亀婆ご乱心の顛末

亀婆はケアマネの尽力で今月よりミドルスティとなる。
入所のその日も早朝から亀婆は荒れていた。この日も自室に籠城、ドアを無理やり押し開けリビングに誘導し深夜２時ごろから９時半過ぎまでつきっきり。

歩行器から車に乗せるときも”おお～い助けて！殺される”と叫ぶ。
車の中でも”山へ連れて行くのか！？殺して埋めるのか！？”と叫ぶ。入所施設の直前まで目が泳ぐし叫ぶのだ。
施設が見えたところで安心したのか
”ごめんな。入所するのはほんとやったんやネ”ときた。ようやく早朝のご乱心が解けたか？


入所して２日目に施設に電話を入れて看護師さんより深夜から朝にかけての症状を聞く。相変わらず被害妄想はあるようだ。曰く
「殺される」とは言っているようだが息子さま（私）にという言葉は出ないよう。ただ籠城のような振る舞いはあるとのこと。

４人部屋に入室し夜間は自分のスペースはカーテンで仕切る、このカーテンを誰にも入らせないように洗濯ハサミで閉じているとのこと。そういえば夏のショートスティ時に訪問した時、洗濯バサミで誰も入ってこないようにカーテンを挟んでいると言っていたのを思い出す。どうもこのころから繊毛というか被害妄想の兆候があったようだ。

看護師さんと話し合い精神科医に相談していただくということで、電話を終える。明日、好きな菓子を持って訪ねてみようか、機嫌の良い午後の遅い時間帯に。