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無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

宮城県ハムの集い(JARL宮城県支部大会)

2010年09月05日 | 日記
9月5日(日)に開催されたJARL宮城支部大会に顔を出してきた。



会場の入り口周辺では、当然のように即席のジャンク市が出店され(出店料無料!)、会場周辺はミニハムフェアのような雰囲気に包まれた。開催時間自体は10-12時なのに、8時にはジャンクブースは開店し、お目当てのモノは奪い合い~







会場では、オール宮城コンテストの表彰や、東北総合通信局による電子申請の説明会、アンテナ自作講習やらAPRS機器類の展示など、短い時間ながらもバラエティに富む内容となっていた。



受付時に渡された資料の中にはビンゴカードが入っており、大会の最後にビンゴゲームが開催、それなりーに盛り上がった。目玉賞品はモービルホイップや同軸巻、半田ごてコントローラーなどだったが、奥様向け罪滅ぼし(何のだ?)のためか、洗濯洗剤やラップ類も手渡され、好評のようだった。

昔よく無線に出ていたおっさん連中OMさんらは、「家に居るときは聴いてるんだけどねぇ、みんな出てこないねぇ」と話していたが、みんな電波を出さないで聴いてるだけだから静かなんじゃないかと。同窓会さながらという感じだったが、ハムフェア同様、若い層が少ないなぁ。

今回お会いできたおなじみさんや諸先輩の方々、ありがとうございました。

ハムフェア2010見物

2010年08月30日 | 日記


東京ビッグサイトで行われたハムフェアに行ってみた。
去年よりもブース間が広いような気もしたが、昔と比べて、大量にモノを持ったような人とぶつかるようなことも無くなり、むしろ歩きやすくのんびりできた。去年よりエアコン効いてる?という感じもしたし。
遠方から来たおなじみさんとも会え、昔お世話になった業界関係者とも雑談できて楽しく過ごさせてもらった。某ブースではブログネタを取材中の某マニア向け雑誌の元編集長様ともお会いできた。

電車で来ている身なので大きくて重いモノは買う気にはなれなかったものの、最近手軽にHFに出たいなぁと思っていたので、ちょうど釣具店(笑)が会場内にあったので立ち寄ってみた。
近頃では、釣り竿と言えば軽くて丈夫なカーボンロッドばかりだが、無線脳的にはグラスファイバーじゃないとマズイ。この出展者はわざわざ海外(中国)でグラスファイバーの釣り竿を作らせて日本で販売しているというので、自分も勢いで買ってみた。
型番W-GR-540H、全長540cm・格納時57cm・先端径0.9cm・重さ390g・12段、これが2本で4,000円、まぁ正直なところお得感はないが、ヤフオクで買って送らせて…ということを考えたらまぁこんなもんか。
で、釣り竿買ったは良いけど、はたしていつ作る気になるんだろう。



ついでに、設置例が横にあったので、パチリ。
なるほどこれはお手軽で良いアイディアだわ。


その他、500円のGPSアンテナやら、業務用ハンディ機で使えるSMAの逆になっているホイップアンテナを調達。こういう雑多な集まりはジャンク大好きな無線脳にはとても便利だが、目が肥えてないと高い買い物になるかも。測定器類や軍用無線の払い下げ品なんかは、値付けがちょっとアレだが、測定器や軍用機に走ろうものならあらゆる意味で人生が終わりそうだ。

タコメーターのようなもの (DAVIS carchip)

2010年08月26日 | 日記
日本を代表する自動車メーカー製のクルマが、突然暴走して事故を起こしたとして、海外で大規模なリコール問題になった話はつい最近のことだ。だけどその暴走事故、はたしてクルマそのものに問題があったかどうかは今のところ定かではない。(某国は訴訟おこすのが商売だったり、政治的意図があったりするからタチが悪い
数ヶ月前の記事にて、クルマの診断をするための道具を繋いでクルマの状況を確認するというイタズラをしたのだが、個人ユースでさらに突っ込んだ遊びが出来るというツールがあるというので入手してみた。
それは、"DAVIS"社製の"carchip"というものだ。





