エスケヱプスピヰド

　
『 エスケヱプスピヰド 』。

第１８回電撃小説大賞大賞受賞作の金帯が付いておりましたので購入。
つっても２月に購入してほっぽりっぱなしだったものをやっと読み終わりました。

感想としては面白かったですね。

戦後の世界、驚異の兵器、兵器と少女の交流。
まぁ、内容的にはよくあるモノの組み合わせではありますんで、ストーリー的に特別新しいこともまぁ話しの内容も予想付くものではありました。

それでも公募作品ということで、非常に丁寧に細かく深く書かれていて読みごたえがあります。
しっかりと時間をかけた作品でしょうから、この作者さんが定期的に作品を生み出すとすればこういった細かな設定で描くことができるかはわかりませんね。

帯に高橋弥七郎先生の言葉が載っていましたけど、確かに細かく理屈っぽく描くところは高橋先生の系統に間違いないですね。
『 灼眼のシャナ 』シリーズが好きな人には受け入れやすい作品だと思います。

軽いノリのラノベ業界の中ではこういったお固い感覚を持ったラノベはしっかりと頑張ってほしいです。
新作、期待します。