抗がん剤は全部で4回投与の予定で、今は3回目が終わったところです。
ケモのゴールがやっと見えてきました~!
再発の恐怖とはこれから先も向合っていかなければなりませんが、
とりあえず、抗がん剤治療の終わりが近づいてきたことはうれしい!
今日はまた副作用のお話。
抗がん剤治療1回目の後で出た辛い副作用の中に、骨の痛みがありました。
特に腰のあたりの背骨。立っていても、横になっても、座っていても、
痛いのなんの!2-3日、その痛みは続きました。
子供を産む時に、そりゃもう腰が抜けちゃうんじゃないかと思うくらい
の痛みがありましたが、それと同等の痛みでありました。
これは、白血球を増やすために、抗がん剤投与の翌日に打った
ニューラスタという薬の副作用です。
骨髄中の造血細胞は活発に細胞分裂が行われており、抗がん剤により
最も影響を受けやすい組織の一つです。抗がん剤投与後の白血球減少は
よく知られている副作用ですよね。
白血球は私達の免疫システムにおいて、なくてはならないものです。
外部から体内に侵入した細菌・ウイルスなどをやっつけてくれます!
しかし白血球が減少すると、細菌・ウイルス感染等の危険性が高まります。
そこで、抗がん剤治療の後に、白血球を増やす薬を投与します。
アメリカの乳癌治療では、抗がん剤投与後24-48時間内に
ニューラスタの注射を打つのが一般的だと思うのですが、日本でも
そうなのかな?この注射は薬局で処方してもらい、できる人は自分で
注射をします。一番簡単なのは、お腹のお肉を少しつまんで、そこに
プシュっと。私はどうしても自分で針をさすのが苦手で、だんなに
ぎゃーぎゃー言いながらやってもらっています(^^;
白血球はリンパ球・単球・顆粒球に分類され、さらに顆粒球は
好中球、好酸球、好塩基球の3つに分類されます。末梢血内の白血球は
通常、好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球の5種類です。
中でも好中球は、末梢血内で白血球全体の50%から70%を占め、
細菌感染時には第一線で戦ってくれている重要な細胞です。
細菌を飲み込み、死に至らしめるのです!
ちなみにこちらが白血球達の顔ぶれです。クリック
毎日お世話になってます。
ニューラスタ(一般名:Pegfilgrastim。日本にはグランという
似たお薬があります。一般名:フィルグラスチム)という薬は、
この好中球を増やすお薬です。顆粒球コロニー刺激因子
(G-CSF)というサイトカインの一種の類似体です(遺伝子
組換えヒトG-CSF製剤)。日常生活の中で一番かかりやすい
細菌感染を防ぐのが目的です。
ニューラスタは骨髄にいる好中球の前駆細胞の分裂を活性化
させ、分化を促進して好中球の数を増やしていきます。データ
を見てみると(Pharmacokinetics of Pegfilgrastim)、ニューラスタ
は投与後、大体5-7日の間、体内にとどまることができるよう
です。その間、骨髄内では好中球の生産が普段よりももっと活発
になるんですね。普通、好中球は骨髄内で産生されて末梢血へ移動
するまでに5日間を要するそうですが、ニューラスタはこの過程を
5倍スピードアップできるんだそうで。すごいです。
しかしながら、これに伴う副作用が。。。それが骨の痛みです!
特に造血が活発な所に痛みが出ます。私の場合は腰の辺りの背骨。
人によっては大腿骨や胸骨などにも痛みが出るそうです。
なんか背骨を上からがっつんがっつん叩かれているような、今まで
経験したことのないものすごい痛みが、ニューラスタを投与して
4日目で出て、2-3日続きました。痛み止めも効かず、夜も痛み
で眠れず。。。陣痛の痛みを思い出しましたよ、ホント。
いや~、いい経験にはなりましたが、もう二度とこんな痛みを
味わいたくない!