このツール、事前に各種の情報(時計だとかユーザーとか単位とか)をパソコン経由で設定し、これをクルマの運転席付近にさりげなく設置されているコネクタにサクっと差し込むだけのカンタン操作で、差し込んだ瞬間にこのオアソビの開始である。



すると、
・エンジンを動かした/止めた時間
・走行速度やエンジン回転数
・急発進、急加速/急減速(急ブレーキ)
のような情報が秒単位で記録されていくのだ。他にもたくさん項目はあるが、それは記録したい内容のお好み次第で任意に設定できる。

たとえば速度だとこんな感じ。

記録間隔の設定次第で、メモリーの容量いっぱいになるまで何日間も記録できるから、GPSロガーなどと併用すればあっという間に旅の記録のできあがり。
しかも使い方次第で、やましい調査にも使えるし可能性は無限大・・・と言いたいところだが、さすが海外製、このツールには少々難点があり、日本車では使える車と使えない車がよく分からないのだ。

今のところ、欧州車などは大丈夫のようだが、純日本車では相性の問題があるので、今後いろんなクルマで試してみようと画策中である。

2010/8/30追記
データ取り出来たクルマ
・VW POLO
・三菱SEDIAワゴン

2010/9/10追記
データ取り出来たクルマ
・ホンダ車、三菱車は結構行けそう
・ヨーロッパ車はなんか大抵のクルマ行けそう

・トヨタ車でデータ取れるのは全然巡り合わないなぁ
  KDH20*ハイエース× ヴィッツ× アリオン× プロボックス× 旧マジェスタ×
  ACR50エスティマ×(ハイブリッド車全般で行けるような)
 コンピューターがCANバスとかでもダメなのはダメだわ。

AIS Live Ship Tracking の話

2010年08月24日 | 日記
お昼のニュースを見ていたら、テロの攻撃を受けて後部がへこんだタンカー「M-Star」が東京湾に帰ってきたという。



良いのか悪いのかは別として、ネットで公開されているAIS(船舶自動識別装置)による情報を見てみると、浦賀水道を北上しているのが準リアルタイムで判明する。さて、このAISの情報は、一定のトン数を超える船に設置をする義務があり、2002年7月1日に発効した、1974年の海上における人命の安全に関する条約(SOLAS74)の第Ⅴ章で、AIS搭載義務がある船は次のように決められている。

 (1) 国際航海に従事する300総トン以上の全ての船舶
 (2) 国際航海に従事する全ての旅客船
 (3) 国際航海に従事しない500総トン以上の全ての船舶

これにより、同じ海域で複数の船の行動が随時把握でき、進行する船同士が時間経過で衝突するであろう方向(コリジョンコース)を向いていると、海上保安庁の監視端末や船に搭載したシステムが警報を鳴らしてくれるため、事故を未然に防ぐことが出来る(らしい)。



このAIS情報、受信機の出力からパソコンで解析するとか、専用のモデムを使うことで誰でも簡単に見ることが出来る。
でも、こんな正確な位置情報を出してしまうと、かえってテロに襲撃される可能性が高くなるような気もしないでもない。



モービルアンテナや基台を付けていると車検が通らなくなる・・・のか?

