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-日本ファッション協会・情報センタースタッフブログ-

今週の東京ストリートスタイル!!

2007-06-11 10:30:02 | Weblog
本日は月曜日ということで、東京ストリートスタイルアップしました。

しかし今週の東京ストリートスタイルは、通常の週刊モノではございません!
2月・3月・4月から2名ずつ、ベストスナップ賞として、各5地点紹介しています。

また、通常の東京ストリートスタイルは、一名につき3枚の写真を紹介していますが、ベストスナップでは、さらに、バッグ、靴、ヘアスタイルなど5~6枚の写真を紹介しています。
お洒落さんたちのこだわりのアイテムを是非ごらんいただき、ショッピングやコーディネートの参考にしてみてはいかがでしょうか?


いつもとは一味違った東京ストリートスタイルをお楽しみくださいませ。



ビバ!ストリートスタイル&ナポレオン時代を代表する「エンパイア・スタイル」

2007-06-07 21:08:26 | Weblog
最近、街でよく見かけます。
ワンピを着こなしたかわいい子達。
この夏、毎日でも着たい着こなしアイテムの一番といっていいのでしょう。
スパイシーさを演出したいなら、エスニック系。夏ならではのベアワンピ♪ボトムで印象が変わるチュニック。etc。
いろんな着こなしができるのと同時にスタイルがよく見えるというのが、街を歩く女性たちに受けている理由なのでしょう。



私は、映画「ピアノレッスン」をみて以来、19世紀のヨーロッパのファッションにトリコです。
そこで、今をときめくこのワンピたちの基をたどってみましょう。
ファッション協会らしく(笑)ファッション用語をひとつ。

ナポレオン時代を代表する「エンパイア・スタイル」

ウエストを絞り、スカートを大きくふくらませたフランス革命後のバロック、ロココの華美な装飾様式に対する批判に加えて、古代ギリシャやローマ時代への憧れが重なり、自然の体形の美しさを意識したもの。細身の直線的なシルエットで、ハイ・ウエスト、パフ・スリーブの付いたドレス(エンパイア・ドレス)が大きな特徴。
これは、ナポレオンが生涯で最も愛した女性、ジョセフィーヌによってエレガントなスタイルとして、花開いたのだそう。

まさに今、街を歩くワンピを着こなしたかわいい子達と同じように、19世紀のヨーロッパで、多くの女性たちのストリートスタイルとして、ファッションとして、このエンパイア・スタイルは受け入れられ、広がっていったのでしょう・・・。

ミスタープリンセス

ミラノサローネは「デザインの祭典」

2007-06-04 09:28:23 | Weblog
4月18日~23日まで開催されていたミラノサローネに行ってきましたSです。

ミラノサローネは、毎年4月にミラノで開催されている世界最大の国際インテリア見本市ですが、このところ毎年来場者が増加しています。
今年は、なんと6日間で27万人(昨年より20%UP!)が新フィエラ(見本市会場)に来場し、しかもそのうち62%がイタリア以外からの来場者だったそうです。

来場者数でいえば、日本の「ギフトショー」も4日間で約20万人(2007年春)ですからあまり変わらないようですが、こちらは海外からの来場者は約2300人で11.5%と、大きな差があります。ちなみにギフトショーは入場無料ですが、ミラノサローネは有料で、1回入場チケットが18ユーロ(約3000円)です。高い!?

ミラノサローネの場合、海外といってもユーロ圏内からの来場者が多いのは事実ですが、近年はアジア、特に中国、韓国からの来場者が増えているようです。日本からも8000人から1万人ぐらいがミラノに向かったと言われています。おかげで、ミラノのホテルはこの時期が最も高くなります。一説によると、ビジネスホテルレベルでも1泊7万円!になるところもあるとか。個人でこの時期にホテルを取るのは至難の業なのです。



ミラノサローネに世界中から注目が集まっているのは、新フィエラで開催される見本市がすごいからだけではありません。「フォーリ・サローネ(サローネの外側という意味)」といって、この時期、ミラノ市内400か所以上で、さまざまなショーやデザイン展が開かれるからです。

ミラノサローネは、基本的にはビジネス対応の展示会ですから街中のショールームや店舗でも、見本市会場と呼応した今年の新作が展示されます。それ以外に各種ギャラリーやスタジオ、倉庫のようなところで、さまざまな楽しいデザインイベントが開かれるのです。

来場者も世界中から来ていますが、デザイナーやアーティストも世界中から参加しています。
そもそもイタリアのインテリアは、企業内のデザイナーがデザインするのではなく、独立した事務所を持ったデザイナーや建築家に企業が依頼してデザインされます。だから売れっ子のデザイナーは、複数の企業と契約しデザインを提供します。企業側も、より新しいデザインを求めて、世界中からデザイナーを探し出しては連れてきて、より斬新なデザインを打ち出そうとしているようです。

イタリア、イギリス、フランスなどのヨーロッパの有名なデザイナーはもちろん、日本人のデザイナーも大活躍していますが、今年はインドやイランといったこれまであまり見られなかった国のデザイナーの名前が見られました。
 パリコレが、世界中のファッションデザイナーの発信ステージになっているように、ミラノサローネもフォーリ・サローネと併せて、インテリアにおける世界のデザイナーの情報発信の場となっているのです。

サローネ開催中のミラノは、ビジネスの場としての魅力だけでなく、世界の最先端のデザインに触れることができる場でもあり、まさしくこの1週間はミラノ中が「デザインの祭典」の会場となるんですね。
見本市会場(新フィエラ)は2005年3月にオープン。昨年からサローネの会場に。
新フィエラ会場内。商談も盛んに行われています。
フォーリ・サローネ、スーパースタジオでの「BISAZZA」の展示。モザイクタイルによる巨大なピノキオがかわいい。