(-。-;) とほほ~
と思っていると、とある乳癌克服患者さんが書いた本の中に、
この骨痛を和らげてくれる薬があると書いてありました。
まっ、まじっすかー、それ欲しいです~。
その薬は、ドラッグストアでふつ~に買えるアレルギー薬、
Claritinというもの。花粉症の時飲んだよなぁ、たしか。
でもどうして抗ヒスタミン薬が骨の痛みに効くんだ???と
調べてみたんですが、今の所、はっきりとは科学的に証明されて
いないみたいです。クラリティンが効いたという人もいれば、
全然効かなかったという人もいます。偽薬効果なのか、はたまた
本当にロラタジン(クラリティンの成分)が骨髄中で働いて
いるのか?2度目のケモで実験してみることにしました。
抗がん剤治療2クール目の前に、ナース・プラクティショナーの方に
骨の痛みがあったことを報告。すると、彼女からもクラリティンを
勧められました。ねぇ、どうして1回目の時に言ってくれなかった
のよ~、と疑問に思いましたが、まあ科学的根拠がないし、癌治療の
ガイドラインには絶対クラリティンなんて入ってないだろうし、プロ
としては最初から勧めることはできなかったのかなぁとも思いました。
で、クラリティンはニューラスタを打った日から、5日間続けて
一日一錠飲んでくださいとのこと。さて効果のほどは。。。
一度目のケモの時と同様、ニューラスタ投与後5日目で骨の痛みが
マックスに出ましたが、前回の痛みよりは数段緩和されました。
クラリティンの効果だとは断定できないけど、でも効き目はあった
としておきます。
そして3回目の抗がん剤治療時もクラリティンを飲んでみました。
今回は、ニューラスタの注射一日前から、一日一錠で6日間飲んで
みました。すると。。。驚くべきことに、今回は骨の痛みがほとんど
出ていません!!
w( ̄▽ ̄)w うわぉ
クラリティン。。。謎の薬です。。。
追記:3回目のケモ/ニューラスタの後は、いつもより一日遅れで
骨痛が出ました。ちょうどクラリティンを飲まなかった日に!
なので慌ててクラリティンを飲みました。でも痛みは強くなく、
日常生活に支障を及ぼすほどではないので、助かってます!
ケモのゴールがやっと見えてきました~!
再発の恐怖とはこれから先も向合っていかなければなりませんが、
とりあえず、抗がん剤治療の終わりが近づいてきたことはうれしい!
今日はまた副作用のお話。
抗がん剤治療1回目の後で出た辛い副作用の中に、骨の痛みがありました。
特に腰のあたりの背骨。立っていても、横になっても、座っていても、
痛いのなんの!2-3日、その痛みは続きました。
子供を産む時に、そりゃもう腰が抜けちゃうんじゃないかと思うくらい
の痛みがありましたが、それと同等の痛みでありました。
これは、白血球を増やすために、抗がん剤投与の翌日に打った
ニューラスタという薬の副作用です。
骨髄中の造血細胞は活発に細胞分裂が行われており、抗がん剤により
最も影響を受けやすい組織の一つです。抗がん剤投与後の白血球減少は
よく知られている副作用ですよね。
白血球は私達の免疫システムにおいて、なくてはならないものです。
外部から体内に侵入した細菌・ウイルスなどをやっつけてくれます!
しかし白血球が減少すると、細菌・ウイルス感染等の危険性が高まります。
そこで、抗がん剤治療の後に、白血球を増やす薬を投与します。
アメリカの乳癌治療では、抗がん剤投与後24-48時間内に
ニューラスタの注射を打つのが一般的だと思うのですが、日本でも
そうなのかな?この注射は薬局で処方してもらい、できる人は自分で
注射をします。一番簡単なのは、お腹のお肉を少しつまんで、そこに
プシュっと。私はどうしても自分で針をさすのが苦手で、だんなに
ぎゃーぎゃー言いながらやってもらっています(^^;
白血球はリンパ球・単球・顆粒球に分類され、さらに顆粒球は
好中球、好酸球、好塩基球の3つに分類されます。末梢血内の白血球は
通常、好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球の5種類です。
中でも好中球は、末梢血内で白血球全体の50%から70%を占め、
細菌感染時には第一線で戦ってくれている重要な細胞です。
細菌を飲み込み、死に至らしめるのです!