2010年08月18日 | 日記
「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」の一部改正について
~乗用車の外装基準の適用を猶予します~  平成22年3月29日


国土交通省は、平成21年1月以降に製作される乗用車に適用されている外装基準の適用を平成29年3月31日まで猶予することができるよう「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」(平成14年国土交通省告示第619号)の一部を改正し、本日公布、平成22年4月1日から施行いたします。

なにやら仰々しい記述だけど、かみ砕くとこんな感じか。
・平成14年に決めた法律があってだな、平成21年以降に作ったクルマの外装の保安基準だけどさ、平成29年3月末までは許してやんよ」ということらしい。

無線やってる人で自家用車にアンテナを付けている人なんて普通にいるけれど、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2010.3.29】別添22(外装の電波送受信用アンテナの技術基準)に記載されている内容を見ると、

~前略~
3.2. 電波送受信用アンテナの表面には、外向きに鋭く突起した部分があってはならず、また、衝突時又は接触時に歩行者等に傷害を与えるおそれのある形状、寸法、方向又は硬さを有するいかなる突起を有してはならない。
3.3. 電波送受信用アンテナの表面には、外側に向けられ、歩行者若しくは自転車又は二輪自動車等の乗車人員に接触するおそれのあるいかなる部品もあってはならない。
3.4. 電波送受信用アンテナの表面には、曲率半径が2.5mm未満である突起を有してはならない。ただし、突出量が5mm未満である突起にあっては、突起の外向きの端部に丸みが付けられているものであればよいものとし、突出量が1.5mm未満にあっては、この限りでない。

~中略~

4. 特別規定
4.1. 電波送受信用アンテナ
4.1.1. 電波送受信用アンテナは、その先端が、アンテナ製作者等が指定した使用位置であって地上2m未満の位置に取り付けられる場合には、2.6.に定める自動車の最外縁を含む鉛直面より100mm以上内側になるように取り付けられなければならない。
4.1.2. 電波送受信用アンテナは、そのいかなる部分も2.6.に定める車両の最外縁を超えて突出しないように車両に取り付けられなければならない。
4.1.3. 電波送受信用アンテナのシャフトは曲率半径2.5mm未満であってもよい。ただし、この場合において、アンテナの先端にはその曲率半径が2.5mm以上を有する固定式保護キャップを取り付けるものとする。
4.1.4. 電波送受信用アンテナの台座は、別紙1「突起物及び間隙の間隔を決定する方法」の1.に基づき測定したときに、車体表面から40mmを超えて突出してはならない。
4.1.4.1. たわむ部位がないために、アンテナの部分が特定できない場合においては、先端が平らな直径50mm以下のラムを使用し、当該アンテナの最も突出した部位に50daN以下の水平方向の力を前方及び後方に加えた後、次のいずれかの基準に適合すること。
(1) アンテナが台座に向かって曲がること、かつ、その状態で車体表面からの高さが40mmを超えないこと。
(2) アンテナが切断された場合において、アンテナの残りの部分が車体表面から40mmを超えて突出せず、かつ、直径100mmの球体が接触することができる部分に鋭利又は危険な部位がないこと。

~後略~


などと書いてある。
うーん、アホにも分かるように説明してくれないかなぁ、条文を読んでもかみ砕けないじゃん。

「平成21年以降に新車登録するときは、突起物の基準に適合してない基台とかアンテナとかフックとかケーブルクランプとかを取り付けてたらダメだよ」

までは分かった。

じゃぁ後付けならいいんだな?

よくわかんないけど適当に調べてみるか。


コールマン「ウェザーマスター」というテント

2010年08月17日 | 日記
10年近く使った(アルペンの)大型テントに引退していただき、ネットでコールマン製の新しいテントを買い求めてみた。

購入したものは、モデルナンバー#2000005748・アイテムナンバー#466379、Elite WeatherMaster 7 Screened Tentというものである。今まではテントとスクリーンテント(雨風しのげる蚊帳みたいなの)を両方持って行き、設営して落ち着くまで一苦労していたが、今回調達したテントは、居室部と蚊帳部がドッキングしてくれているので荷物が減るってもんだ。



倉庫型販売のコストコ向け商品なのか、本家コールマンのサイトで似たようなものはあっても、この品番の扱いは無いように見える。でも姿形が良い感じなのでとりあえず気にしないでおくことにした。
このテント、出入り口が扉型になっていて使い勝手はすこぶる良好な感じ、内部もカーテンのような間仕切りも付属している。さらに、窓の部分に付属品のバネのようなものを入れておくと、開閉するたびに窓部分を巻いてくれるという優れモノなのだ。


