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-日本ファッション協会・情報センタースタッフブログ-

ビバ!ストリートスタイル&ナポレオン時代を代表する「エンパイア・スタイル」

2007-06-07 21:08:26 | Weblog
最近、街でよく見かけます。
ワンピを着こなしたかわいい子達。
この夏、毎日でも着たい着こなしアイテムの一番といっていいのでしょう。
スパイシーさを演出したいなら、エスニック系。夏ならではのベアワンピ♪ボトムで印象が変わるチュニック。etc。
いろんな着こなしができるのと同時にスタイルがよく見えるというのが、街を歩く女性たちに受けている理由なのでしょう。



私は、映画「ピアノレッスン」をみて以来、19世紀のヨーロッパのファッションにトリコです。
そこで、今をときめくこのワンピたちの基をたどってみましょう。
ファッション協会らしく(笑)ファッション用語をひとつ。

ナポレオン時代を代表する「エンパイア・スタイル」

ウエストを絞り、スカートを大きくふくらませたフランス革命後のバロック、ロココの華美な装飾様式に対する批判に加えて、古代ギリシャやローマ時代への憧れが重なり、自然の体形の美しさを意識したもの。細身の直線的なシルエットで、ハイ・ウエスト、パフ・スリーブの付いたドレス(エンパイア・ドレス)が大きな特徴。
これは、ナポレオンが生涯で最も愛した女性、ジョセフィーヌによってエレガントなスタイルとして、花開いたのだそう。

まさに今、街を歩くワンピを着こなしたかわいい子達と同じように、19世紀のヨーロッパで、多くの女性たちのストリートスタイルとして、ファッションとして、このエンパイア・スタイルは受け入れられ、広がっていったのでしょう・・・。

ミスタープリンセス