舛添の母も長姉も亡くなった。が、長姉は長年にわたり生活保護のお世話になっていた。東大助教授とテレビで稼ぎ、北海道に別荘や競馬の馬主であった舛添に北九州市の生活保護の担当職員が「1万円も2万円でも、お姉さんに援助してやってくれないか」という要請を舛添は拒否した。このような身内に対しての考えられない非人情は、今回の都知事選で「週刊文春」などが暴露している。そんな舛添は、どう見ても都知事にふさわしいとはいえまい。
 
ところが「舛添は実行力がある、きっと都民のためにやってくれる」と、自民党の都知事選の宣伝文句のようなことを、いっている都民がいるのだから、困ったもんだ。身内の世話もしないやつが、都知事になって都民のことを親身に思ってやるはずないだろうよ。
 
その2 舛添はカネに汚いやつだ。新党改革の政党助成金で2億5000万円の借金を返済したのは、法律違反だ!すでに告発された。
 
都知事選の真っ最中に、この金銭スキャンダルが発覚して、週刊誌が取り上げた。けれど、支援した自民党の公明党も知らんツラ。あの小沢一郎が、やはり政党助成金で不動産を買ったときには、自公は鳴り物入りで大騒ぎしたのに、沈黙したままだ。おかしいじゃないか。
 
選挙に勝てば、すべてOKだなんて思ったら間違いだ。市民グループが、この件ですでに告発状を提出したという。
もし、知事なって任期中にこんな事実が発覚したら、知事辞職になってもいいような“事件”だよ。これから、舛添に何が飛び出すか。猪瀬同様、舛添も1年位で辞めるなんてことになるかも。
 
告発といえば、都知事選の最中に、舛添陣営は演説会にやっていた有権者に、東京五輪決定のバッジ(2000円だそうだ)を大量に配ったのが、公選法違反だとして、すでに告発されている。
前知事・猪瀬は、徳洲会から5000万円を受け取って、収賄罪容疑で任意の事情聴取が続いているが、都知事選も終了したので、この数日中の逮捕される可能性は大きい。
 
その3 舛添は結婚4回、離婚3回。結婚相手以外の女性2人に3人の婚外子いるが、養育費ちゃんと払わずに家庭裁判所で係争中!
 
これまで結婚3回、離婚2回といわれてきた。しかし、実際には、舛添は学生結婚し離婚していたので、結婚4回、離婚3回が正しいようだ。今回の「都知事選で、自民党が党をあげて支援することになり、総理・安倍が舛添の2番目の妻だった片山さつきに「舛添候補と応援してください!」といったが、片山は「はい」といわず。
 
記者連中から理由を聞かれた片山は「責任を取らず、認知した婚外子の面倒を見ずに、訴訟が係争中なのを見過ごすことはできない!」ときっぱり答えた。
婚外子のうち一人は、障害者ですでに成人しているという。舛添は、成人したのだから、もう扶養の必要なないといっているそうだ。そんな理屈は通らない。
 
片山は、舛添が自民党から離党し、除名されたとき、「婦人公論」の取材に対して、つぎのように答えた。
「私と結婚中に女性に子どもを産ませた。夫婦げんかになったとき、舛添はナイフのコレクションが趣味で、大きなナイフの刃を私に向けて迫ってきた」旨の発言をしたのである。夫婦げんかで大きなナイフを持って、妻に迫るなんてのは尋常は神経ではない。

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