イアン・ソープ、24歳

競泳のイアン・ソープが引退を表明しました。


世界水泳が福岡で開催された折には、
生ソープ（←なんかやらしいな）を見るために、
会場へと足を運んだほど大好きな選手だったので、
とにかく寂しいという一言に尽きますが、
彼の選択も理解できます。


『まだ24歳なのに…』という声が多くあるのはもっともですが、
『まだ24歳だからこそ』の選択だったんだと思う。



水泳のない人生が想像できない。



そう言った彼の言葉の裏には、
水泳を愛してそれに没頭してきたことによって今在る自分と、
その自分の中から湧き上がる、水泳のない人生を見てみたいんだという好奇心との
間にあった葛藤が滲み出ていたように思う。

既に競泳の世界で誰もが認める王者となった彼にとって、
自分の中にある可能性をもっと見てみたいという思いに至ったのは当然だ。



だって、彼はまだ24歳なのだから。