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二つに見えて、世界はひとつ

イメージ画像を織りまぜた哲学や宗教の要約をやっています。

マリアのお告げ9番

2024-10-09 19:14:00 | キリスト教神秘主義
 9番 知恵

 イエスはご自身を魂のうちに、無限の知恵をもってあらわします。そして、知恵そのものであることばと、そこに含まれる一切のものを「一」として認識するのです。

 もしその知恵が魂と一致しているなら、魂の中からあらゆる疑い、迷い、闇は、全く取除かれ、そして魂は、純粋な、明るい、神ご自身であられる光の中に移されているのです。

 それは預言者が述べている通りです。すなわち、「主よ、あなたの光の内に光が知られる。」(詩篇35・10)と。

 その時、神が神を通して魂の中で知られます。そして魂は、その知恵を通して、自分自身も、すべてのものをも知ります。
 
 そして自分自身を知ることによって、知恵を知り、その知恵を通して、父の栄光と、その中にある豊かな産む力と、いかなる区別も持っておられない神の根源的な本性と、完全な単一性を知るようになるのです。

       教え 1番

マリアのお告げ8番

2024-10-09 19:02:00 | キリスト教神秘主義
8番 内なる自己

 わたしの身体は、わたしの魂がわたしの身体の内にあるより、わたしの魂の内にあるほうが多い。わたしの身体と魂は、それ自身の内にいるより、神の内にいるほうが多いのです。

 魂はその存在を神から直接に受け取ります。それゆえ、神は、魂が自分に対するよりも、魂により近く存在します。それゆえ、神は魂の根底において、その全神性を備えて存在するのです。

 魂はふたつの目をもっています。内なる目と外なる目です。魂の内なる目とは存在の内を見て、その存在を直接神から受け取る目です。

 魂の外なる目とはすべての被造物に向けられるもので、それらを映像としてとらえ、魂の力で知覚するような目です。

 神がわたしを見るとき、そのことによって、わたしに存在を与えられます。わたしが神を見るとき、そのことによってわたしは自分の存在を受け取るのです。魂には理性的な認識する存在があります。それゆえに、神がいるところそこに魂はあり、魂のあるところ、そこに神もいるのです。

 どうか、私たちが内なる自分を見つけることができますように…。

      教え 10番