今年は新年早々の陣痛&出産。育児の一年でしたが、唯一の救いは主人が誘ってくれたコンサート。乳飲み子を家に置いてでかけるのは本当に大変だったけれど、出かけていい音楽を聴くチャンスに恵まれたことはとてもいいリフレッシュになりました。チケットを買うことや情報収集もできないので、私一人ではなかなか行くことのできなかったクラシック。しかし、なかなか収穫のあるものでした。
「世界最高峰」のデュオといわれ、チケット1万2千円。クレーメル(Vl)とツィメルマン(P)の演奏会。ありがたく聞くことにしました。私は、評論家の意見や評判や人気はあまり気にしていない方。一体どんな演奏なのか興味ありました。
曲目はブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番、第1番「雨の歌」、第3番。ブラームスのCDは聞いたことがあるけれど、どうも黒い色の印象です。(きっと楽譜がおたまじゃくしで黒?)ですから、どの旋律を聞き分けたらいいのかまで分からない状態でした。
しかし、演奏はやはり立体的でステキでした。2人のデュオのすごいのは、そのコントラスト。ぼくとつとした感じのクレーメル。それに対して、見かけ同様こぎれいで美しい和音でタッチも軽やかなそよ風のようなツィメルマン。ですから、聞いていてもその掛け合いがとても明快で楽しく思えるのでした。また、M市の音文ホールはパイプオルガンのホールでやたらに反響するのです。2番も1番もなんとなく響きの確認のなか手探りで進められていきました。そして、みるみるうちに2人の音は見事にホールの反響を活かして調整された第3楽章。本当に熱いライブ感で演奏を終えました。もし、これがライブハウスだったらきっとこれからダゾ。なんて思っていたら、アンコールがフランクのバイオリンソナタ。この曲のフレーズのやりとりがとても聞いていて心地よく、初めて聞くバイオリンソナタのおもしろさに触れることができた気がしました。
さて、ツィメルマンはピアノを持ち歩いて演奏旅行するとのこと。今回はどうか?わかりませんが、まず、その音を聞いて思ったことは低音から高音までよく鳴るように調整された楽器だと感じたことです。一般的なピアノであるならば、低音の野太さと高音の華奢な音のギャップはピアノ線の特性なのだろうと思うのですが、ツィメルマンの演奏では、まるで、エレクトリックな楽器かのようにまんべんなく音が鳴り、軽快に響きました。そして、ツィメルマンはOホールでリサイタルを予定していたのですが、事故で体の具合がよくなかったようで、後にキャンセルになってしまったのでした。その点からも、今回のコンサートに足を運んだことはかなり貴重だったのだと思います。
この演奏会では、世界最高峰が一体何だったのか。それは、二人で音を紡ぐ工程を聴衆の目前でみせる技であると思います。演奏会の数時間の中でお客さんに感動を与える作業を彼らは短時間において作り上げたのです。その一部始終は私たち聴衆が見て楽しむことのできた時間。アフターセッションとお酒のありそうな盛り上がりのあるライブ感のある演奏会でした。
「世界最高峰」のデュオといわれ、チケット1万2千円。クレーメル(Vl)とツィメルマン(P)の演奏会。ありがたく聞くことにしました。私は、評論家の意見や評判や人気はあまり気にしていない方。一体どんな演奏なのか興味ありました。
曲目はブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番、第1番「雨の歌」、第3番。ブラームスのCDは聞いたことがあるけれど、どうも黒い色の印象です。(きっと楽譜がおたまじゃくしで黒?)ですから、どの旋律を聞き分けたらいいのかまで分からない状態でした。
しかし、演奏はやはり立体的でステキでした。2人のデュオのすごいのは、そのコントラスト。ぼくとつとした感じのクレーメル。それに対して、見かけ同様こぎれいで美しい和音でタッチも軽やかなそよ風のようなツィメルマン。ですから、聞いていてもその掛け合いがとても明快で楽しく思えるのでした。また、M市の音文ホールはパイプオルガンのホールでやたらに反響するのです。2番も1番もなんとなく響きの確認のなか手探りで進められていきました。そして、みるみるうちに2人の音は見事にホールの反響を活かして調整された第3楽章。本当に熱いライブ感で演奏を終えました。もし、これがライブハウスだったらきっとこれからダゾ。なんて思っていたら、アンコールがフランクのバイオリンソナタ。この曲のフレーズのやりとりがとても聞いていて心地よく、初めて聞くバイオリンソナタのおもしろさに触れることができた気がしました。
さて、ツィメルマンはピアノを持ち歩いて演奏旅行するとのこと。今回はどうか?わかりませんが、まず、その音を聞いて思ったことは低音から高音までよく鳴るように調整された楽器だと感じたことです。一般的なピアノであるならば、低音の野太さと高音の華奢な音のギャップはピアノ線の特性なのだろうと思うのですが、ツィメルマンの演奏では、まるで、エレクトリックな楽器かのようにまんべんなく音が鳴り、軽快に響きました。そして、ツィメルマンはOホールでリサイタルを予定していたのですが、事故で体の具合がよくなかったようで、後にキャンセルになってしまったのでした。その点からも、今回のコンサートに足を運んだことはかなり貴重だったのだと思います。
この演奏会では、世界最高峰が一体何だったのか。それは、二人で音を紡ぐ工程を聴衆の目前でみせる技であると思います。演奏会の数時間の中でお客さんに感動を与える作業を彼らは短時間において作り上げたのです。その一部始終は私たち聴衆が見て楽しむことのできた時間。アフターセッションとお酒のありそうな盛り上がりのあるライブ感のある演奏会でした。