しかし、喜んでいるのも束の間、このテントの設営後にじゃんじゃん雨が降ってきて、なんと縫い合わせ部分から雨漏り発生!の緊急事態、どうやら縫い合わせ部分の防水が甘いようなのだ。(写真参照:コレ、防水シール加工してなくないか?)
ちなみに1枚目の写真をよく見てもらうとお分かりのとおり、窓のような部分にビニール袋をぶらさげてあるのは、閉めている窓の下の部分から雨漏りするからである。



現状では、ウェザーマスターが名折れ状態の「晴天時用のテント」という位置づけに決定。
雨になりそうなとき、何らかの防水の手立てをしない限りは不本意ながら大型のタープを張ってその下に建てるテントになりそうだ。(これってなんか違うような・・・)箱には良さげなこと書いてあるけどさ。



追伸
このテントのスクリーンテント部分、見たとおり「網」しかないので、雨が降ってきたら内部は水没しますよ。

三朝(みささ)温泉

2010年06月28日 | 日記
関東や東北人にはあまり縁が無さそうなのだが、鳥取に三朝(みささ)温泉という温泉街がある。テレビの特集でやっていたので気になったのでメモ代わりに。

この温泉、閑散期には宿の大広間を使って鉄道模型の巨大ジオラマを展示しているのだという。地元日本海新聞の紹介記事によると、

引用開始
 夏は三朝温泉で鉄道三昧 「鉄道周遊展」始まる鳥取県三朝町の三朝温泉で、鉄道模型(Nゲージ)の走行コースや珍しい鉄道グッズを紹介するイベント「鉄道周遊展」が始まった。閑散期の旅館の広間などを使った試みで、8軒の旅館が参加。鉄道ファンから熱い注目を集めているほか、同温泉も新たな誘客につながると期待している。

~中略~
 中でも注目されるのは、旅館「いわゆ」の広間に設置された全長28メートルのNゲージレール。在来線が複線2本と単線1本、高架上下1本ずつあり、16車両編成の新幹線を存分に走らせることができる西日本最大級のコースになっているという。
 宿泊客は無料で利用できるほか、宿泊客以外でも500円で持ち込み車両の走行ができる。午前10時から午後5時まで。
引用終了

観光協会のスタッフは元JRの職員で、かわいらしい女性(画像はありません)、こちらは別途興味があるところだが(笑)、若干鉄分の多い私でもいかんせん山陰地方は遠いなぁ。

空き缶再利用 航海用レーダー反射器

2010年06月22日 | 日記
電波法施行規則の総則(第一章第二条三十二)の定義に、
「レーダー」とは、決定しようとする位置から反射され、又は再発射される無線信号と基準信号との比較を基礎とする無線測位の設備をいう。
という記載がある。言い換えると、このレーダーってやつは、(既知・未知の)対象物に向けて電波を発射して、反射して返ってきた電波を測定することで、対象物までの距離・方向を知る装置ってこと。(…でいいんだよな)

漁船やプレジャーボートなどの小型船舶は、中・大型船などに装備されているではレーダーで見つけにくいため、わざとレーダーで発見されやすいように、レーダー電波を強く反射させる装置「航海用レーダー反射器」の搭載(設置)が義務付けられている。(湖とか夜間以外など、一部除外の規定あり)
この反射器の理屈は簡単で、金属板を3枚直交させると、入ってきた電波は来た方向に跳ね返るというコーナーリフレクタの原理を使っている。図に直すとこんな↓感じ。(資料からわざわざ絵を作ってみた)


この理屈が製品化されると、こんな感じ↓

(国際化工製 KNR-1 航海用レーダー反射器 価格は5,000円程度 認定品)

