◆今日の通勤CD[ARRIVAL/ Kay-Ta Matsuno]

今日は明日リリースされる松野啓太さん初のソロアルバム「ARRIVAL」のご紹介です。

ジャジャーン！！
え？何でお前が持ってるんだって？(笑)

実は松野くんは、十数年前でしょうか？実は自分の職場で働いていたことがありまして、
その時に何度かギターの話をしたり、あっしのライブを観に来てくれたりして、その後アメリカにギター留学に行き、
数年前にソウルバンドのバックで来日したときに一度お会いしていたのですが、
なんと先日八神純子さんのツアーに松原正樹御大のトラで来日したと思ったら・・・

昨年ソロアルバム作成のためのクラウドファンティングをやるとのことで応援させていただき、
その後来日の時に株主総会なるクラウドファンティング出資者の集いも参加させていただきました。

そして、クラウドファンディング出資者の特典で先行でCDを入手することができました。
松野君ありがとう！！！！

いやいや、なかなかの仕上がりですよ！これ！
ギタリストのみならず、一般のリスナーさんでも楽しめる内容ではないでしょうか？

さて松野くんをご存知ない方に簡単なプロフィールのご紹介です。

5歳でピアノ、10歳でクラシックギターを習い始め、バークリー音楽院卒業後、松居慶子、
レイラ・ハサウェイ等の活動に参加。

最近では、ジェニファー・ハドソンのレコーディング、
ポップ歌手コーディー・シンプソン（ジャスティン・ビーバーマネージメント傘下）に楽曲提供など活動領域を拡げています。

また、バイオリン、チェロ、ギター、パーカッションで構成されるフュージョングループQuattroSoundの一員でもあり、
2013 ラテングラミー賞新人グループにノミネートされた経験もある頼もしいミュージシャンです。
そんな彼はギターワークのみならず、作曲、アレンジャーとしても注目されています。

さてさて、ではアルバムのご紹介です！！

1.Gotta Bounce!!
ちょっとブルージーで切れ味のよいシャープなリズム感が持ち味の松野君の特徴がよく出た軽快なナンバー
時折Jazzyなオクターブ奏法やキレの良い速弾きもさらっと出てきます。
コードを使ったソロプレイなど聞きどころ満載です。さすがです。
そもそもテレキャスターでこの音の太さと安定感が凄い！
オープニングから飛ばします。

2.Secret Crush
お洒落なコードカッティングから始まる、ロマンチックなインストバラード
ラリー・カールトンのような繊細なトーンです。
パーカッシブなシングルノートのバッキングがこれまたステキです。
美しくて覚えやすいメロディ、ドラマチックな展開
ここぞという場面で出てくる得意のオクターブ奏法いいです。
エレピでしょうか？とても綺麗なバッキングですね。
ベーシストも後半からグイグイ来ます。
後半特に結構ギターを沢山重ねてるんですけど重すぎなくて効果的ですね。

3.Call It Even
これまたラジオ向きのポップで気持ちの良いナンバーですね。
Saxさんがとても効果的で掛け合いが気持ちいいです。
Youtubeで共演されていた方かな。
中盤からのちょっと歪多めのFazzががったロングトーンがステキ
でも、何気に裏の細かいバッキングがさらに素敵だったりします。
後半のソロはトーン、フレーズともに素晴らしいですね～
めっちゃ気持ち良いです。
エンディング直前のエモーショナルなアプローチもいいですね。


4.Admiralty Way
これは個人的には一番ラジオ向けかな？なんて思います。
気持ちいいっす！！ドライブや、PVのバックミュージックなんかにもとっても合いそうです。
何しろキャッチー！！アコギのテーマとそこに絡むエレキも良いですね。
ここでもベースさんがとっても気持ちの良いグルーブで好サポートしてますね。
アコギのソロもメロディアスで表情豊かですし、カッティングがまた上手い！

5.Insomnia Cafe
ちょっと不思議なカッティングリフから始まる不思議な曲
フリージャズ的なアプローチでしょうか？
ギターサウンドはオクターバー？を使っているのかな？面白い効果ですね。

6.Synch With Me
メロウでメロディアスなナンバーです。
イントロとエンディングは娘さん（赤ちゃん）の心臓の鼓動とか？そこからインスパイアされた曲とか？
ハモリのメロディが泣かせます。
ピアノとエレアコのサウンドも美しいですね。
後半のディレイの効いたロングトーン系のギターソロもとてもエモーショナル

7.Just Because
アルバム唯一のロックインストナンバー
何気に右CHのバッキングが難しそう。

途中のベースソロかっちょえ～
その後に来るJazzyなちょっとアウト系のスラー系ソロが大人ぽくてかっこいい。
またその後の6連系？の速弾きがかっちょいい。

8.Sweet Child O' Mine
なんか大人っぽいJazzナンバーですねぇ。
セクシーでJazzyなソロですなぁ。
これもテレ？？箱モノに聞こえますね？

ピアノソロもウッドベースもステキ！
ところが、Jazzなのかと思ったら・・・
中盤からSAXが入ってきてちょっとオルガンが入ってちょっとクロスオーバーっぽくなりました。
ん？ワウを使ったギターソロも入ってちょっとブリティッシュロックみたいになってきたぞ。(笑)

9.Karate Chopin
ちょっとスペインを感じさせる、エキゾチックなナンバー
空手とショパンを掛けたんでしょうか？
アール・クルーなどにも通じるガットギターのメロディアスな曲です。
アコピとの掛け合いのソロもいいですね～
ドラムやパーカッションもいい仕事してますね。

10.One For Him
目の前でギターを弾いているような、とても繊細で素敵な暖かく生々しいトーン
とってもギターらしいサウンドですね。
松野君の表現力が冴えわたるドラマチックでメロディアスなナンバーです。
途中はチェロでしょうか？とても美しい音色ですね。
例のユニットでご一緒している方でしょうかね？
息もぴったりですね。素晴らしいです。
後半の怒涛の速弾きにはびっくり。

11.Jacaranda
ガットギターを使ったギターソロ
こちらもチェロでしょうか？
美しい音色でしかも絡みがとてもいいですね～

使用機材は　1968年製テレキャスター、(#1, #5, #8, #10)
1974年製テレキャスター (#2, #6, #7)　Vestax GV SSH (#3)
Taylor 314 (#4)
Kiesel Carvin Electric Gut guitar (#9)
Rodriguez Classical guitar (#11 )

歪み系ペダルは&K のオーバードライブ、アンプはBad Cat.   
マイクプリアンプはAPI Lunch Box

だそうです。

松野君のプレイから先達たちのプレイ、特にカールトンとポール・ジャクソンJrとジョージ・ベンソンのエッセンスを感じますね。
でも、実はルカサー好きらしいです。(笑)

しかしテレキャスターというとても難しい楽器でこの安定したプレイと多彩なギターワークは圧巻ですね。
今後もますます活躍が期待される実力派のミュージシャンだと思います。

★itunes
https://itun.es/jp/BT7hdb

★amazon
Arrival https://www.amazon.co.jp/…/B01HFSY8R0/ref=cm_sw_r_cp_api_PQ…

★コチラの松野君のウェブサイトのMUSIC & Videoでも試聴できますょ?
http://www.kay-ta.com/ 

 

Kay-Ta solo album ARRIVAL July 15th!! PROMO 1

是非こちらのプロモーションビデオをご覧になってみてください。