二度目の乳がん (1)：診断前

アメリカでは年に一度、まだ残っている方の胸（左側） の定期検診をしていました。腫瘍内科の先生による 触診、マンモ、そして胸のMRIを毎年やっていました。 マンモでは異常が認められるということはなかったの ですが、５年前にMRI検査でひっかかり、穿刺吸引細胞診 をやることに。この時は若い女医さんの実験台にされ、 エコーで見ながらやる細胞診ではなかったので、結構 手間取りました。。。傷口もケロイドっ . . . 本文を読む

最初の乳がん (3)：その後

最初の乳がん治療（全摘手術と化学療法）が 終わり、ひと月～３ヶ月に一度の頻度で 乳腺外科外来に行き、タモキシフェンを もらっていました。この時のがんはERが ネガティブだったのですが、PRが弱陽性で、 一応タモキシフェンの効果があるかもしれ ない。。。ということで、先生から ノルバデックス２０mgを処方されてました。 しかしですね～、毎日飲むのを忘れてしまう んです（汗）。「どうせERネガティブ . . . 本文を読む

とりあえずダイエット成功！

抗がん剤の副作用と運動不足で、ケモ中は かなり体重が増えました。 どんだけ増えたかと言いますと。。。 ケモ前と比べて、マックス時５kgも増えました。 「むくみだ～。ケモが終われば戻るんだ～。」 と自分に言い聞かせながらも、毎日体重計に のる度に　///orz///ズゥゥゥゥン　としたり。。。 ケモの最終投与の後もしばらくは体重が増え 続けていましたが、１ヶ月ぐらいで徐々に むくみが抜けていき . . . 本文を読む

丁寧に食べる

先日、オーガニック薬膳料理研究家の高遠智子さんが 出演している番組を見ました。こちらー＞★ 末期のがんを克服されたという方で、「食」が病気克服 の重要な鍵となったということでした。 「生きるということは食べること。丁寧に食べること」 と彼女も番組の中で言っているのですが、つくづく 「そうだよな～」と思いました。体に思いやりを持って 食べる、体にやさしいものを食べるって大事なんじゃ ないかな～と . . . 本文を読む

シリコンパッド

２７歳のとき、右乳房全摘の後にケモ。 「片胸がきれいさっぱりなくなってしまう」 というのはちょっぴり寂しかったですが、 「切除しなければガンがさらに広がって しまい、命にもかかわることになる」という 恐怖の方が大きく、全摘には抵抗はあり ませんでした。 乳房再建に関しては、外科の先生から、 これから妊娠を望むのであえば同時再建は しない方が良いだろう、と言われたので いつか子供を産んでから再建手 . . . 本文を読む

麻酔の副作用

今回は乳房切除の時に全身麻酔を１回、 その後、乳房再建のためのインプラントを 入れる時に全身麻酔をもう１回やりました。 最初の手術（乳房切除）が終わり、麻酔から 覚めると、ものすごい頭痛と吐き気に襲われました。 これは「術後の悪心・嘔吐 (postoperative nausea and vomiting:PONV)」と呼ばれる 症状で、全身麻酔を受けた患者の２０－３０％ で起こるそうです。 . . . 本文を読む

心の傷

常にわき上がってくるんです、 「自分はもう子供が産めない体に なってしまったんだ」という悲しみが。 ずっと願っていたことが叶わぬものに なってしまったと考えると、寂しさや 絶望感に心が焼かれるような気が。。。 四〇で閉経なんて早過ぎるよ～(´・ω・`) 同級生が先月子供を産んだと聞いて、 正直みじめさを感じました。。。 やりが心に突き刺さったような ショックがありました。 以来、そのショッ . . . 本文を読む

BRCA1の映画

アンジェリーナ・ジョリーの告白が、 この映画のいい宣伝に なったのでは ないでしょうか... その映画は『Decoding Annie Parker』。 予告編はこちら。 家族性乳がんの存在を証明し、原因遺伝子（BRCA1）の 変異を発見したMary-Claire King博士と、その研究に 大きな貢献をした乳がん患者Annie Parkerの実話に 基づく映画です。 土曜日にカンヌで上映さ . . . 本文を読む