どっかのニュースサイトで、漁業者がアルミの空き缶を再利用してレーダー電波を反射させる道具を作ってしまったという記事を見つけ、興味を持った。この反射器を定置網のブイや養殖イカダに付けておけば、事情を知らずに近寄ってきた船が間違って網を切ったり養殖イカダとの衝突を回避してくれるかもしれない。いわばコイツは「お守り」な訳だ。

あ、ニュースサイトのリンクを貼ろうとしたら、既に消されてた(汗
しょうがないので元ネタを貼っておく。
四日市海上保安部考案空き缶レーダー反射器「見えなあ缶」

四日市=三重→みえ(見え)な
空き缶→あ缶(あかん)

ってことらしい。

※注意
この空き缶利用レーダー反射器は、本来の船の法定装備品の基準には達していないので代用に出来るものではないけれど、法定装備品の他に追加で付けるとレーダーの視認効果が高くなるからオススメとのことです。



ラジコンの改造 (ミニッツ Mini-z のFET交換)

2010年06月19日 | 日記
自分にとってラジコンと言えば、大変お高級~なおもちゃで、お金持ちのおぼっちゃましか買ってもらえないシロモノの代名詞だった訳だけど、今や数千円とかあれば買えちゃう時代。しかも大変な高性能でありやたら小さい!いろんな機能が付いていろいろ制御出来るとなると、もうおもちゃと呼ぶには申し訳ないぐらいだ。

私の身近な人がミニッツ(Mini-z)と呼ばれるラジコンカーを所有していて、いろいろ話を聞いていくと「内部のFETを交換するとラジコンが速くなるらしい」という。部品買って交換するだけなら手伝ってみようかと思い、ちょうど週末に秋葉原へジャンク漁りをしにいくという仲間がいたので部品の調達を依頼した。改造に必要なこの部品、SOP8規格でNchとPchが一緒に入ったMOS-FET、型番はSP8M4ってやつだ。



本体を開けると制御基盤が登場、もはやこれはおもちゃとは呼べないぐらいの集積度だ。交換対象は2つ並んだFET。とりあえずハンダを盛ってペロっと剥がし、1個(写真右)を交換してみる。



旧部品 Renesas(?) HAT3010
新部品 Rohm SP8M4

SP8M4に交換すると、(FETの特性的には大して変わらないと思うんだけど)パワーアップするだとか何かしらの効き目があるとかいう評判なので、調子に乗ってどっかのサイトにある画像を参考に2個積みもしてみる。(これにどれだけの意味があるかは正直なところ分からないけど、話のネタってことで)



電圧と電流が可変出来る実験用電源で動作確認をしてみたら、前進・後退は普通に出来ていたので部品交換自体は成功なのだけど、単純にモーターを速く回したい(トルクだなんだ考えたら速く走らせられるかは別かな)と思うなら、単純に電源電圧を高くした方が、明らかに回転数が違う。電圧だけで考えれば使う電池で電圧が違うのだから、ニッケル水素電池(4本4.8V)<アルカリ電池(4本6.0V)<オキシライド電池(4本約6.4V) の順に使ってみると良いかも。
(持ち主によると、"LiFe"・"リフェ"とかいうこのラジコン専用の電池があるんだそうで)

ラジコンカーそのもので自分が遊ぶかどうかは別として、実験しないことには良いの悪いのの評価はできない。実験用電源の電流計を見ると、ゼロ→スロットル最大の突入電流で2Aを超えるのに、スロットル最大を持続させると電流が400mAぐらいで落ち着く。ということは、FET交換の効果が見えるとするなら、負荷をかけたときの部品自体の特性(内部抵抗)の差がモノを言う(はず)。もしも実験してみるなら、FET交換の前後はもちろん、入力電源電圧ごと・タイヤやホイールの種別ごとにゼロスタート時の回転数を取ってグラフ書くとかすると差が見えてくる・・・かな。

