労働史部会 2024年度第3回研究会 『労働環境の不協和音を生きる ――労働と生活のジェンダー分析』を読む

2024-12-02 07:25:12 | 日記
社会政策学会・労働史部会 2024年度第3回研究会をご案内します。
次回は、報告者が複数ですので、オンラインのみで行います。みなさん、ぜひご参加ください。

『労働環境の不協和音を生きる ――労働と生活のジェンダー分析』を読む

2024年12月刊行予定の『労働環境の不協和音を生きる ――労働と生活のジェンダー分析』(堀川祐里編著、晃洋書房)について概要をご紹介いたします。
是非ご参加ください。

日時:2025年3月22日(土)13:00~16:00

場所:オンライン開催

申し込み先:https://docs.google.com/.../1AheFtRczmYgh.../edit

報告予定者:
 五十嵐舞(いがらし まい)新潟県立大学国際地域学部
 堀川祐里(ほりかわ ゆうり)新潟国際情報大学国際学部
 鈴木 力(すずき ちから)岐阜大学地域科学部
 新川綾子(しんかわ りょうこ)日本福祉大学福祉経営学部
 清水友理子(しみず ゆりこ)浜松学院大学現代コミュニケーション学部 地域共創学科 
 岡 桃子(おか ももこ)埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉子ども学科
 大島 岳(おおしま がく)明治大学情報コミュニケーション学部
 久保優翔(くぼ ゆうと)明治大学情報コミュニケーション学部四年

書誌情報: https://www.koyoshobo.co.jp/book/b655072.html


『労働環境の不協和音を生きる ――労働と生活のジェンダー分析』目次

序 章 「社会政策とはなにか」という問いの難しさ  (堀川祐里)
    ――〈生きるために働く〉労働者の生活を科学する
第一章 バリキャリ女子の欠点?  (五十嵐舞)
    ――『家政夫のナギサさん』にみる労働力の再生産とフェミニズムの脱政治化
第二章 ジェンダー平等は健康の権利を放棄しなければ得られないか  (堀川祐里)
    ――労働力の再生産から考える生理休暇の意義
第三章 労働災害から身体を守る  (鈴木 力)
    ――女性港湾労働者による労災防止の営み
第四章 「産業癈兵」の誕生  (新川綾子)
    ――戦間期日本の工場内労働災害及び救貧政策におけるジェンダー構造
第五章 移住によって観光業へ参入する女性の労働と世代間の再生産  (清水友理子・跡部千慧)
    ――妊娠・子育て期にカフェ・ゲストハウスを家族経営した女性のライフヒストリー
第六章 なぜ日本の「ケア労働」は低賃金なのか  (跡部千慧)
    ――ジェンダー視点からの再生産労働の考察
第七章 社会福祉の現場において〝ふたつの生活〞を守る  (岡 桃子・跡部千慧)
    ――社会的養護における施設職員の生活と施設で暮らす子どもたちの生活
第八章 グローバル東京をクィアする  (大島 岳・久保優翔)
    ――音楽実践をつうじた多文化共生と共創
終 章 「労働環境の不協和音」を生きるには  (跡部千慧・鈴木 力)
    ――「生活」が極限まで切り詰められた「労働」から〈生きるために働く〉ことの復権へ

11月16日(土)社会労働研究会(ハイブリッド開催)

2024-10-25 18:01:53 | 日記
日時:2024年11月16日(土)14:00~17:00

場所:ハイブリッド開催
対面の場合:大阪経済大学B館32教室

報告
馬 文博(大阪経済大学大学院)
「介護事業者における外国人介護人材受け入れ方針とその実情~4つの事例から~」

海老 一郎(大阪公立大学都市科学・防災研究センター客員研究員)
「1990~2020年代の釜ヶ崎日雇労働者の労働と生活―『大阪社会労働運動史』第10巻第5章第6節からよみとれること―」

