麻酔、痛み止め、抗がん剤などの薬の影響で出た副作用の一つが
「便秘」
でした。手術後とケモ後、それぞれ一週間、便秘で苦しみました~(;д;)
頑固な便秘って、ホント辛いですよね。。。
便秘と言っても、様々な原因があるわけですが、ウィキ等による情報を
ちょっとまとめてみました。(http://ja.wikipedia.org/wiki/瀉下薬)
一般的な便秘の分類は:
1、弛緩性便秘
大腸の筋蠕動が低下し、糞便の腸内滞在時間が長くなり、
水分の吸収が進み硬い便となる。食事量・食物繊維の摂取不足、
運動不足、経産婦、高齢者、長期臥床、全身衰弱、糖尿病といった
自律神経障害、薬剤の副作用で多い。長時間持続することが特徴的。
2、痙縮性便秘
精神的ストレスや過敏性大腸炎症候群に代表される便秘で
自律神経失調により下部大腸(横行結腸より肛門側の結腸)が
過度に痙攣性の収縮をするために、腸管内膜が挟まり大腸内容物の
輸送に時間がかかる。硬く少量の兎糞状の便が特徴的である。
3、直腸性便秘
多忙、環境の変化、プライバシーの欠如、疼痛、不規則な生活などにより
便意が繰り返し抑制されたり、下剤や浣腸の乱用によって起こる。
これは直腸内圧に対する感受性が低下し、直腸内圧を介し起こる直腸反射が
減弱し、直腸内に便がたまっても便意を生じなくなるためである。
その結果、便が大腸に貯留する時間が長くなり、水分が吸収され硬便となる。
直腸、肛門疾患や脳脊髄疾患でもおこる。
便秘は分類により、処方される薬も違ってくるらしんですが、
一つの便秘型に分類できない場合も多いですよね?
私の場合、まずは1の弛緩性便秘から始まり、センナなどの薬のせいで
2の痙縮性便秘も加わり、便が貯まりすぎて、3の直腸性便秘傾向にもなる。。。
といった感じでしょうか。。。
日にちが経てば経つほど、同じ薬、一つの薬だけでは太刀打ちできないように
なってくるとも感じました。
病院の先生からも、まずはこの薬を飲んで、ダメだったらこれを飲んで、まだダメ
だったらこれを、と代わる代わる処方されるのも、そのせいなのかもしれませんね。
ウィキによる、各便秘型の薬物療法の基本処方:
1、弛緩性便秘
*膨張性下剤(水分を吸収させて便を軟らかくし、便を膨張させることで、
腸を刺激して排便を促す。バルコーゼなど。)
*刺激性下剤(腸を刺激して腸の働きを活発にし排便を促す。
センノサイド、アローゼン、ラキソベロン液、テレミンソフト
坐剤、コーラックなど。)
2、痙縮性便秘
*浸透圧性下剤(腸管内に高浸透圧性の物質を入れることで腸に大量の水分を
引きこみ、便を軟らかくする。酸化マグネシウム(塩類)、
ラクツロースシロップ(糖類)など。)
*膨満性下剤(上記)
*浸潤性下剤(界面活性剤であり、便の表面張力を低下させ便を軟化、膨満させる。
バルコゾルなど。)
3、直腸性便秘
*座薬や浣腸(浣腸にはグリセリンなどが入っており、これらの直腸への刺激で
排泄を促す。グリセリンを腸内へ注入すると、浸透圧によって大腸を刺激し
蠕動運動を促進させるとともに、便を溶かし軟らかくする。また、潤滑油の
役割を果たし便の滑りをよくし排出しやすくする。)
今まで、先生方に決まって便秘で処方された薬は、まずはコレース(Colace)という
ストールソフトナー(膨張性下剤)です。
そして今回は刺激性下剤のセンナも一緒に処方されました。
しかし、これだけで出ることはまずありません(汗)。
お腹はしっかり痛くなるんですけどね。。。
手術後の便秘の時は、もう耐えきれなくなって、日本から持ってきたタケダ漢方便秘薬も
飲んでしまったのですが、蠕動運動をもっと激しくして、さらにお腹が痛くなっただけで、
余計に悪化。。。
後悔しました~ (──┬──__──┬──)
もう究極のお腹とお尻の不快感で、結局、最終手段!ということで、
グリセリン浣腸を試みました。なんせ、生まれて初めてのことだったんです、
浣腸なんて。どうやってやるか分かんないし、不安も大きかったので、
ウェブで色々と体験記やらコツやらを探ってみました。
「浣腸液を人肌に温めてから注入し、便意を感じてもそのまま3-5分以上我慢する。
左側臥位(左側を下にして横に寝た体位)にして膝を軽く抱える体位が好ましい。」
恐る恐るの1回目。。。
確かに。。。皆が言っていたように、便意を我慢するパートが一番難しい。
1度目は我慢が足りず、失敗。
くじけず、2度目! が。。。またもや我慢できずに失敗。。。
3度目の正直を信じて、3回目。。。5分くらい頑張って我慢したんだけど、
肛門付近の便が出るだけで、なかなか腸がすっきりせず。。。
これで最後、4回目。。。 もう、ものすごく疲れていた。。。
気力も体力も尽き、浣腸液注入後にしばらく寝てしまった。。。
でもそれが効をなしたのか、やっとやっとやっと!ついに!出ました!
