1989年に建設したタワーのメンテナンスを行いました。
タワーはクリエイトデザイン社のKT-8N(エレベータキット付き)、地上高18mのものです。建設から5年後にエレベータを手動から電動にグレードアップし、10年ごとにローバル(亜鉛塗料)を塗るなど時々メンテをしていましたが、建設から32年が経過しさすがにサビやブレスの折れへの対応が必要になりました。
高所作業車を手配しました。バケット部分が地上17mまで伸びるものでちょうどよい長さです。ローカルで操作免許を持っているフレンド局と二人で作業を開始しました。
タワー上部のブレスはサビが目立ち折れているものがあります。ここは以前登ったときに踏み抜いたものです。
新しいブレスに交換。ボルトが硬いものはインパクトレンチを使いました。
ブレスの交換後は錆びたブレスにローバル(亜鉛塗料)を塗っていきます。1kg缶を使い果たしました。
タワー上部に使われる短いブレスを4本、下部の長いブレスを2本交換しました。海岸まで100mほどの沿岸部分にあるタワーなので潮風でかなりやられていました。
これまでのメンテナンスは胴綱をつけてタワーに登っていましたが、歳も歳なので今回は作業車を使って本当に良かったです。足場が安定し、手足が自由に動かせ、高所作業の恐怖感から開放されます。バケットは200kgまで載せられるので大人二人が載った上、多くの工具・道具を持っていけました。怪我も事故もなく午前中で無事作業完了。高いところから見た北陸新幹線、そのむこうの白馬連峰が素敵でした。