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-日本ファッション協会・情報センタースタッフブログ-

アパレル合同展示会「FRONTIER」

2007-06-14 13:38:05 | Weblog
6月5日(火)にアパレルの合同展示会「FRONTIER」に行ってきました。




合同展示会とは複数の、主にメーカーやデザイナーが小売店、卸売業者、商社などに向けて、自社の製品を展示し、新規の取引や仕入れ、発注などを受ける商取引を行うための会です。一般には、関係者(主にバイヤー、プレスなど)のみが入場を許され、消費者は入れない場合が多いようです。
今回は、「FRONTIER」の代表である吉岡孝司氏にお話を伺いましたので、皆さんにお伝えしたいと思います。


FRONTIER代表 吉岡孝司氏



Q「FRONTIER」の特徴は?

A
“出会いの場の提供”のコンセプトのもと、1994年の第1回目から数えて、67回を迎えることができました。出展者と来場者はもちろん、出展者同士、出展者と主催者などが気軽にコミュニケーションが取れる、情報交換ができる場にしたいと考え、継続してきました。そこが最大の特徴です。
また、最初は出展者が7社からのスタートでしたが、受注につながる展示会を目指してやってきたことが、認知されてきたと思います。例えば、今回は晩夏、初秋のアイテムを展示していますが、バイヤーからすると、7月後半から8月に売りたい、今欲しい商材が6月に見られるというのが一つのメリットだと考えています。そこも大きな特徴ですね。次に何を仕掛けるかのヒントを得るために来場するバイヤーも多いようです。じっくり時間をかけて見てもらえる会場作りを心がけています。

Q出展者について

A
最近は展示会ブームだと言われていますが、当会ではしっかりしたコンセプト、オリジナリティを持ったメーカーさんに多く出展してもらっています。目的を持って出展してもらっているので、会場全体にも活気が出てきます。そこも、「FRONTIER」の特徴でしょうね。

Q会場について

A
今回は原宿・ラフォーレが会場ですが、展示会場を渋谷、原宿を中心に選ぶことが多いです。やはり“東京”を一番感じられる場所だからです。クラブやショップなど街に出れば、情報を得られますからね。そこで、いろいろな人と話をすることで、街の流れや面白いものを感じています。

Q今後の方向性は?

A
今回もNYのデザイナーによる作品を日本のスタイリストがスタイリングしたトルソー7体が並んでいます。ユニバーサルデザインのTシャツも評判がいいですね。こんな感じで新たな提案をしていきたいと思います。


また、年内にアジア、できれば香港、台北のどちらかで開催していきたいと考えています。国内では、昨年、大阪でも開催しましたが、大阪に加えて、福岡でもやりたいですね。

そのほか、コンシューマーにも来場してもらえる機会を作りたいです。ウィークデーは従来通りバイヤー、ウィークエンドはコンシューマーに来てもらって、更に活気あるシーンを演出したいと思います。

“コミュニケーション創造の場”を目指すことを強調されていた吉岡さん。お忙しい中、長時間にわたりご協力ありがとうございました。

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