***。。。ヾ(●⌒∇⌒●)ノ わーい。。。***
もう感動でしたね~。と同時に、こんな辛い思いはもう二度としたくない!
と思ったわけですが。。。
化学療法の後に、再度、便秘に。。。
で、今回の便秘は、直腸付近に貯まっている感じはあまりなく、こないだ効いた
浣腸は今回は効かないのでは?と思い、先生からの処方に頼りました。
センナとストールソフトナーはいつもながら効かず、その後に硫酸マグネシウム。
これはアメリカではエプソム塩としてドラッグストアで売ってます。豆腐作りの
にがりとしても使えるし、入浴剤としてお風呂に入れることもできるし、意外と
重宝します。
しかし、これも効かず。。。
次に処方されたのが、ラクツロースシロップ。
これは初挑戦です。糖類の浸透圧性下剤で、腸に居る乳酸菌がこの糖を分解し、
乳酸や酢酸が作られ、その刺激で腸の運動がよくなるんだそうで。
効き目が出るのが遅めということなんですが、副作用が少ないのが利点。
スプーン1杯のシロップを水やジュースに入れて飲むだけと超簡単。
そして、結果は。。。
あまりお腹も痛くならずに、出ました~! ばんざーい!
追記で、友人から勧められた「さつまいも」の効果も押しておきます。
一日一本のさつまいも! 美味い!
でも、体重は確実に増えます。。。
「便秘」
でした。手術後とケモ後、それぞれ一週間、便秘で苦しみました~(;д;)
頑固な便秘って、ホント辛いですよね。。。
便秘と言っても、様々な原因があるわけですが、ウィキ等による情報を
ちょっとまとめてみました。(http://ja.wikipedia.org/wiki/瀉下薬)
一般的な便秘の分類は:
1、弛緩性便秘
大腸の筋蠕動が低下し、糞便の腸内滞在時間が長くなり、
水分の吸収が進み硬い便となる。食事量・食物繊維の摂取不足、
運動不足、経産婦、高齢者、長期臥床、全身衰弱、糖尿病といった
自律神経障害、薬剤の副作用で多い。長時間持続することが特徴的。
2、痙縮性便秘
精神的ストレスや過敏性大腸炎症候群に代表される便秘で
自律神経失調により下部大腸(横行結腸より肛門側の結腸)が
過度に痙攣性の収縮をするために、腸管内膜が挟まり大腸内容物の
輸送に時間がかかる。硬く少量の兎糞状の便が特徴的である。
3、直腸性便秘
多忙、環境の変化、プライバシーの欠如、疼痛、不規則な生活などにより
便意が繰り返し抑制されたり、下剤や浣腸の乱用によって起こる。
これは直腸内圧に対する感受性が低下し、直腸内圧を介し起こる直腸反射が
減弱し、直腸内に便がたまっても便意を生じなくなるためである。
その結果、便が大腸に貯留する時間が長くなり、水分が吸収され硬便となる。
直腸、肛門疾患や脳脊髄疾患でもおこる。
便秘は分類により、処方される薬も違ってくるらしんですが、
一つの便秘型に分類できない場合も多いですよね?
