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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 拍子抜けの間が、隙間を《ブランフォード・マルサリス(ts)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
     ジャズサックス「ブランフォード・マルサリス」のレコード紹介です。
 
リーダー作、若干23歳で登場。
凄い、と思えば子抜けのような間が。
先輩脇役陣の素らしさ、に乗っかたか。
 
一句
 “若さゆえ ぶちまけテナー がもたぬ”


①『シーン・イン・ザ・シティー』(83)
《Scenes In The City/Branford Marsalis》
ブランフォード・マルサリス(ts)、
マルグリュー・ミラー(p)ロン・カーター(b)マ-ビン・スミス(ds)、他。
 
《Mulgrew Miller(p) Blog紹介》

《Ron Carter(b) Blog紹介》


音の芯が強い、腰の強い音が攻める。
勢いがある、圧巻の音で吹きまくる。
この時、ブランフォードは若干23歳。
当①がリーダー作となる。
 
冒頭の曲は「No Backstage Pass」。
らしげにピアノレストリオで魅せ場を創る。
「ぽっ」と出のデビュー新人の芸当とは、とても思えない。

堂々たる音で、テナーが吹き荒れる。
地を揺らす程の低音、突ん刺く高音。
自由奔放に音がい、そして跳ぶ。

ただ、アドリブ後半やたらと長いが空く。
拍子抜けのように間が空き、空虚な空間が。
急きたてる力は?一曲丸ごと攻め切れない。
ちょっと勿体無い、心の間に無念な感覚が残る。

その空間を埋めるスミス(ds)とロン(b)。
「バタバタ」れ太鼓のドラムが間を喰う。
空間を叩きのめすように連打が轟く。

ドラム&ベースのサウンドに乗っかたか。
そんなブランフォード、ともいえる。
レーベルはUS Columbia。
若干のエコーが、ちょっとらしさを臭わす。
 
 一句
 “若さゆえ ぶちまけテナー がもたぬ”

推しはソプラノを使う曲「Waiting For Tain」。
テナーより表現力の劣るソプラノではあるが。
強弱・抑揚にけ、訴えてくるテクはまだまだ。
とはいえ、ワッツ(ds)との絡みがテンションを高める。

この曲の聴き所は、カークランド(p)のアドリブ。
リズムの食い?と思わすほどタッチが鋭い。
そして、立上がりの速い音が食い込みまくる。
研ぎ澄まされた音&ドラムの絡みは、テンション急上昇で惑惑に。
 
♪~ 「Waiting For Tain」ドラムとの絡み、ピアノのさに注目したいです。


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