アンジーの告白

アンジェリーナ・ジョリーの乳房切除／再建手術、そして 卵巣摘出予定の告白は多くの人たちに影響を与えたと思います。 特に自分が同じ遺伝子に異常があると知っている女性達は アンジーの告白に勇気をもらったかもしれないなぁ。。。 ちょっと前に、BRCA遺伝子に変異がある女性達を取り上げた ミニドキュメンタリー映画を見たんです。この映画を作った 女性は自分自身がBRCA遺伝子に変異があり、乳房切除を 考え . . . 本文を読む

ケモによる閉経の可能性

最後の化学療法が終わってから６週間ちょいが経ちます。 生理はまだ復活してません。。。 そんな中、タモキシフェン経口投与が始まりました。 妊娠という夢はギブアップしなければならない。。。という 現実をこれから少しずつ受け入れていかなければならない と思います。 乳癌が検診で見つかる直前、不妊治療をさあ始めようと いう時だったのです。検査も終え、排卵誘発剤も買って、 準備オッケー！という時に乳癌の . . . 本文を読む

乳癌の新しい治療薬が出るかも...という希望

一般的な抗がん剤での治療は副作用が大きいですよね。 化学療法を長年受けてきた父を見て、また自分自身も 二度の化学療法を受けて、「がん細胞を叩くためには 辛い副作用にも耐えなければならない」という考えが なんだか当たり前のようにアタマの中にあります。 でも１０年、２０年、３０年後には、がん治療は そんなに辛いものではなくなってるかもしれない。。。 な～んて期待をしているのですが。。。 その理由は . . . 本文を読む

夏毛の季節

うちの猫の冬毛が落ち始めました。 動物って季節に敏感だなぁ。 先週は暖かい日が多かったもんね。 今週はまた寒くなっちゃったけど。。。 毛があちこちに散らばるのが嫌なので、 ブラッシングを念入りにして、ルースな毛を 結構取ってしまった。その量が半端ない。。。 今日は掃除機一杯分。所々はげちゃったけど、 まあ夏毛が生えてくるまで我慢せい！ こう毛が抜けるのを見てると、自分の髪の毛が ケモの後にイッ . . . 本文を読む

最初の乳がん(2)：カルテ

最初の乳癌総括です。 １４－１５年前のことなので、今の乳癌の診断基準と 少し違っているかもしれません。 腫瘍は２つありました。 術前診断 触診：T+　1) 3.5cm x 3.3cm, 2) 3.0cm x 2.8cm マンモグラフィー：T0、微小石灰化 超音波：T+　1) 3.2cm x 3.0cm, 2) 2.7cm x 2.6cm, irregular mass PET：T0 乳管造影 . . . 本文を読む

最初の乳がん(1)：診断前

父方ががん家系であることから、私もいつかは がんになるのではないかと思っていました。 私の父の口癖は、「俺は５０で死ぬ。」でした。 彼は父親を幼い時にがんで亡くし、彼の兄も若くして がんで亡くなっています。そして私の父も ４０歳後半でリンパ腫を患い、本当に５０歳で 他界しました。口癖って怖いものです。。。 父は３－４年間、リンパ腫と闘っていました。 末期に入ってからは、恐らく自分でも覚悟はして . . . 本文を読む

がん家系(2)：遺伝子検査結果

偶然とは不思議なものです。 昨日、遺伝子検査について書いていたら、 遺伝カウンセラーから電話が来たのです！ そして、BreastNextの検査結果がついに。。。 …o(;-_-;)oドキドキ… 結果は、１４個の遺伝子全て白。今回のテストでは 異常は見つかりませんでした。 正直、うれしかったような。。。 でもやはり、遺伝要因はあると信じています。 今のところ病院で保険適用でできる遺伝子検 . . . 本文を読む