![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/fb/c77005038a11eda5b5528f31672d346f.jpg)
量子力学の「重ね合わせ」は英語ではスーパーポジション(super position)日本語では「重ね合わせの原理」とか「状態の共存」とかの概念で説明されますが、特に「状態の共存」との発想が素晴らしい。この考え方で「矛盾」の概念が一変しました。この3つの言葉は絶妙の組み合わせなので、これで「量子状態」とは何かがイメージできます。
まず「スーパーポジション」という言葉で、それが位置とか場所を表現していることがわかります。つぎに「重ね合わせの原理」でその場所にある要素を重ねあわせます。そして重なり合った部分を共存の状態にすればそれが「スーパーポジション」になります。
光の場合
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/dd/09b3d4cb2edbf6c8db3b51aa4f7c777b.jpg?1660270856)
光の重なり合い、色の重なり合い、そして光と色の共存状態が見られます。このような「場所」がスーパーポジションです。
物理学の場合
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/57/e88ff53ee0e8fab02d02c720d7d4362b.jpg?1660237497)
上図の赤い部分がスーパーポジションです。プラスとマイナスが共存しています。加えて0も存在します。0が存在するのはスーパーポジションが数学の0ではなく、0も排除されない共存の場所だからです。
古典物理の原子 量子論の原子![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c6/c0beae39346e62f40de69fc9ff0fb243.jpg?1660284481)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c6/c0beae39346e62f40de69fc9ff0fb243.jpg?1660284481)
論理学の場合
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/1e/ba01502eb06f79ba23da4eb82de2ca29.jpg?1660217637)
❲例❳ 上図の
AはAである。BはBである。これは古典論理学の「同一律」です。重なり合う「AかつB」は「矛盾律」にあたります。矛盾は真偽の対象にならないので「排中律」で思考から排除します。古典論理学は矛盾を排除した論理なのです。
*ここで「AかつB」が矛盾になるのはAとBを共存状態ではなく混合状態にするからです。
量子論の場合はこの図全体が状態の共存の「場」であり、重なりあった部分が特にスーパーポジションと呼ばれ、肯定と否定が共存しています。つまり量子論は矛盾を容認した論理だということになります。
オイラー図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/a1/1c117a2e957c509f8f9c20174a757e13.jpg?1660215703)
*どちらにしても動いているもの、変化しているもの、不定なものは割合で表現するしか方法はないと思います。
温度、速度、密度、信頼度、
生存率•••などです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/db/339af102a19804886af8352448b76828.jpg?1660290645)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/8b/203ef1df217d3d7b7e0ad11406aa5804.jpg?1660290202)
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