主審のひとりごと

音楽(AOR,FUSION,Blues,etc)、黒白猫の「おせろ」ギター、DAW、バス釣り、ぐるめ、サッカーなど

◆今日の通勤CD[Renegade Gentleman/Larry Carlton]

2005年04月06日 | CDレビュー(ロック・ブルース編)
ブルースですか?? (ジャンルもブルースにしたよ。(笑))

もろブルースアルバムです。(笑) ハーモニカのTerry McMillanをFeatureしたアルバムで、この時期ご本家もSRVに傾倒していたようで?影響が感じられます。録音は'92年のKidGloves作成前('91年)にL.A.で録音された物と'93年ナッシュビルで録音された物との半々で構成されているそうです。かなり弾きまくりでアグレッシブなカールトンの一面みられるアルバムです。いつもの繊細さはあまり感じさせず男っぽくいってますな。(笑) ここでもSRVの影響なのかヴィンテージストラトを中心にゴールドトップやらなどさまざまなギターを使ってシンプルなサウンドにこだわっているようです。なんでも、セッティングもSRVと同じような感じにしたかったようで・・(ハワード・ダンブルに頼んでSRVのギターテクニシャンにわざわざ電話をしてセッティングなどを聞いてもらったそうです。SRVもダンブル使用者なんですよね。)ヴィンテージ・ストラト、アイバニーズのTS-9、ハワードダンブルのアンプってことで最強の組合せなんでしょうかね?(笑) カッコイイです!
しかし、セッティングを参考にしたところでサウンドやフレーズはラリーのそれであり、SRVほどジャキーン♪とはしてません。やはりプレイヤーのタッチがサウンドの一番のファクターですね。もちろんご本家ももろSRVをやったってしょうがないわけで、ラリー風のブルースの世界を表現したかったんだと思います。エフェクト薄めのストレートなサウンドに、ブルージーながらスウィープ奏法まで取り混ぜながら豪快にかつテクニカルに引き倒してますね。昔は、あっしもブルースあまり聞いてなかったんでかなり違和感がありましたが、ここ何年かであっし自身歳をとったせいかブルースのストライクゾーンも広がったしSRVの影響を結構受けているので、久々に聞いてみたら素直に入っていけますね。ちょっとDoobie風の3.Sleep Medicineと、古臭いけどカッコイイ6.Amen A.C.がお勧めです。でも、正当派AORファンにはちょっとお勧めできないので要注意です。(笑)

1.Crazy Mama
2.R.C.M.
3.Sleep Medicine
4.Cold Day in Hell
5.Anthem
6.Amen A.C.
7.Never Say Naw
8.Farm Jazz
9.Nothin' Comes Easy
10.Bogner
11.Red Hot Poker



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2 コメント

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これ (Sken)
2005-04-06 12:28:26
実は一番聴いてないアルバムです。

ブルース好きなんはよくわかるんですけどね。

でも、やりたかったんでしょうね。
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ですよね! (主審)
2005-04-06 13:23:24
最近のサファイアブルースバンドとは違って力入りまくってますよね。(笑) 確かにFUSIONのカールトンを聞いてて、これだと方向性が違うんで焦りますよね。フレーズの端々に出てくるブルーズ・フィールの源ってところでしょうか?
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