研究会は対面とオンラインのハイブリッドでの開催となります。
対面での参加をご希望の方は、参加費無料、事前申込不要です。直接会場までお越しください。
オンラインでの参加をご希望の場合、2日前までにお名前とご所属を明記のうえお申込みください。
ZOOMのURL(もしくはIDとパスコード)をお知らせします。

申込先:宮地克典(東北学院大学)
(kmiyachi[at]mail.tohoku-gakuin.ac.jp)
[at]を@に変換して下さい。

第32回社会政治研究会(Social Politics Forum)の御案内

2024-10-20 12:21:18 | 日記
第32回社会政治研究会(Social Politics Forum)の御案内

日時 2024年11月15日(金)17:30~19:40

会場 名古屋大学情報学部棟4階406(多目的講義室)
  (www.social.env.nagoya-u.ac.jp/sociology/access の「情報学部棟」
   北側玄関から4階に上がり、エレベーターを降りて左手へお進み下さい)

《第一報告》
Chung-Yang Yeh (Soochow University, Taiwan)
Crafting a Welfare Market: The Rise of the Market-based Homecare Service in Taiwan

https://web-en.scu.edu.tw/society/teacher_resume/804/810

《第二報告》
Sony Pellissery (National Law School of India University)
Social Policy in India: One Hundred Years of the (Stifled) Social Question

https://www.nls.ac.in/faculty/sony-pellissery
https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-030-54959-6_4


*前々日までに下記フォームからお申込下さい
 (懇親会に参加される方はなるべく10月下旬までに御回答下さい)。
 https://forms.gle/QmLFn6eHkNcTJpg96


【運営委員】
大岡頼光(中京大学)
上村泰裕(名古屋大学)
田村哲樹(名古屋大学)
山岸敬和(南山大学)

保健医療福祉部会「官民協働と福祉レジーム━共生に向けての社会再設計」研究会(11月16日)のお知らせ

2024-10-05 22:26:45 | 日記
社会政策学会保健医療福祉部会・研究会
      官民協働と福祉レジーム━共生に向けての社会再設計

日時:2024年11月16日(土)、13時~16時 (12時30分開場)
会場:立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区等持院北町56-1)
以学館2階IG208教室(キャンパスマップのNo.5の建物)およびオンライン
司会・コーディネーター:三重野卓(山梨大学名誉教授)
第1報告 「官民協働パズルの『想定外』━介護保険事業者のエコロジー変化とニューリスク」 須田木綿子(東洋大学)
       討論者 成鎮宇(京都大学)
第2報告 「日本型福祉国家は変貌したのか━福祉レジームと生産レジームによる統合的分析」 鎮目真人(立命館大学)
       討論者 亀山俊朗(中京大学)
  (企画の概要)
 近年、高齢化、少子化、貧困化、民営化などの時代状況の中で、福祉政策の在り方が問われている。本企画では、民営化された公的対人サービス(介護保険制度)における官民協働の変容と今後の課題を議論すると共に、各部門(国家、市場、企業、家族)の協働の制度化を志向する福祉レジームの今後を提案することにより、人々の共生の可能性を模索する。なお二つの報告は、三重野卓編『福祉と協働』(ミネルヴァ書房、2023年9月の所収論文)の問題意識を継承している。
(第1報告)民営化された公的対人サービスの領域における「官民協働」は、多様なアクター間の複雑な「パズル」(成, 2021)によって構成されている。この報告では、各アクターの自律的な行動と利害によって政策立案者の意図とは異なるサービス供給の体制が生み出され、その結果として中間層に新しいリスクが生じる可能性を指摘する。検討の対象とするのは、我が国で最初に民営化された公的対人サービスの仕組みとしての介護保険制度であり、とりわけサービスを提供する事業者の視点に着目する。
(第2報告)日本の福祉国家は、政府の役割が比較的小さく、企業と家族が大きな役割を果たしてきた。社会保障制度は、男性稼ぎ手モデルに基づく職業階層化が特徴である。本研究では、従来の福祉レジーム理論が見落としがちな生産レジームとの関連性に着目し、企業の活動と社会保障制度が相互補完的に機能することで形成された日本の独自の福祉国家構造を分析する。特に、日本型雇用制度と社会保障制度の関連を踏まえ、2000年以降の日本の福祉国家の変容について考えてみたい。