私の場合、まずは1の弛緩性便秘から始まり、センナなどの薬のせいで
2の痙縮性便秘も加わり、便が貯まりすぎて、3の直腸性便秘傾向にもなる。。。
といった感じでしょうか。。。
日にちが経てば経つほど、同じ薬、一つの薬だけでは太刀打ちできないように
なってくるとも感じました。
病院の先生からも、まずはこの薬を飲んで、ダメだったらこれを飲んで、まだダメ
だったらこれを、と代わる代わる処方されるのも、そのせいなのかもしれませんね。
ウィキによる、各便秘型の薬物療法の基本処方:
1、弛緩性便秘
*膨張性下剤(水分を吸収させて便を軟らかくし、便を膨張させることで、
腸を刺激して排便を促す。バルコーゼなど。)
*刺激性下剤(腸を刺激して腸の働きを活発にし排便を促す。
センノサイド、アローゼン、ラキソベロン液、テレミンソフト
坐剤、コーラックなど。)
2、痙縮性便秘
*浸透圧性下剤(腸管内に高浸透圧性の物質を入れることで腸に大量の水分を
引きこみ、便を軟らかくする。酸化マグネシウム(塩類)、
ラクツロースシロップ(糖類)など。)
*膨満性下剤(上記)
*浸潤性下剤(界面活性剤であり、便の表面張力を低下させ便を軟化、膨満させる。
バルコゾルなど。)
3、直腸性便秘
*座薬や浣腸(浣腸にはグリセリンなどが入っており、これらの直腸への刺激で
排泄を促す。グリセリンを腸内へ注入すると、浸透圧によって大腸を刺激し
蠕動運動を促進させるとともに、便を溶かし軟らかくする。また、潤滑油の
役割を果たし便の滑りをよくし排出しやすくする。)
今まで、先生方に決まって便秘で処方された薬は、まずはコレース(Colace)という
ストールソフトナー(膨張性下剤)です。
そして今回は刺激性下剤のセンナも一緒に処方されました。
しかし、これだけで出ることはまずありません(汗)。
お腹はしっかり痛くなるんですけどね。。。
手術後の便秘の時は、もう耐えきれなくなって、日本から持ってきたタケダ漢方便秘薬も
飲んでしまったのですが、蠕動運動をもっと激しくして、さらにお腹が痛くなっただけで、
余計に悪化。。。
後悔しました~ (──┬──__──┬──)
もう究極のお腹とお尻の不快感で、結局、最終手段!ということで、
グリセリン浣腸を試みました。なんせ、生まれて初めてのことだったんです、
浣腸なんて。どうやってやるか分かんないし、不安も大きかったので、
ウェブで色々と体験記やらコツやらを探ってみました。
「浣腸液を人肌に温めてから注入し、便意を感じてもそのまま3-5分以上我慢する。
左側臥位(左側を下にして横に寝た体位)にして膝を軽く抱える体位が好ましい。」
恐る恐るの1回目。。。
確かに。。。皆が言っていたように、便意を我慢するパートが一番難しい。
1度目は我慢が足りず、失敗。
くじけず、2度目! が。。。またもや我慢できずに失敗。。。
3度目の正直を信じて、3回目。。。5分くらい頑張って我慢したんだけど、
肛門付近の便が出るだけで、なかなか腸がすっきりせず。。。
これで最後、4回目。。。 もう、ものすごく疲れていた。。。
気力も体力も尽き、浣腸液注入後にしばらく寝てしまった。。。
でもそれが効をなしたのか、やっとやっとやっと!ついに!出ました!
***。。。ヾ(●⌒∇⌒●)ノ わーい。。。***
もう感動でしたね~。と同時に、こんな辛い思いはもう二度としたくない!
と思ったわけですが。。。
化学療法の後に、再度、便秘に。。。
で、今回の便秘は、直腸付近に貯まっている感じはあまりなく、こないだ効いた
浣腸は今回は効かないのでは?と思い、先生からの処方に頼りました。
センナとストールソフトナーはいつもながら効かず、その後に硫酸マグネシウム。
これはアメリカではエプソム塩としてドラッグストアで売ってます。豆腐作りの
にがりとしても使えるし、入浴剤としてお風呂に入れることもできるし、意外と
重宝します。
しかし、これも効かず。。。
次に処方されたのが、ラクツロースシロップ。
これは初挑戦です。糖類の浸透圧性下剤で、腸に居る乳酸菌がこの糖を分解し、
乳酸や酢酸が作られ、その刺激で腸の運動がよくなるんだそうで。
効き目が出るのが遅めということなんですが、副作用が少ないのが利点。
スプーン1杯のシロップを水やジュースに入れて飲むだけと超簡単。
そして、結果は。。。
あまりお腹も痛くならずに、出ました~! ばんざーい!
追記で、友人から勧められた「さつまいも」の効果も押しておきます。
一日一本のさつまいも! 美味い!
でも、体重は確実に増えます。。。