PRIMO信号処理研究所 / Synchro PRIMO Lab.

周波数測定、位相差測定に関する新しい数理。
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階乗!から三角関数が顔をだす

2017-08-11 23:20:23 | 信号処理

 最近であった数学の話題です。

ご存じ階乗 2! =2, 3!=6, 4!= 24  ・・・となりますが、 n ! = (n-1)! × n の関係があります。 ではこの n を有理数・実数などに拡張し、 1.5 ! の計算はできないものでしょうか?

 この計算を行うのが、Γ(ガンマ)関数。平たくいうと、自然数のみだった「階乗」を拡張したものです。 Γ(1) ,Γ(2),Γ(3) ・・・が階乗に相当するのですのですが、正しくは Γ(n+1) = n! となります。 

 階乗を拡張したΓ関数ですが、 別の計算をすると、三角関数が表れます。その式は

 Γ(x)Γ(1-x)=π/sin(πx) というシンプルなものです。

 ζ(ゼータ)関数というのも、興味をそそり、

 1+2+3+4+5 ・・・ =∞ではなく、 = - 1/12 となるのです。下記の書籍での出会い。

(参考) へんな数式美術館 ~世界を表すミョーな数式の数々~ (知りたい!サイエンス)

     https://ja.wikipedia.org/wiki/1%2B2%2B3%2B4%2B…


 今取り組もうとしているのは、「多重三角関数」。私の研究成果である、Synchro PRIMO法を複数成分に拡張しようとすると三角関数の展開は超難解。また、自身の提案した方法の「一般化」もめざして「パルス」の位相差にも取り組んでいるところ。

 数学のネタを探していたら、Γだのζなど、読めない関数にであい。引き込まれてしまいました。 大学2年で「複素解析」をやっていれば、入門としてはついていけると思います。

 



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