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木賣慈教の「和顔愛語」

浄土真宗本願寺派西敬寺(さいきょうじ)
木賣慈教(きうりじきょう)のブログです。

人は、何故講演会に足を運ぶのか?

2008年01月16日 | 法縁日誌

「佐賀のがぁばいばぁちゃん」で一世を風靡されている島田洋七さん
の講演会を拝聴してきました。

島田さんによると講演会は、もうじき3700回を数えるとか!

ところで、人は何故、講演会に足を運ぶのでしょうか?

各家庭どころか今は、携帯電話でTVを視聴出来るようになり、
インターネットで動画が次々に配信される時代です。
何もわざわざ講演会に直接足を運ばなくても、著名人の話を聴く
ことは容易な時代です。
しかし、TVやネットと講演会はどうやら趣が違うようです・・・

講演会というのは、一人が不特定多数に向かって一方的に語り
かけて、完結しているように思いがちですが、島田さんのお話を
お聴きして、あらためてTVやネットとライブは違うなと唸らされま
した。

島田さん曰く、講演会(つまりライブでは)
「笑い待ち」と言う時間が必要なのだそうです。
笑ってくれるのを待つという意味では無く、
1000人を超えるような講演会では、不思議と前方の席から笑いが
起こって、後方の席の方が笑い終わるまで時間差があるというの
です。

「まるで、笑いの津波のようなものですわ
 笑い終わらんうちに、話しはじめると、笑っとる途中の人が、
 笑うのを無理に堪えるみたでしてね消化不良を起こすんですわ
 だから、笑いの津波がおさまるまで待ちが必要なんです。」

この経験談をお聴きしてなるほど、講演会と言うのは一方通行では、
無く、講演者と聴衆の心のキャッチボールが必要であることにあらた
めて気付かされました。

そうです。講演会は、実は講演者だけでなく参加者全員が作り上げる
特殊な空間なのです。
講演会に人々が、わざわざ足を運ぶのは、その魅力を少なからず
感じているからではないでしょうか・・・



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