文中にもにじませてあるとおり、この部品交換にあたっては今の段階では、ものすごぉ~く懐疑的に見ている自分が居るのは確か。ぶっちゃけ、現段階ではFETそのものの特性(内部抵抗や最大値なんか)を気にするよりも、まず投入電圧を上げてみるとか、電池と電池ホルダの接触抵抗の改善、駆動系の各配線類を太く短くするというほうがまだ良いんでないかなという判断をしている。ここまで来ると、一部のオーディオマニアのように「配線は無酸素銅、コネクタは金」とかナントカという話に行きそうだ。

無線脳的な部分で言うと、何に驚いたかってこのラジコン、制御に使っているのが今までみたいに27MHz帯とか40MHz帯でないんだよ、2.4GHz帯を使って制御してるのがすごいわ。


2010/6/24 追記
ショップ併設の時間貸しコースでの試験走行に出向き、FET交換後の走りを持ち主に確かめてもらった。持ち主曰く、

 「かわんない!」「よくわかんない!」

だそうです。

秋葉原の「はんだ付けカフェ」考

2010年06月14日 | 日記
つい先日、仕事でかかわりのある某大学の工学部の教授がこうぼやいていた。
「大学に入るまで半田ごて握った覚えがないって言う学生が電気(電子)工学科に入ってくる時代なんだよねー」
確かに、電子ゲーム類が盛んになってきたあたりからか、いわゆる"ラジオ少年"的な子供らがいなくなってきた気がする。秋葉原のジャンク屋に行っても、いるのはおっさんばっかりだ。しかも、"部品取り"と称して売られているテキトーな基板を買ってきたところで、あるのはチップ部品だらけで外して使い回しが効くような部品なんぞありゃしない。
そんな中、秋葉原にほのぼのした話題が出来た。

「電子工作人口を増やしたい」 工具は無料、電子工作作れる「はんだづけカフェ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000026-zdn_n-sci より引用

はんだごてなどを無料で借りて電子工作を楽しめる「はんだづけカフェ」が東京・秋葉原近くにオープンした。電子工作の楽しさを知ってもらい、「電子工作人口を増やしたい」という。東京メトロ銀座線・末広町駅から歩いて1分。旧練成中学校を改装したアートスペース「3331 Arts Chiyoda」(千代田区外神田6-11-14)の1室に、電子工作好きが集う「はんだづけカフェ」がある。カフェといってもコーヒーや紅茶といった飲み物は出ない。代わりに、はんだごてやラジオペンチ、ニッパーやドライバーなど電子工作に必要な道具を無料で借りられるのだ。教室をベースに作った1室の半分がはんだづけカフェだ。机といす、工具が置かれており、ユーザーは自由に電子工作を楽しめる。部屋のもう半分は運営元・スイッチサイエンスの事務所だ。ユーザーが座るいすは中学校の備品。壁には黒板が設置され、用もないのに仲間と長居してしまう居心地のいい放課後の教室を思い出す。今年5月9日にオープンし、初心者からコアな電子工作好きまで、のべ300~400人程度がカフェを訪れたという。ユーザー同士で教え合う場面も多く、ワークショップを開催することもある。「電子工作をキーワードに人が集まれる場所を提供して、来た人に楽しんでもらい、電子工作人口を増やしたい」(スイッチサイエンスの山田斉さん)

引用終わり


かねてより、"秋葉原で買ったジャンクをすぐ電源入れて試したい"と思っていたのだが、A電子やS電商付近のDコーヒー屋とか、旧N通ビル裏にあるカフェなどではどうも気が引ける。しかも電源や工具をいちいち持参するのも大変…と思っていたので、この「はんだつけカフェ」の登場は朗報かな。設備がどのぐらいあるかは分からないけど、最低限の工具類は貸し出してくれるみたいだ。

そのうち、秋葉原名物のおせっかいな爺たちが、実験用の可変電源とかオシロとかを置き忘れてくるに違いない。