主催: 社会政策学会・保健医療福祉部会
共催: 日台韓比較福祉国家体制プロジェクト(科研費B 多様化する社会における福祉体制の動態―日韓台比較研究を通した理論開発)
参加申し込み: 11月15日(金)13時までの事前申込みが必要です。
対面の場合: 以下のリンクから、お申込みください。当日参加も受け付けますが、会場の都合によりやむを得ずお断りする場合があります。
https://forms.office.com/r/PheyeBzVt2

オンライン(ZOOM使用)の場合:以下のリンクから、お申込みください。登録いただいたメールアドレスに、会議室のアドレスを送付いたします。
https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJAvd-CvrjktH9dGlUGRks_otj4z2HUp8Mn7#/registration

会場については、以下をご覧ください。
衣笠キャンパスへのアクセス方法: https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
キャンパス内地図https://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/kinugasa/ 

問い合わせ先: 社会政策学会保健医療福祉部会・世話人、松田亮三(立命館大学)
E-mail: rmatsuda@ss.ritsumei.ac.jp
連絡の際には、整理のため件名に「官民協働と福祉レジーム研究会」という文を入れてください。

なお、この案内のpdf版は、以下にあります。どうぞご自由にご利用ください。
https://drive.google.com/file/d/1-d4oUEIWAskt5uq1kiizQLhCmQmeTaG0/view?usp=sharing

2024年度(第89回)社会政策学会関西部会案内

2024-10-05 11:25:38 | 日記
2024年度(第89回)社会政策学会関西部会案内

日時:2024年12月7日(土)10時~16時30分(開場9時30分)
開催方法:対面とZoomによるハイブリッド形式
開催場所:大阪経済大学大隈キャンパス B32教室
交通アクセス https://www.osaka-ue.ac.jp/profile/access/
施設案内 https://www.osaka-ue.ac.jp/profile/facility/

午前の部(10時~12時)自由論題
第1報告:馬文博(大阪経済大学大学院・院生)
 「外国人介護人材受け入れの実態とその課題-介護事業へのヒアリング調査から-」
第2報告:石田真(大阪公立大学大学院・院生)
 「保険者別第1号被保険者1人当たり介護費用に関する「公平性」検討の一試論
―変動係数、ジニ係数、及び分位数に基づく外れ値検出手法による保険者別経年変化分析―」

午後の部(13時~16時30分):報告・途中休憩・全体討論
共通論題 「大阪の社会労働運動の歴史を振り返る」
導入  谷合 佳代子・千本 沢子(公益財団法人大阪社会運動協会)
「『大阪社会労働運動史』(第10巻 2024年刊行)の歴史と意義について」
報告1 西村 健(松山大学) 雇用労働の章より
   「雇用形態の多様化―非正社員の処遇改善と労働組合―」
報告2 橋口 昌治(大谷大学) 労働運動の章より
  「コミュニティ・ユニオン運動―豊かな実践から学ぶ―」
報告3 海老 一郎(大阪公立大学 都市科学・防災研究センター)労働福祉の章より
   「日雇労働者の雇用・失業対策及び社会保障制度―1990年代を軸にした釜ヶ崎における
   日雇労働をめぐる2つの運動からみえるもの―」

【申込み方法】
関西部会以外の会員の方々のご参加も歓迎しております。
参加をご希望される方は以下のURLから必要事項をご記入ください。対面参加をご希望の方も資料の印刷準備のため,こちらからお申し込みください。オンライン参加をご希望された方には当日の5日前ぐらいにZoom情報をお送りします。
なお申込み期間は11月末までとさせていただきます。

URL https://forms.office.com/r/eDLXQdgDqb
関西部会責任者 居神 浩(神戸国際大学)k.igami[at]kobe-kiu.ac.jp atを@に変えてください。