ちなみにこちらが白血球達の顔ぶれです。クリック
毎日お世話になってます。
ニューラスタ(一般名:Pegfilgrastim。日本にはグランという
似たお薬があります。一般名:フィルグラスチム)という薬は、
この好中球を増やすお薬です。顆粒球コロニー刺激因子
(G-CSF)というサイトカインの一種の類似体です(遺伝子
組換えヒトG-CSF製剤)。日常生活の中で一番かかりやすい
細菌感染を防ぐのが目的です。
ニューラスタは骨髄にいる好中球の前駆細胞の分裂を活性化
させ、分化を促進して好中球の数を増やしていきます。データ
を見てみると(Pharmacokinetics of Pegfilgrastim)、ニューラスタ
は投与後、大体5-7日の間、体内にとどまることができるよう
です。その間、骨髄内では好中球の生産が普段よりももっと活発
になるんですね。普通、好中球は骨髄内で産生されて末梢血へ移動
するまでに5日間を要するそうですが、ニューラスタはこの過程を
5倍スピードアップできるんだそうで。すごいです。
しかしながら、これに伴う副作用が。。。それが骨の痛みです!
特に造血が活発な所に痛みが出ます。私の場合は腰の辺りの背骨。
人によっては大腿骨や胸骨などにも痛みが出るそうです。
なんか背骨を上からがっつんがっつん叩かれているような、今まで
経験したことのないものすごい痛みが、ニューラスタを投与して
4日目で出て、2-3日続きました。痛み止めも効かず、夜も痛み
で眠れず。。。陣痛の痛みを思い出しましたよ、ホント。
いや~、いい経験にはなりましたが、もう二度とこんな痛みを
味わいたくない!
(-。-;) とほほ~
と思っていると、とある乳癌克服患者さんが書いた本の中に、
この骨痛を和らげてくれる薬があると書いてありました。
まっ、まじっすかー、それ欲しいです~。
その薬は、ドラッグストアでふつ~に買えるアレルギー薬、
Claritinというもの。花粉症の時飲んだよなぁ、たしか。
でもどうして抗ヒスタミン薬が骨の痛みに効くんだ???と
調べてみたんですが、今の所、はっきりとは科学的に証明されて
いないみたいです。クラリティンが効いたという人もいれば、
全然効かなかったという人もいます。偽薬効果なのか、はたまた
本当にロラタジン(クラリティンの成分)が骨髄中で働いて
いるのか?2度目のケモで実験してみることにしました。
抗がん剤治療2クール目の前に、ナース・プラクティショナーの方に
骨の痛みがあったことを報告。すると、彼女からもクラリティンを
勧められました。ねぇ、どうして1回目の時に言ってくれなかった
のよ~、と疑問に思いましたが、まあ科学的根拠がないし、癌治療の
ガイドラインには絶対クラリティンなんて入ってないだろうし、プロ
としては最初から勧めることはできなかったのかなぁとも思いました。
で、クラリティンはニューラスタを打った日から、5日間続けて
一日一錠飲んでくださいとのこと。さて効果のほどは。。。
一度目のケモの時と同様、ニューラスタ投与後5日目で骨の痛みが
マックスに出ましたが、前回の痛みよりは数段緩和されました。
クラリティンの効果だとは断定できないけど、でも効き目はあった
としておきます。
そして3回目の抗がん剤治療時もクラリティンを飲んでみました。
今回は、ニューラスタの注射一日前から、一日一錠で6日間飲んで
みました。すると。。。驚くべきことに、今回は骨の痛みがほとんど
出ていません!!
w( ̄▽ ̄)w うわぉ
クラリティン。。。謎の薬です。。。
追記:3回目のケモ/ニューラスタの後は、いつもより一日遅れで
骨痛が出ました。ちょうどクラリティンを飲まなかった日に!
なので慌ててクラリティンを飲みました。でも痛みは強くなく、
日常生活に支障を及ぼすほどではないので、助かってます!
前回、白血球の数値が激減して、今回からニューラスタを始めましたが、
(保険適応でも自己負担3万円超にびっくり!そちらは薬局で買って自己注射なんてさすが米国。)
主治医には花粉症なんで、と話してクラリチンも出してもらいました。効果あるかなと期待してます。
色んな情報助かり助かります!ありがとうございます。
今はすっかり健康ライフですね!私も頑張ります(^o^)/