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木賣慈教の「和顔愛語」

浄土真宗本願寺派西敬寺(さいきょうじ)
木賣慈教(きうりじきょう)のブログです。

和顔愛語(わげんあいご)

2006年05月24日 | 和顔愛語(わげんあいご)

「和顔愛語(わげんあいご)にして、意(こころ)を先にして承問(じょうもん)す」

『大無量寿経』に説かれる仏さまのお心です。

仏さまは、やわらかい微笑みとやさしい言葉で接して下さり、相手の思いを先んじて知り、その思いを満たしてくださることが説かれています。

ブログ開設にあたり、何かタイトルをつけねばと、あれこれと思案していたのですが、
座右の銘としている「和顔愛語」にすることにしました。

この言葉は、私は母方の祖父から教えられ座右の銘にしています。

「人は、常に自分の物差しを相手に押し付けようとする。
 相手の思いを知ろうとするより、自らの思いを押し付けようとする 。
 良かれと思ってしたことが、本当は相手を深く傷つけていたりする 。
 相手の悲しみや苦しみを解きほぐすことは難しい、人の悲しみを共有すること、人
 の喜びを素直に認めることは難しい、本当に慰めたいと思う時程、人は表情を失
 い、言葉をみつけられない、人の喜びを自らの喜びとすることも、嫉妬の心が邪魔
 をする。
 そんな時こそ、やわらかい微笑みとやさしい言葉 を心掛けたい、仏さまの『和顔愛
 語』のお心を忘れないように。」
と、実際に祖父は、私に沢山の「和顔愛語」を残してくれました。 

ブログで出遇うであろう未知の方々に期待を膨らませつつ、その全ての方々と「和顔
愛語」の心で接しさせていただきたいと思っています。

ん! でも、顔は見えないか・・・